第73回 早慶バスケットボール定期戦 | 慶應義塾體育會バスケットボール部

第73回 早慶バスケットボール定期戦

開催日:2015年6月6日(土)
会場: 国立代々木競技場第二体育館

早慶戦ポスター・プログラム表紙
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ポスター・プログラム表紙

《 男 子 》

1st 2nd 3rd 4th Total
本塾 22 16 23 22 83
早稲田大学 25 15 14 18 72

通算 36勝37敗

◆男子戦の写真・動画

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動画:[ギャラリー]-[ムービー]

からご覧ください。

◆戦評

今年は、「真直」というスローガンをかかげ、部員一人ひとりが真摯に愚直に真面目にバスケットボールに取り組んできた。
本塾のスターティングメンバーは、頼れる主将#4福元直人、絶対的エース#5大元孝文、インサイドの覇者#7黒木亮、スピードスター#10真木達、次世代エース#13西戸良。
対する早稲田のスターティングメンバーは、#7石原、#8新川、#16山本、#34池田、#38宮脇である。

<1P>本塾 22-25 早稲田

大歓声の中、本塾のマイボールで試合が開始された。序盤、慶早戦の独特な雰囲気に飲まれターンオーバーを連発してしまい、早稲田の#34池田のスリー・#16山本の連続スリーと嫌な流れが立ち込める。しかし、本塾の絶対的エース#5大元の3Pを皮切りに、#10真木の3Pなどで勢いに乗る。
残り5分、本塾11-11早稲田と、互いに均衡した展開からさらに点の取り合いが続く。#5大元の2本目の3P・黒木のインサイドプレー・#21鳥羽の果敢なドライブなどで点を重ねる。
対する早稲田は、#34池田の3P・#38宮脇のジャンプシュート・#36渋田の3Pと両者全く譲らず、本塾22-25早稲田とハイペースなゲーム展開で第1ピリオドを終えた。

<2P>本塾 38(16)-(15)40 早稲田

第2ピリオドも、一進一退の攻防が続く展開となった。早稲田が、#26富田のゴール下を始めとして7連続得点をあげれば、#5大元の3本目の3Pから8連続得点をあげる。
このシーソーゲームに、会場のテンションはどんどん高揚していく。そんな中、#22トカチョフのリバウンドや力強いゴール下で逆転し、#5大元ロング3Pで突き放そうとするも、#16山本の3Pで同点とされ、#34池田のブザービーターで本塾38-40早稲田と僅差で前半を終えた。

<3P>本塾 61(23)-(14)54 早稲田

両者全く譲らない、均衡した展開となった前半。後半からは、本塾の伝統でもある堅守速攻の形が多くみられ、早稲田を突き放した。
序盤は、早稲田の6連続得点で嫌なムードが流れるが、#13西戸が3Pを沈め、本塾のお家芸である堅守速攻を体現したような#5大元のスティールから、#4福元の速攻で完全に流れを変えた。
そして、#22トカチョフのガッツあふれるリバウンドから、#10真木の2本連続の3Pで流れを完全に引き寄せ、会場はお祭り騒ぎに。
第3ピリオドを本塾61-54早稲田と、本塾の7点リードで終え最終ピリオドを迎える。

<4P>本塾 83(22)-(18)72 早稲田

この最後の10分間で、全てが決まる運命の第4ピリオド。
#10真木のジャンプシュートで幸先良くスタートしたが、#16山本の3P・#34池田のドライブ・#7石原のジャンプシュートと早稲田上級生の気迫溢れるプレーで、たまらずタイムアウトを取る。
この嫌な流れを断ち切ったのは、やはり本塾の絶対的エース#5大元の3Pだ。チームの窮地を救ったこのシュートに#13西戸も応え3Pを沈め、流れを再び引き寄せる。
対する早稲田も#16山本の3Pで食らいつくも、#5大元6本目の3Pで勝負を決めた。
最後は、ファウルゲームになるも、主将#4福元がフリースローを確実に沈め、本塾83-72早稲田で本塾が2年連続の優勝を勝ち取った。

