一般社団法人慶應バスケットボール倶楽部設立記念祝賀会 兼 バスケットボール三田会総会懇親会

3月17日(日)16:30より、日吉キャンパスファカルティラウンジにて、「一般社団法人慶應バスケットボール俱楽部記念祝賀会 兼 バスケットボール三田会総会懇親会」が、ご来賓、OB・OG47名、現役学生の参加のもと開催されました。当日は、三田体育会の奈藏会長、大谷前部長にもご臨席賜り、温かいご祝辞(以下に記載)を頂戴いたしました。奈藏会長は三田空手会会長であられ、法人設立の準備段階で、様々なご助言やご支援を賜りました。

(画像左より大谷前部長、岩崎新会長、奈藏三田体育会会長)

当日は、新会長挨拶、ご祝辞に続き、新チームの紹介、2023年度総集編映像放映、卒業生から一言、贈る言葉、塾歌・部歌斉唱と盛りだくさんでしたが、OB・OG、現役男女学生が年次を超えて交流を深め、結束を固めることができたと思います。このような流れを更に強め、他の先輩団体の見本となるような組織にしていきたいと思います。

【奈藏三田体育会会長ご祝辞】

こんにちはご紹介いただいた奈藏でございます。まずは本席にお招きいただきまして誠にありがとうございます。

バスケットボール三田会総会も無事終了したとのこと、そしてなにより一般社団法人バスケットボール倶楽部が発足したこと、心からお祝い申し上げます。そして早速ウェブサイトを拝見しました。その目的、理念、素晴らしいの一言に尽きます。

私は三田体育会の会長として、各先輩団体に日頃お願いしてきていること、これらが素晴らしい表現と格調高い文章でその目的と理念に網羅されていると、これを拝見しまして、私日頃お付き合いいただいているバスケットボール三田会の先輩方のバスケットボールと慶應義塾のバスケットボール部に対するその情熱を感じ、またその方々の高潔な人格からすれば、このような目的・理念は直ちにできるだろうなという風にも思いました。まもなく100年を迎えようとするバスケットボール部の、歴史と伝統の積み重ねがなせるところかなと申し上げるべきだと思います。

そして、体育会やスポーツという立場を離れて、私は慶應義塾の一評議員として、このバスケットボール部の皆様方の動き、ウェブサイトを拝見していて、これほど現役の部活動と、学生の将来に対して、深くコミットした団体が、塾外に存在するということを知って、大変心強く、誇らしく、そして敬意を表するものであります。

各部先輩団体皆様、色々と学生のために活動していると仰っていますけれども、このバスケットの皆さんほど、深くコミットしている先輩団体は、43部ございますけれどもそうは無い。体育会以外を見渡すともっともっと少ない、というのが現実であります。

今日は、この100年の旅路のゴールではなくて、これから延々と続く長い長い旅路の始まりだと思います。バスケットボール部が今般一般社団法人化し、その目的・理念のところで明確にうたっているものを具現化していただいて、勝利に歓喜する学生が、将来社会の先導者として大活躍をする場面を、ぜひ、私共の前にお示し続けていただきたい、ということを期待し、お願いして、私のお祝いのご挨拶とさせていただきます。本日はまことにおめでとうございました。

『大谷前部長ご祝辞』
皆さんこんにちは。部長でなく前部長なので、ちょっと迷ったんですけど、やはり法人化第一年目、ようやっと達成したその会議ということの大きさ、インパクトの方が私を後ろから思いっきり蹴っ飛ばしまして、出てこさせていただきました。まことにおめでとうございました、という風に言わせていただきたいと思います。また今お話しにあったように、長年かかったようですので、その間の関係者のご努力に敬意を表したいと思います。

バスケットボール三田会総会と慶應バスケットボール倶楽部の記念祝賀会ではありますが、なかなか出てこられないので、私からはぜひ、卒業していく4年生に言葉を送らせていただきたいと思います。男子も女子も、4年生は半歩前にお願いします。

そんな難しい話をするつもりはございませんが、一つはつい先日、実は第77回早慶バスケットボール定期戦に、私の最後の部長の時にですね、勝った連中とちょっと一杯飲んだんですね。山崎じゅんとか、高田あつきとかの代ですけれども、早稲田の記念館のこけら落としで向こうは1部、こっちは2部で、当然ボロ勝ちする予定できた早稲田を負かした、というときでした。

私はもし勝って優勝カップを渡すとすればその時が最後の巡り合わせの年だったので、試合前の練習に、その時は会堂だったんですけど、会堂に行って、4年生を集めて、その事情を話して、「泣いても笑っても俺は最後だから、優勝カップをお前らに渡したいんで、何とか頑張ってくれよ」という話を気軽にいたしました。そうしたら、勝っちゃったんですね。翌日。

あの山崎はわんわん泣いてるし、なんか変だなこいつら、と思って、後で聞いたんですね。「俺あんなこと言ったけど、なんか多少は影響あったか?」と、聞いたんですね。4年生が全員でですね、「先生、あれですべてが変わりました」って言ったんですよ。僕はうれしくなっちゃって、そいつらだけで飲み会やって、今日は何を何回頼んでも飲んでもいいぞって言ったら、伝票が2m50くらいなっちゃって。

というようなことがあって、要は、4年生に言いたいのは、この仲間はここで終わりじゃなくて、今後もずっと続く人生の大事な大事なパートナー、仲間だということです。それでこれから社会人になる人たち、自分はバスケットボールしかやってこなかったとか、不安もあると思うんですね。そういう人たちばっかりじゃないかもしれませんけど。

以前私が納会の時に君たちの先輩たちに送った言葉を送りたいと思います。「井の中の蛙大海を知らず」という諺があるんですね。自分はバスケットボールだけやってきて、4年間、記念館に通って、あまり勉強もしなかったし、社会のことをよくわかってないから、不安だなぁと思っている人たちがもしいたら、この諺、続きがありまして、「されど、天の高さを知る」と続きます。

前も言ったと思いますけど、要は井戸の中からでも、記念館からでも、日本一を目指して仲間と頑張った、その志、心意気は生きている、ということであります。社会に出て、頼れる自分たちのポリシーとして、それを心に秘めて、頑張っていただきたい。

若さの特権とは、何だと思いますか? 根拠のない自信です。根拠が必要になってくるんです。だんだん大きくなると。でも根拠のない自信は若者の特権です。失敗したらやり直せばいい。ですから根拠のない自信を胸に、挑戦の気持ちを絶対に忘れないように、そして頑張って、社会に羽ばたいて、将来、「自分は慶應だ、慶應だ」なんて言ってもなにも通用しませんから。10年くらい経って、周りの人から、「あの人なんか素敵な人だけど、一体どういうキャリアパスなんだ」、と調べたら、「あ、そう、慶應の体育会バスケットボール部の出身か!」と言われるような人になって頂きたい、と思います。

本日、医学部の連中にも言ってますし、みんなにはぜひそのことを、心に銘じて、楽しい社会人生活にチャレンジして頂きたいと思います。すいません、学生相手の話になりましたけれども、以上をもって、祝賀会のご挨拶とさせていただければと思います。

以上

バスケットボール三田会 井上(1989年卒)

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