学部:経済学部
出身校:慶應義塾高等学校
<入部動機>
大学にはいろいろな選択肢があります。私が体育会を選んだ理由は、この場所が自分にとって1番充実した日々を送り「スポーツマンとして、人間として成長できる」と感じたためです。
体育会は、 いつでも欠席できる運動サークル・男女でワイワイやるだけのような文芸部などの生ぬるい環境とは違い、厳しい環境・日程の中で己を成長させて行く場なのでとても大変な面もあります。
しかし、その一方で他では、決して味わえないような緊張感や達成感、また仲間との強い絆が得られると思ったため入部を決意しました。今は、その決断は決して間違っていなかったと確信しています。
<入部までの時間の使い方と準備>
内部進学ということで、他の受験生の方と比べると圧倒的に時間があるので色々なことに時間を費やせると思います。私は、その中でも「目一杯遊ぶ事」と「己を成長させる自主練習」をやってほしいと思います。
今まで共にチームとして助け合い、時には競い合ってきた仲間と、またお互い部活動があったため遊ぶことなどができなかった学校の友達とは、多くの時間を共有して欲しいと思います。
高校の部活仲間とは、是非ともこれから一生の付き合いにしていって欲しいと思います。そうすることによって大学に入っても「あいつが頑張ってるから俺も諦めない」「あいつらに自信を持って顔向けできるように頑張らなければ」と、モチベーションの向上になることも多々あるからです。
また学校内の友達も同じような理由ですが、他にも内部生の友達が多いほうが大学では入学時の不安感の解消、テスト期間中のノートの貸し借りなど多くの点でそれが活かされる場面がくると思います。
次に、自主練習に費やせる時間も多く取ることは、もう一度自分の苦手な部分・得意な部分を考え、その両方を鍛える良い機会になると思うからです。例えば私の場合は、右手のフィンガーロールには自信があったのですが、左手のハンドリングが全く駄目だったので、引退してからはボールを新しく買いハンドリングの練習を毎晩家で行っていました。
その成果が今出ているのかは自分でも疑問ですが、そういった努力をすること自体大学で内部生がスポーツを続ける上で重要な事だと、私は思います。
そして大学では、一つ一つのプレーを頭を使いながらやらなくてはならないので、点の取り方・魅力的な技だけではなく、試合終了間際の時間の使い方、毎クオーターごとのラストプレーの選択などを気にしながら、大学の試合を見に行くのも良いと思います。
<バスケットボール部について>
体育会バスケットボール部は、内部生が思っている、またはそれ以上に厳しいところです。
しかし、そこでの日々の練習を全力で取り組む事によって、己の技術や精神面な成長をここではできると思います。
また、内部生は慶應義塾バスケットボールとしての伝統を受け継ぎ、大学から入ってくる仲間に伝える大きな役目があります。それは、「往復ダッシュの時は必ずエンドラインを踏む」といったような些細な事から始まり、塾生としてのモラルを持った社会での行動まで、チームを成長させるための多くの約束を伝承しなくてはなりません。 このように内部生はとても重要な難しいポジションを担わなければなりませんが、それをやり通した時 本当にこれから社会人として生きて行くために必要なものを得られると確信しております。