これで慶早戦の対戦成績は、本塾の36勝37敗となった。
この勝利は、出場選手・監督・コーチはもちろんのこと、大会運営に携わってくれたマネージャー陣や学連の方々、早稲田のスカウティングで練習を牽引した学生コーチ、選手の怪我のケアやトレーニングの指導を行うトレーナー。
試合には出なくても、応援席で一緒に戦って喉をからしてくれたBチームのメンバー、彼ら全員が自分の役割を把握し実行したことが、この勝利に繋がったのだろう。
そして、応援に来てくださったファンの方々、OB・OG、保護者、応援指導部、体育会の仲間、塾生の仲間には心から感謝したい。
この勢いそのままに、秋シーズン最大の目標であるインカレ優勝に向けて、チーム一丸となって戦って行くので、ご声援のほどよろしくお願いします。

◆ボックススコア

慶應義塾大学
慶應義塾大学ボックススコア
早稲田大学
早稲田大学ボックススコア

 

《 女 子 》

1st 2nd 3rd 4th Total
本塾 5 12 8 12 37
早稲田大学 28 21 23 26 98

通算 26勝33敗

◆戦評

今年度は、目標に向かって真摯にひたむきにバスケットに取り組み、チーム一丸となって突き進むという強い意志を込め、「邁進」というスローガンを掲げた。
また、昨年に引き続き岩崎ヘッドコーチをはじめとする強力なスタッフ陣の下、新入生の加入により人数も揃い、練習は軌道に乗り始め、昨年の無念を果たすべく、3部昇格に向けて切磋琢磨しながら日々の練習に取り組んでいる。
対する早稲田は、昨年度インカレ優勝、誰もがその洗練されたプレーに息をのむ。圧倒的な実力を誇る強豪校相手にどれだけ自分たちのバスケットが出来るか?日頃の練習の成果が試される時である。
そんな本塾のスターティングメンバーは、#4虎岩、#5酒井、#8中村、#9石原、#11保坂だ。

<1P>本塾 5-28 早稲田

早稲田ボールから開始した慶早戦、序盤から#8中村が献身的なルーズボールでチームの士気を高める。#4虎岩がスクリーンプレーで攻撃のチャンスを作ろうとするも、予測能力の高いディフェンスに読まれ、得点に繋げることが出来ない。そんな中、途中出場した#13亀田が本塾の初得点となる3Pを沈め、チームに活気を与える。
中盤、早稲田のスピード感あるブレイクや正確なミドルシュートに翻弄される苦しい時間帯が続くが、タイムアウト後に再び闘志溢れるプレーを見せる。体格の勝る相手のポストプレーで連続得点を許すも、切り替えてオフェンスに奮励し、#5酒井がレイアップシュート、#8中村が3Pと各々の持ち味を生かしてゴールを狙い続ける。
終盤、#5酒井がインターセプトを成功させると、#8中村が落ち着いてブレイクから得点を挙げる。初の慶早戦となる2年生の#14村井が、落ち着いたボールハンドリングからディフェンスとのズレを作り出し、シュートチャンスを作る。
1P本塾5-28早稲田と得点差こそ開いたが、強敵早稲田相手にオフェンスの時間を多く作り出したことは大きな自信に繋がり、勢いそのままに2Pに向かう。

<2P>本塾 17(12)-(21)49 早稲田

気迫のこもった掛け声とともに、コートに入った本塾の選手たち。序盤、上背のある相手からリバウンドをもぎ取り、セカンドチャンスを作り出すと、引き続き個々が積極的にゴールに向かう。
シュートを決めきれないもどかしい時間帯にも、新戦力である#20井ノ本が貪欲にボールを追い、チームを鼓舞する。要所で繰り出される相手の力強いセンタープレーに対し、#11保坂が必死に立ち向かうも、止め切れずファウルを取られてしまう。
激しい攻防が続く中、流れを変えたのは1年生の#18森川だった。トップからドライブでファウルを誘い、フリースローのチャンスをものにするファインプレーを見せる。本塾は、#6遠藤を中心に落ち着いたパス回しで内外バランス良く攻め始めると、#8中村が絶妙なタイミングで放った3Pが2本連続で決まり、会場を沸かせる。続く#9石原が、得意のフックシュートで積極的にゴールを狙い、観客を魅了する。
ディフェンス面でも徐々に相手に対応し始め、#5酒井が素早い切り替えしでブレイクを阻止し、相手の攻撃のリズムを崩す。終盤残り3秒、#5酒井が脚を使ったディフェンスからインターセプトに成功、ワンマン速攻に持ち込み、相手がたまらずファウルした瞬間に2P終了のブザーが鳴る。惜しくもフリースローを得点につなげることはできなかったが、本塾の勢いが目立つ試合展開の中、本塾17-49早稲田で前半を折り返す。

