第74回 早慶バスケットボール定期戦 | 慶應義塾體育會バスケットボール部

第74回 早慶バスケットボール定期戦

開催日:2016年6月25日(土)
会場: 国立代々木競技場第二体育館

早慶戦ポスター・プログラム表紙
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ポスター・プログラム表紙

<プログラム>

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《 男 子 》

1st 2nd 3rd 4th Total
本塾 14 19 22 24 79
早稲田大学 19 16 20 10 65

通算 37勝37敗

◆男子戦の写真・動画

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動画:[ギャラリー]-[ムービー]

からご覧ください。

◆戦評

昨年の主力メンバーが抜けた本塾は、「一心」というスローガンを掲げ、昼夜を問わず早慶戦のために必死に練習を重ねてきた。部員全員が特別な思いを持って臨んだ一戦であり、その火蓋が切って落とされた。

本塾のスターティングメンバーは、燃ゆる闘志でチームを先導する主将#4西戸、遠距離砲でゴールを射抜く絶対的スコアラー#5後藤、急成長を遂げたゴール下の要#7高橋、鉄壁ディフェンスで相手を粉砕する重戦車#9鳥羽、気持ちを前面に出し会場を魅了する元気印#22トカチョフ。

対する早稲田のスターティングメンバーは、#7石原、#8新川、#21南木、#27濱田、#38宮脇である。

<1P>本塾 14-19 早稲田

早慶戦史上初めとなる満員札止めの代々木第二体育館で、例年以上の早慶戦独特の緊張感と雰囲気を醸し出される中で、早稲田ボールから試合が始まった。

序盤、その独特な緊張感からかパスミスが目立つ本塾に対し、早稲田は#21南木のオフェンスリバウンドや#7石原の巧みなドリブルからのシュートで得点をあげ、早稲田ペースの展開に持ち込まれた。

残り4分、#5後藤、#9鳥羽のアウトサイドシュートで9-9と食らいつくものの、#7石原のバスケットカウントや#25伊藤のスリーポイントで9-17と離されてしまう。

それに対し本塾は終盤、#7高橋のゴール下でのバスケットカウントやアウトサイドシュートを沈め14-19、早稲田を追いかけるというゲーム展開で第1ピリオドを終えた。

<2P>本塾 33(19)-(16)35 早稲田

本塾ボールから第2ピリオドは開始。

序盤、#22トカチョフのゴール下や#5後藤のスリーポイントで得点を重ねるものの、#26富田の3連続得点で19-28と再び点差を離されてしまう。

その後、一進一退のゲーム展開が続くが残り3分、#5後藤の体勢を崩しながらのスリーポイントと#4西戸のスティールを起点に流れを引き寄せ、29-31と2点差まで詰め寄った。

残り1分、#7高橋、#22トカチョフが共に3回目のファールを犯し、危機的状況となってしまうものの、交代で出場した#11木村や#10堂本がリバウンドでチームに貢献をする。

33-35で2ピリオドを終了し、勝負は後半へと持ち越した。

<3P>本塾 55(22)-(20)55早稲田

第3ピリオドは、両者の気持ちがぶつかり合った大激戦となった。

開始早々、#26富田の力強いセンタープレイ、#22トカチョフのゴール下、#7高橋のジャンプシュートと、インサイド陣が奮闘する両者譲らない展開となった。

しかし開始1分、#8新川、#7石原のスリーポイントが連続して決まり、本塾は6点ビハインドとなり、またもや早稲田に第3ピリオド序盤での主導権を渡してしまった。

中盤、#7高橋の華麗なセンタープレイでの連続得点や#5後藤のスリーポイントにより、残り5分で47-47の同点と食らいついたものの、またもや#7石原のスリーポイントで3点リードとなり、流れはやはり早稲田のままかと思わせる。

しかし、そこで交代で出場した#14原がスリーポイントを決め返し50-50の同点へ、大仕事を成し遂げた。

終盤、早稲田はファールが嵩み、フリースローの場面が多くあるもののそれを4連続で落とし、本塾はチャンスを掴みきれない。しかし残り10秒、#7高橋が2本のフリースローをもらいそれを落ち着いて決め、55-55の両者譲らずの同点で第3ピリオドを終了した。

