卒部生の現在
福元直人(2016年卒)
2020年2月10日 8:00

今回は2016年卒、現役当時主将としてチームを支え早慶戦連覇を成し遂げた《福元直人》です!
現在は大手広告代理店で活躍される福元さんに質問をしてみました。
Q1.どういったバスケ部での生活を過ごされていましたか?
常に「どうすれば勝てるか」を考えていました。
僕は4年間の中で、2部2年間(3部入れ替え戦、1部入れ替え戦)、1部を2年間経験して、とにかく「勝つこと」の難しさを味わいました。何をどうすれば勝てるのか?この思考で常にバスケ部での生活を過ごしていました。

Q2.現在のお仕事を教えてください。
データを活用したマーケティングの部署に所属しています。
元々は営業セクションで企業の売上最大化に向けた宣伝活動のプロデューサーをしていましたが、数年間は武者修行的にデータビジネスを学ぶべく、いまの部署にいます。
世の中に溢れる様々なデータを利活用して、企業のマーケティングにおける課題の解決や消費者の生活をより楽しく、明るくするためのアイディアの提案やビジネスの創出を行っています。
Q3.高校バスケから大学バスケに移り変わるにあたって、大きな変化などはありましたか?
フィジカル面の変化が一番大きかったと思います。
大学生はとにかくフィジカルが強い・・。でも、専門性が高いトレーナーのお陰で見る見るうちに屈強な身体に仕上がっていったので、その部分で不安を覚える高校生も全く心配無いです。
例外なく、大きく強くなれます(笑)!
あとは、高校までの生活以上にあらゆる面で自己責任の裁量が大きくなるので、その点も大きな変化の1つでした。
Q4.慶應バスケの特徴はなんですか?
「迫力ある泥臭さ」だと思います。
泥臭いってなんだか地味だし、モテそうにないし、そもそも暗そうですよね‥。でもそこに”迫力”が加わるとどうでしょう。
観客が、思わず手を叩いてしまうルーズボール、拳を握ってしまうリバウンド、涙を流してしまう応援。
なんだかワクワクしませんか?
これこそが脈々と受け継がれる慶應バスケ部のDNAだと思っています。
Q5.バスケ部での活動が今どのように活きていますか?
自分(たち)の決断を正解にすることですかね。
慶應義塾の特徴として「主体性」や「自主性」とはよく聞きますが、それらには”明確な正解が無い”という特性があります。
自分(たち)の経験や感覚から導き出した方向性が正しいかどうかなんて誰も知らないし、わからないわけです。
つまり正しくするしかないんです。
仕事も同様で、課題が多岐に渡って複雑化する現代において明確な正解が無い未来へ、時にはお客様の将来を背負って舵を切らないといけません。
決断をした以上はそれを結果として残す責任が生じます。
自分(たち)の決断を信じて、とことん考え抜きながら行動し続け、結果を残すことが大切です。
つまりその決断が正解だったことを証明することが求められます。
こういった考え方や姿勢はとても活きていると思います。
Q6.自分たちのバスケ部生活を振り返って現役に一言お願いします。
チームメイトのことを片時も忘れないこと、これに尽きます。
「勝てるのか?」「やっていけるのか?」「正しいのか?」、きっと様々な不安がそれぞれの脳裏にあると思います。
逆に楽しみもあるかもしれないですね。
そんな様々な感情を全て受け止めてくれるのがみんなの周りにいるチームメイトです。
そんな仲間は中々できるものではないです、本当に。
チームメイトのことは絶対に裏切らない、そのことさえ忘れなければ、自ずと考え続けますし、自分の言動が変わります。きっといい結果が付いてきます。
チームメイトと全力で悩んで、考えて、楽しんでください。
それが慶應義塾大学体育会バスケットボール部の使命でもあり、宿命だと私は考えています。