学部:総合政策学部
出身校:高崎高等学校
<志望動機>
私には、環境問題を環境スペシャリストとして、社会的な「仕組み」を創り上げることで解決に導きたいという夢があります。そして、その夢を実現するために、慶應義塾大学の総合政策学部を志望しました。 私が、慶應義塾大学の総合政策学部を志望した理由は主に3つあります。
1つめは、環境問題解決のために、環境についての専門的な知識を得たいということ。
2つめは、フィールドワークやインターンシップを通して、新しい事業を展開する方々のお話しをお聞きしたり、地域の方々の生活様式を間近で感じたりすることで、仕組み創りに役立てたいということ。
3つめは、ドイツが行っている、「DSD」という環境システムについて、より詳しく知るために、実用的なドイツ語を学びたいということ。
これらの条件を全て満たしているのは、慶應義塾大学の総合政策学部でした。
そして、忘れてはならないのが、体育会バスケットボール部の存在です。バスケットボール部は、全国でもトップクラスであり、大変素晴らしい環境で練習に取り組むことができます。「文武両道」を、最高の環境で実践し、「バスケットボール部の日本一に貢献したい!」と強く思ったことも、慶應義塾大学を志望した理由の一つです。 以上の理由から、私は慶應義塾大学総合政策学部を志望しました。
<受験準備>
私が、AO受験の準備を本格的に始めたのは、6月に入ってからだったと思います。今思えば、この時点で少しスロースタートであったように感じます。これから受験を考えている皆さんは、もう少し早い段階から準備をすることをお勧めします。
AO受験では、まず1次審査で必要となる書類を作成しなければなりません。1次審査では、書類のみで合否が決まってしまうので、まず私は書類作りに全精力を傾けました。
1次審査で最も重要なのは「志望理由書」であり、そこには「なぜ慶應義塾に入りたいのか?」「具体的に何を学びたいのか?」「他大学ではなく、なぜ慶應義塾なのか?」ということを、明確に書かなければなりません。
そのためにも、しっかりと慶應義塾の特徴を捉えていなくてはなりません。例えば、私の所属する総合政策学部は、(1)SFCのシステムにより、文理関係なく様々な分野を学ぶことができる、(2)最先端のIT教育、(3)実用的な外国語教育といった特徴があります。私は、これらの特徴を踏まえ、またこれらの特徴が強調されるように、志願理由書を作成していきました。
志願理由書を作成する際に、すぐ原稿用紙に書き始めるのではなく、まず、真っ白な紙の真ん中に将来の目標を大きく書いて、そこから何本も枝分かれさせ、「この目標を達成するには、○○をしなければならない→○○をするためには、△△を学ばなければならない→慶應義塾で△△を学びたい」という風に図として表すと、文章化する際に非常にわかりやすくなります。
例えば私の場合、一つの例として「環境スペシャリストになって、環境問題を解決したい→ドイツのDSDシステムを詳しく学びたい→慶應でドイツ語を学びたい」という風な感じで、志望理由書を作成していきました。
志望理由書は、できる限り具体的に書きましょう。なぜなら2次審査の面接では、志望理由から多く質問を受けるからです。
面接では、かなり専門的な質問を面接者からぶつけられる可能性が考えられます。したがって、そういった質問に対応できるよう、本を読んだり、インターネットで調べたり、準備を怠ってはいけません。
また、模擬面接を何度も繰り返す必要があります。模擬面接によって、考えの甘かった部分、わかっているようでわかっていなかった部分が、浮き彫りになってきます。それらを修正していくことで、本番の面接は、ある程度の自信と余裕を持って臨むことができます。
しかし、なんといっても重要なのは、慶應義塾に入りたいという「熱意」をしっかり伝えることであると思います。
<バスケットボール部について>
体育会バスケットボール部は、全国でもトップクラスです。練習の量、質ともに充実しています。チームの一番の特徴は、「全員で勝利を勝ち取る」というところにあると思います。各々が各々の役割を全うしています。また、学業優先のため、文武両道を実践することができます。