<3P>本塾 25(8)-(23)72 早稲田

流れを引き寄せたまま、相手から1点でも多く奪いたい本塾。序盤から#11保坂が、早稲田センター陣に対抗し、リバウンドに奮闘する。その思いを汲むかのように#8中村が再び3Pを決めると、会場の歓声は最高潮になる。
後半から仕掛けられた早稲田のオールコートディフェンスにも怯むことなく、#18森川を筆頭とするガード陣が力強くボールを運び、ファウルを誘発する活躍を見せる。
中盤に投入された1年生#16豊村が、ペイントエリアで必死の攻防を繰り広げるも、早稲田は精度の高いパス回しから次々にノーマークを作り出し、王者の貫禄を見せつける。しかし、本塾のシュートチェックの徹底が功を奏し、簡単にアウトサイドからシュートを打たせない。
ディフェンスから流れを掴むと、#8中村の華麗なフェイクから放った4本目の3Pがリングに吸い込まれ、会場にどよめきを引き起こす。更に、#8中村のパスカットから#11保坂が落ち着いてゴール下シュートを決め、得点を重ねる。
終始相手のゴール下での得点を抑えることは出来なかったが、リバウンドやルーズボールと球際で本塾の根性を見せ続け、本塾25-72早稲田で最終ピリオドを迎える。

<4P>本塾 37(12)-(26)98 早稲田

全員で気合いを入れ直して臨んだ最終ピリオド。開始直後から#11保坂が、身長を生かしたゴール下シュートでファウルを誘い、冷静にフリースローを2本沈める。途中出場の新人#15磯部も軽やかな身のこなしでコートを駆け回り、虎視眈々と攻撃のチャンスを狙う。
徐々に早稲田の3P打線が活発になるも、リバウンドを確実に奪い、次のオフェンスに繋げる。#21森川と#9石原の息の合ったスクリーンプレーの中で、#9石原がめげずに挑戦し続けたフックシュートを決め、チャレンジャーとしての意地を見せつける。
試合終了間際、#20井ノ本が思い切りよく放ったミドルシュートが決まり、歓喜のガッツポーズを見せるとそれに応えるようにベンチから大きな歓声が沸き上がる。
更に極めつけは、残り45秒。タイムアップが迫る中、#5酒井が渾身のゴール下シュートでガッツを見せ、フリースローのチャンスを確実に決め切り、最高学年として最後の慶早戦を締めくくった。
コートに立った選手全員が最後まで集中を切らすことなく攻守ともに粘り強く相手に食らい付き続け、本塾37-98早稲田で試合終了となった。

技術・体格・経験の全てで本塾を凌駕する早稲田との得点差を埋めることはできなかったが、今年の慶早戦は例年と一味違った。
試合中オフェンスの時間帯を早稲田とほぼ互角に分かち、落ち着いた試合運びの中で各々の持ち味を発揮することが出来た。打たされるシュートではなく、自ら狙った積極的なシュートで攻撃を終えることが出来たことも大きな収穫である。#5酒井の脚力は、攻守両面において相手の意表を突き、本塾に勢いをもたらし、#8中村は最大の武器である3Pで攻撃のリズムを作り出した。
そして、なんといっても特筆すべきは、7年ぶりに得点を2桁に抑えることに成功したことである。リバウンド・ルーズボールといった泥臭い部分で、個々が最大限の力を発揮したことがその要因といえるだろう。
本塾の最大目標は“3部復帰”である。この目標を果たすため、本定期戦での経験を糧に、身体・精神の両面で、秋の試合時に最高潮に引き上げられるよう練習に打ち込んでいく覚悟である。

◆ボックススコア

慶應義塾大学
慶應義塾大学ボックススコア
早稲田大学
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