入試合格体験談 (2010年度)

体験談1(AO受験1期合格)

‘10年度総合政策学部: 中島 祥平 (富山県立魚津高等学校出身)


中島 祥平<志望動機>

私は、小・中学校に珠算を習っていたこと、高校一年生の時に経営コンサルタントを勤める公認会計士・税理士の先輩と話す機会があったこと、そして、最近の不況で経営に困窮する企業が増えていることを知ったことが契機になり、将来経営コンサルタントとして様々な経営に携わっていきたいと考えていました。
 それならば、「経済学部・経営学部で、勉強すればいいじゃないか」と当然思うかもしれませんが、経済・経営学以外にも学びたいことがたくさんあった私にとって、湘南藤沢キャンパス(SFC)のシステムは大変魅力的なものでした。
 このSFCでは、経済・経営だけでなく「言語・IT・環境・スポーツ」など文理関係なく様々な分野を、自由に勉強することが可能です。また、経営コンサルタントとして活躍されておられる上山信一先生、また先生主催の研究会の存在も大きなきっかけでした。
 そして、体育会バスケットボール部は全国でもトップレベルであり、スタッフも大変充実しており、素晴らしい環境で練習に取り組むことができます。しかも、学業優先であるため、安心して学業にも取り組めます。
 このようにスポーツも勉強も、とても高いレベルで取り組むことができる慶應義塾大学は、文武両道を実践したい人にとっては最適と考えます。


<受験準備>

私が受験で最も苦労したことは、「将来の具体的な目標を決める」ことでした。一次審査用の書類を作成するにあたって、最も重要なのは「志望理由書」であり、そこには「将来の具体的な目標」「その目標を達成するための過程(将来の夢をかなえるために慶應で何を学び、何をしなければならないか)」を、特に力を入れて書く必要があります。そのため、「早い段階で自分の将来の目標を明確にしておく」ことが、最初の準備でありながら、最も重要な準備でもあります。
 私は、最初の夢は税理士だったのですが、志望動機でも書きましたが、税務といった仕事よりも企業の顧問業に魅力を感じ、あくまで「税理士は目標を達成する手段」とし、税理士よりも企業の顧問業に特化している「経営コンサルタントを最終目標」としました。
 また、志望理由書を作成する上で、慶應義塾に入りたいのは学業のため、そして「社会に出てから先導者として貢献したい」ことを強調すべきです。学業に関して書く際は、具体的に「どの先生の授業をとりたい・研究会に入りたい」といったことを書くと良いと思います。
 私の場合は、志望理由書を作成する際、まず簡単な経営の本、またコンサルティングの本などを読み、「改めて経営コンサルタントについて理解すること」から始めました。そして、得た知識をもとに、SFCの授業の中で必要だと思った授業を探し、経営コンサルタントになるためには「SFCでないとダメなんだ!」と主張できる点を試行錯誤の繰り返しで作り上げました。
 次に、AO受験は一次の書類審査を通ると、二次の面接試験です。面接試験での質問は、「主に志望理由書の内容」からなので、先ず「提出した志望理由書を隅々まで把握・理解する」ことが基本です。そして、志望理由書の内容を要約し、「何も見ないで話せるようにしておく」ことが重要です。というのも、本番では、「志望理由を簡単に説明して下さい」という質問から始まることが多く、それをミスしないで言いきることは、面接官が良い印象を持つことはもちろん、自分の緊張も少し和らげることができるからです。
 そして、志望理由書以外からの質問も予想されますので、志望理由書を基に自分で仮想質問を考え、その答えを考えておくことです。
 面接練習では、最初は、上手く答えることができず、あせるかもしれません。しかし、それは誰も同じで、練習すればするほど自然と答えられるようになります。面接練習はひたすら数をこなすことが重要です。学校でも、いろんな先生に面接練習をしてもらいましょう。
 私の場合、本番では面接官が3人おられ、それぞれ異なった質問をしてきました。やはり、人によって考え方の違いはあるもので、いろんなケースが想定されます。その対応のためには、「自分の学びたい分野の知識」をしっかりと身につけておくことも忘れていなければ、臨機応変に対応できるはずです。
 面接では、上手く答えられなくても、「最後まで答えきるという姿勢」を見せることが重要です。答えられずに黙り込んでしまうと、面接官に大変悪い印象を与えてしまいます。もし、本当にわからないときは、「正直にわからない」と言うことも必要です。


