2007年度 AO受験1期: 岩下達郎

学部:総合政策学部
出身校:芝高等学校

<志望動機>

私の大学を選ぶ基準としては、まず「マネージメントに関する勉強」ができること、次に「バスケットボールも高いレベル」でプレーできることという、2つのポイントがありました。この2つの基準を満たすのが、慶應義塾大学総合政策学部でした。
この学部の最大の特徴は、「自分の学びたい学問ならば、何でも専門に勉強できる」ということです。また、その研究のためなら「他のジャンルの学問もつまみ食いで勉強できるシステム」があり、知識の裾野を広げるのにうってつけのキャンパスです。
私は、将来マネージメント関係の仕事をしたいと考えていますので、このフィールドの学問とあわせて会社を経営するために有利になる法律・語学やパソコンなど、いろいろなことを勉強したいと思っていました。この将来の希望に完全に合致するのが、総合政策学部でした。
また、バスケットボールに関しては、関東大学リーグ1部というトップレベルのリーグに所属し、素晴らしいスタッフと、常に目標を共有し技術向上に努めるとても意識の高いチームのメンバーに感銘をうけました。
この2点を踏まえて、私は総合政策学部を志望しました。

<受験準備>

受験準備を始める時に一番重要なのが、「自分のやりたいことを具体的かつ明確に示す」ことです。
AO試験とは分かりやすくまとめると「自分が将来やりたいことは、どういうこと」で、そのために「この学部でどんなことを学んでいくか」を大学側にアピールし、「大学側がその熱意と将来構想を受け止めて入学を許可する」というようなシステムだと、私は理解しています。
よって、この受験方式で合格を勝ち取るためには、「自分の将来構想と総合政策学部の繋がりがなんたるか」を完全に自分の中で把握し、「なぜ、総合政策学部でないといけないのか」という「自分の考え方と主張を通す」ことが必要になるのです。
現に私は、この作業に一番時間を割きました。自分と向き合って「自分の将来」を考え、総合政策学部と「他学部との差別化ポイントの把握」と「その優位性の理解」することです。そして次に、「自分の将来構想」に総合政策学部の掲げる「スローガンや勉強できる学問」をなぞらえていく。これが完璧にできてしまえば、あとはそれを文章化すれば良いだけなので、比較的楽です。しかし、作成する書類の量が多いために時間が取られてしまうことを、頭に入れておきましょう。
面接については、この書類作成をしっかりやっていれば、あとは「自分の考え・主張を相手に正しく伝える」という単純作業になるので、それほど心配する必要はありません。
しかし、この「自分の考え・主張や学部の下調べを怠る」と、まず「総合政策学部に対する熱意がないと判断」されてしまいます。また、質問で問い詰められた時に「知識がないため、回答がしどろもどろになって不合格」という結果になってしまうでしょう。

<バスケットボール部について>

慶應のバスケットボール部は、文武両道がモットーです。そのため授業が優先されるため、勉学に支障をきたすことはまずないでしょう。
チームは、常に向上心をもち全員がいつも本気で練習に参加しています。また、練習は単に体を動かすのではなく、頭を使って自分のプレーや1つ1つの練習の意義を理解しながら取り組んでいるため、意識も高く上達も早いです。
そして、1人1人が闘志をもって練習していることが肌で感じられ、周りからもとてもいい刺激を受けながら切磋琢磨することができる素晴らしい環境だと、私は思います。