前半戦は、本塾はファールトラブルが多く後半戦はどうなるかと思われたが、ハーフタイムでチームを立て直し、第3ピリオドを我慢のディフェンスで早稲田を凌いだ。

<4P>本塾 79(24)-(10)65 早稲田

勝負を決める運命の第4ピリオド。

出だし、ターンオーバーからの失点や#25伊藤のスリーポイントにより、55-60と序盤の主導権をまたもや早稲田に掴まれたが、残り7分本塾のタイムアウト後に#7高橋のミドルシュートや#4西戸のスリーポイントにより60-60とし、本塾も早稲田に流れは渡さない。

そして中盤、本塾は#5後藤のオフェンスチャージングを誘発させるナイスディフェンスや、#22トカチョフの24秒ショットクロック終了間近のスリーポイントで、会場を二分する本塾応援者のボルテージは最高潮となり、65-60と一気に主導権を掴む。

流れを立て直そうとタイムアウトをとった早稲田であったが、チームファール5個目を凌ぎきれずに#4西戸にフリースローを与え、69-60と点差は9点差へ。その後、本塾は#7高橋がミドルシュートを決め71-60とリードを広げる。

NBAファイナルを思わせる代々木第二体育館を響めかす本塾応援一体となった「ディフェンス・コール」も手伝い、大幅なリード許して焦りが見えた早稲田はシュートが入らず、ファールゲームに持っていくものの、そのフリースローをきっちりと決めきった本塾が、79-65の劇的勝利で3連勝を果たした。

この結果、早慶戦通算成績は37勝37敗、第68回大会(2010年)以来6年ぶりに通算戦績をタイとし、慶應義塾體育會バスケットボール部にとって歴史的な1日となった。

12月から早慶戦のために熱い闘志を燃やし、厳しい練習を重ねてきた我々にとって非常に嬉しく大きな一勝であるが、この一勝は学生を近くでも遠くでも支えて下さった社会人スタッフの方々やOB・OGの諸先輩方、会場まで足を運んで下さった保護者や塾生の仲間によって得られたものであり、心より御礼申し上げたい。

そして来年の早慶戦では、通算戦績で第49回大会(1991年)以来26年ぶりの勝ち越しに加え、第14回大会(1956年8連勝)以来61年ぶりの4連覇を成し遂げ、大きな歴史を作り上げたい。

今後もご支援、ご声援のほど宜しくお願い申し上げます。

(慶應義塾體育會バスケットボール部3年学生コーチ 林 源)

◆ボックススコア

慶應義塾大学
慶應義塾大学ボックススコア
早稲田大学
早稲田大学ボックススコア

 

《 女 子 》

1st 2nd 3rd 4th Total
本塾 7 7 4 8 26
早稲田大学 18 25 27 29 99

通算 26勝34敗

◆戦評

今年度は、考え・行動する集団を目指し、全員が常に問題意識を持ち、一人一人の主体的な取り組みの積み重ねが結果に繋がると信じ、「立志」というスローガンを掲げた。

昨年、本塾は悲願の3部復帰を果たした。それに伴い、スタッフ陣も大きく変わり、村林監督をはじめとした新体制の下、新入生も入部し人数も揃った。3部残留に向けて、部員が互いに指摘し合い、切磋琢磨しながら日々の練習に取り組んでいる。

対する早稲田は、常に1部の上位、大学女子バスケットボール界に名を馳せ、誰もがその洗練されたプレーに息をのむ。圧倒的な実力を誇る強豪校相手に、どれだけ自分たちのバスケットが出来るか?日頃の練習の成果が試される時である。

そんな本塾のスターティングメンバーは、#4中村、#5石原、#6清水、#7保坂、#14森川だ。

<1P>本塾 7-18 早稲田

早稲田ボールから始まった早慶戦、序盤から早稲田に連続で得点を重ねられる。

その流れを断ち切ろうとする本塾は、粘り強いディフェンスを見せ、献身的にリバウンドに飛び込み、奮闘する。その懸命なリバウンドが功を奏し、徐々に本塾が試合の流れを引き寄せ始める。

試合中盤、#7保坂がハイポストから鋭いドライブで初得点を奪い取ると、それに続いて#8光田の華麗な3Pが決まり、会場は大いに盛り上がる。

試合終盤、残り一分を切ったところで#5石原がゴール下のシュートを決め、チームをさらに活気づけると、途中出場の#12豊村も自身のフィジカルを活かしたリバウンドで懸命にセカンドチャンスを生み出した。