<バスケットボール部について>

所属している体育会バスケットボール部は、志望動機でも書きましたが、全国でもトップレベルの実力を持っています。練習でも試合でも、一人ひとりがそれぞれの役割を全力で果たし、とても良い雰囲気です。
 また、学業優先のため、勉強もおろそかになることはないので、文武両道を実践でき、人間的にも成長できる素晴らしい環境だと思います。

 
 
 
 
 

体験談2(AO受験U期合格)

'10年度環境情報学部:本橋 祐典 (佼成学園高等学校出身)


本橋 祐典<志望動機>

私は将来、「スポーツを通じて社会に貢献できる人間になる」という夢を実現し、また、自らの目標である「文武両道」を達成するために、この慶應義塾大学の環境情報学部を志望しました。
 私がこの学部を志望した具体的な理由は、以前から「スポーツに関する学問」を学びたいと考えており、大学生活で学んだことを生かし、将来先導的な立場で社会に貢献できるような人間になりたいと思っており、主にスポーツ用サポーターなどの補助具を製作・開発してみたいと思っていたからです。
 これだけならば他大学でも学ぶことは十分可能ですが、総合政策学部と環境情報学部の最大の特徴である「学びたいことは何でも学べる」「文系・理系の区別なく勉強できる」というシステムが、私が当学部を志望した大きな要因です。
 さらに言えば、慶應義塾大学でしか学べない精神や考え方を体得したいと思い、そして、上にも述べましたように学問とバスケットボールの両方において高いレベルで「文武両道」を実践したいという希望に叶う大学が、慶應義塾大学環境情報学部だったからです。


<受験準備>

AO入試は、1次審査では書類による選考、2次審査では面接による選考があります。
 私の場合は、T期は書類選考で不合格となり、U期での入試を経てようやく合格することができました。
 AO入試で最も重要なことは、「いかに自分自身の将来のビジョンをしっかりと持てているか」だと、私は考えています。これは、試験を受けるにあたって作成する様々な書類、そして面接での受け答えなどに対して、いわば根幹に当たる部分です。この部分が、ブレたり曖昧になったまま志望理由書などを提出してしまうと、選考する側の人に「自分のやりたいことがわかっているのか?」などという疑問を抱かせてしまいます。
 そのために、志望理由を考える際には、自分のやりたいと考えていることに比重を置いて整理しながら考える事が良いと思います。そして、気をつけなければならないのが「〜を学びたいので、環境情報学部を志望した」というように学問に重点を置くということ、さらに、「なぜ、慶應義塾でなくてはならないのか」ということを、具体的に説明することがとても重要になってきます。以上に述べたことを、志望理由を書く際に一貫して通すことが大切です。

 

2次審査の面接では、約30分間の面接が行われます。この面接では、主に面接官の方々が志望理由について質問するのに対して、受験生の皆さんが答えるといった形をとります。
 ここで重要になってくるのが、事前に自分の志望理由に関する質問を自ら想定してから下調べを行い、面接官の方が聞いてきた質問に対して、しっかりと答えられるかということです。この「下調べ」のプロセスを怠ってしまうと、「熱意が足りない」と判断されてしまいます。ですから面接試験までには、自分の志望理由に関する事柄を、インターネットや本を読むなどしてしっかりと調べ上げ、十分理解しておく必要があります。
 私の場合は、将来自分が実現したいと考えている事業と同じような会社を訪問させて頂き、「現場の方々が、どのような仕事にたずさわっているのか」などのお話を伺うことができました。実際の面接では、その体験が自分の中で自信につながり、スムーズに話すことができました。
 また、実際の面接に向けては、実践練習ができる場も設けて、そこで自分の考えをしっかりと丁寧に伝える練習もします。
 本番の試験には、練習では想定しなかった質問や並々ならぬ緊張があるかとは思いますが、最後まで諦めずがんばってください!!


