2008年度 AO受験2期: 家治敬太

学部:環境情報学部
出身校:清風南海高等学校

<志望動機>

私は、父親の影響もあり「経営学を勉強したい」という気持ちと、ずっとバスケットボールをやってきたことにより「スポーツに関する勉強(スポーツビジネスや身体論など)」もやりいという気持ちがありました。また、バスケットボールについても、高いレベルでプレーしたいという気持ちもあり、それらを全て兼ね備えているのが、慶應義塾大学の環境情報学部でした。
この学部は基本的に理系の学部ですが、自分が勉強したい科目や授業を自由にとることができ、かつそれらのことを専門的なところまで勉強し追及できるのです。そのため、広く浅く勉強し知識を広げることもできますし、また、狭く深く専門的に勉強することもでき、入学前に想像していた以上に素晴らしいカリキュラムであり、充実した環境の中で大学生活を送ることができています。
また、バスケットボール部に関しては、去年残念ながら関東大学2部リーグに落ちてしまいましたが、キャプテンや4年生を中心にチームのメンバー一人一人が高い意識を持ち、1部昇格を目指しチーム一丸となって日々の練習や試合を行っており、とても良い環境でバスケットボールをすることができています。 さらに、慶應義塾大学のバスケットは、個人能力だけに頼る他大学のチームと違い、「チーム全体の総合力で勝ちにいく」バスケットを目標にチームが団結しています。これらも他チームにはない、慶應義塾体育会バスケットボール部の魅力的な部分だと思います。
以上のことを踏まえて、私は慶應義塾大学を志望しました。

<受験準備>

受験準備を始めるうえで一番重要なことは、「自分が将来やりたいことを明確に示し、そのために大学で何をどのように学んでいきたいかを具体的に示す」ということです。
私は、AO入試の1期を受けずに2期だけの一発勝負、しかも国体と試験時期が近かったため、準備を始めるのが遅くとても苦労しました。さらにAO入試の場合、志望理由書やその他にもたくさんの書類を書いたりしなければいけないので、相当な時間と労力を要します。受験に合格した今、このような点から考えても受験の準備は、できるだけ早い時期から取りかかることをお勧めします。
また、2次審査では面接があります。面接の準備としては、とにかく模擬面接の練習をできるだけたくさんこなすことだと思います。実際私も初めの頃は、なかなか自分の意見を上手く伝えることができませんでしたが、面接練習を繰り返すうちに質問に対する答え方などの応用力を身につけることができ、同時に自信にもつながりました。
結果、面接本番ではリラックスした気持ちで受けることができ、また質問に対しても慌てることなく、しっかりと「自分が大学で何をどのように学びたいか」を伝えることができました。
最後に、志望理由書も面接も同じなのですが、「決してバスケットボールがやりたいから大学に入りたい」というようなことを、前面に出しすぎてはいけません。学業にまずはしっかり励むということと、バスケットボールも一緒にがんばりたいという「文武両道」の姿勢を持って、最後まであきらめず受験に挑んでください。