終始粘り強いディフェンスで相手の得点を抑え、本塾7-18早稲田で第1Pを終える。

<2P>本塾 14(7)-(25)43 早稲田

序盤より#12豊村が果敢にゴール下やドライブを狙うが、中々思うようにいかず、得点に繋げることができない。そんな時間帯を断ち切ったのが、#14森川のアシストからの#4中村の3P。得意の素早いモーションから放たれたボールは鮮やかに弧を描き、ゴールを揺らす。会場が沸き立つ中、#8光田も臆さずドライブを狙い、相手からファウルを誘い出す。

試合中盤、相手の素早いドライブに#8光田が立ち向かうが止めることができずファウルを取られてしまう。中々相手の得点を止めることができないが、途中出場の#16井ノ本は得意のドリブルで相手の隙を狙い、#10村井も圧倒的なボディバランスから繰り出される素早い切り返しから力強いドライブを狙う。

最後まで足を休ませずに粘りつづけ、試合終了間際、#8光田が3Pを決め会場を沸かせて後半へと繋ぎ、本塾14-43早稲田で前半を折り返す。

<3P>本塾 18(4)-(27)70 早稲田

ハーフタイムを終え、気を引き締めてコートに入った後半戦。開始直後から#6清水が相手の隙を突き刺すようなドライブ、#7保坂も積極的にシュートするも、得点に結びつかない。

#14森川がインターセプトからの速攻を狙うが、上背のある早稲田の選手に強力なブロックで阻まれてしまう。#4中村も積極的にシュートを放つが、決め切れず、中々波に乗ることができない。

一方で早稲田は、インターセプトからのブレイクを次々と確実に沈め、会場に1部リーグの力を見せつける。

そんな中、#14森川が相手からファウルを誘い出し、フリースローのチャンスを得る。しっかり2本とも沈め、チームを鼓舞する。その勢いに乗ろうと#12豊村がガッツのあるゴール下を沈め、本塾18-70早稲田で最終ピリオドに臨む。

<4P>本塾 26(8)-(29)99 早稲田

迎えた最終ピリオド。序盤より#8光田が貪欲にシュートを狙う。そして、鋭いドライブでバスケットカウントを奪い、ベンチと会場は大いに盛り上がりを見せる。それに続いて#14森川はしっかりとゴール下のシュートを沈めると、#12豊村が力強いリバウンドで相手のファウルを誘い出す。

しかし、早稲田の見事なコンビネーションプレーを止めることができず、次々と得点を重ねられる苦しい時間帯が続く。そんな中、またしても#14森川がドライブからシュートを狙い、相手からファウルを奪うと落ち着いて2本とも沈める。途中出場の#11磯部は軽やかにコートを駆け回り、虎視眈々と攻撃のチャンスを狙い、#5石原は得意のフックシュートを観客に見せつける。

タイムアップが迫り、会場が盛り上がりを見せる中、#4中村のミドルシュートが惜しくもこぼれ落ちた。思いを繋ぐように#7保坂が渾身のリバウンドでボールをもぎ取りゴール下を沈めると、更に会場は熱気を帯びた。終了間際、早稲田にシュートを放たれるも、コートに立つ選手全員の決死のディフェンスで守りきり、終了の笛が鳴った。

最初から最後まで、誰一人集中を切ることなく粘り強く守りきり、本塾26-99早稲田で試合終了となった。

序盤は、粘り強いディフェンスで主力メンバーを相手に得点を抑えた。日々の練習によりボール運びこそはうまくいったが、中々自分たちのオフェンスができず得点を伸ばすことができなかった。

しかし、昨年度に引き続き今年も得点を2桁に抑えることに成功した。全員が最初から最後まで粘り強く戦い、一人一人が最大限自分の力を発揮したことがこの結果をもたらしたと言えよう。

本塾の今年度の最大目標は、”3部残留”である。この目標を果たすべく、本定期戦で得た課題と向き合い、秋の試合時に全てを懸けて日々の練習に励んでいく。

◆ボックススコア

慶應義塾大学
慶應義塾大学ボックススコア
早稲田大学
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