<バスケットボール部について>

本塾のバスケットボール部は、現在最もレベルの高い関東1部リーグに所属しています。今年は、春のトーナメント優勝・慶早戦勝利・秋のリーグ戦優勝・インカレ優勝という高い目標を掲げ、それを達成するために部員一人ひとりが練習に励んでいます。
 本塾バスケットボール部の特徴として、個人に頼らずチーム全体の総合力で勝つことを目的としているということが挙げられます。そのため、チーム全体を通して非常に絆が深く、固い結束力で結ばれています。
 また、バスケットボールの技術だけでなく、社会性や人間性においても高いレベルへ成長できる非常に優れた環境だと私は確信しています。

 
 
 
 
 

体験談3(FIT入試合格)

'10年度法学部法律学科:蛯名 涼 (京都洛南高等学校出身)


蛯名 涼<志望動機>

私は、現在に至るまで常に目標を掲げながら中学校・高校と学校生活を送ってきました。それは、小学校から始めたバスケットボールの技術を磨くことと、決してそれだけに力を入れるのではなく、今は具体的な将来像はないものの、将来のことを見据えて勉学にも励むということです。
 6年間この目標を達成し続けることができたので、大学進学にあたり勉学ではもちろんのこと、バスケットボールでも近年輝かしい成績を修めている慶應義塾大学に進学したいと思いました。


<受験準備>

まず、私がFIT入試を受けようと思った一つ目の理由は、試験が早い時期から始まるので、12月までバスケットを続けようと思っていた私にとって受験のチャンスが増える上に、合格してしまえば入試のプレッシャーを受けずに最後の大会を迎えることができるからです。
 二つ目の理由は、FIT入試は学力は大前提ですが、それ以上に「人間性を重視するもの」だったので、その点に利点を感じ受験することにしました。
 というのも、FIT入試において重要視される人間性というのは、「高校時代に取得した資格」「部活動や課外活動などで得た成績」「行ったボランティア活動」などであり、私は、部活動である程度の成績を修め、TOEICなどの資格の取得にも力を入れていたからです。TOEICは、受験勉強が本格的に始まる前にある程度の点数を取得しておいたほうが良いと思ったので、TOEICを一つの受験と考え夏休み前に照準を合わせて勉強に取り組みました。
 勉学と部活動を両立させるポイントとして私が意識していたことは、「授業の内容はある程度授業中に理解する」こと、そして「毎日一定の時間その日の復習」を行うことです。
 受験の準備として行ったことは、ひたすらFIT入試の入試合格体験記を読みました。そうすることで入試の傾向、雰囲気を想像しました。しかし、それ以外に何か特別なことをしたかというと、思い当たることがありません。
 私が実際FIT入試を受けて合格するのに必要だと思ったことは、「対応力」と「表現力」です。私が受けた試験の内容は三つあり、「60分の講義を受けた後それについて論述」すること、「ある議題について5〜6人でディスカッション」すること、「最後に10分程度の面接」でした。
 この三つの試験において大切なのは、まったく触れたことのない法学の知識を自分の中でどのように解釈するかという「対応力」、ディスカッションや面接でいかに相手に自分の意見や志望理由を伝えられるかという「表現力」だと私は感じました。
 そこで、受験生の皆さんに準備しておいたほうが良いとアドバイスできることは、一般常識的な社会の事象はある程度知っていなければなりませんが、最重要なのは「対応力」と「表現力」を日常生活の中で身につけておくことだと思います。「対応力」「表現力」というのは、すなわち「どれほど知識と経験を蓄えているか」だと思います。つまり、日々の生活の中で経験したことを蓄え、それにどう対応すれば最善であったかを考えながら行動することが、それらの力を伸ばす最良の方法だと思います。


<バスケットボール部について>

慶應に入学する前に先輩方から「慶應は練習がきちっとしている」と聞きました。
 当時の私には、その意味がただ練習に取り組む姿勢を表しているものとしか理解できませんでした。しかし、実際入学してみるとその意味がよくわかりました。慶應のバスケットは、第一にシステムを重要視して「チーム力で自分たちより能力の秀でている選手やチームに勝つことを目指しているチーム」でした。
 「きちっとしている」のは、練習に取り組む姿勢はもちろんのこと、チームが一定の理解のもと協力し合ってシステムの精度を高め勝利に結びつけるという一体感のことを指していたのだと思います。かといって、練習はロボットのようにこなすのではなく、明るい雰囲気の中ポイントを押さえながら短時間で行います。
 試合においても、いかに練習で反復して習慣づけてきたことを体現できるかを重要とします。一つひとつのプレーに責任を持って行動しなければならないという厳しい環境ですが、技術とそれ以上に人間性を鍛えるには最高の環境だと思います。

 
(写真提供:BOJ )

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