2012年度 塾内進学: 山崎健詞

学部:経済学部
出身校:慶應義塾湘南藤沢高等学校

<入部動機>

中学から6年間、慶早戦を観戦したり、バスケットボールフェスティバルに参加したりしていたので、大学体育会への憧れがずっとありました。単に同じポジションで輝かしい活躍をしていた志村先輩や二ノ宮先輩などへの憧れもありましたし、個人の能力に頼らず、チームで勝とうとするチーム像への憧れもありました。
私が所属していたSFC中高は、スポーツ推薦などもなく、能力で劣っている相手にどう勝るかというチーム作りを追求していたこともあり、特に大学体育会のチーム像には強い憧れを持っていました。それと同時に入部したいという思いも持ちながら、ずっとバスケットボールに取り組んでいました。
高校3年生で引退した後、「本当に大学体育会でやっていけるのか?」と迷った時期もあり、先輩や先生に、大学生活の話や部の雰囲気などの話を聞きました。
その結果、自分は大学生活でもう一度バスケットボールに打ち込みたい、全員が高い意識を持って高いレベルで活動している大学体育会で「日本一を目指したい」と思い、入部を決心しました。

<入部までの時間の使い方と準備>

私は、6月に高校の部活を引退した後は、様々なことに手を伸ばしてみました。
高校時代部活に全力で取り組んできたみなさんでしょうから、まだ触れてないことはたくさんあると思います。しかし、大学体育会は文武両道を掲げていますから、大学生活で学業をおろそかにすることはできません。
この時期に将来のビジョンを明確にし、それにつながる勉強が大学でできるように準備することが必要です。
私は、この時期に取り組んだ映像制作やメディア史の授業や卒業論文製作を通して、メディア関係の仕事に就き番組等を製作して社会に影響を与えたいと思うようになりました。法律学部政治学科と経済学部で進路を迷っていたのですが、経済学部の方が授業の組み方に自由が利き、将来につながることにより多くの時間をさけると思いました。また、高校時代に学んだ経済思想の授業に強い興味を持ったこともあり、経済学部で学業に励もうと思いました。
バスケットボールの面では、内部生の利点を生かして、大学体育会に所属する先輩と連絡を取り、練習に参加することを勧めます。体の当たりの違いなども実感できるでしょうし、そうすれば、その後のウエイトトレーニングに高いモチベーションで取り組めると思います。
また、大学体育会部員のほとんどが運転免許を取得しています。このような資格の取得には多くの時間を要し、体育会活動との両立は決して楽ではないので、この時期に取り組むことを勧めます。

<バスケットボール部について>

中学・高校時代に触れ合ってきた大学体育会バスケットボール部は、全員が高い意識を持ってチーム力で戦うというイメージが強くありました。また、様々な機会で触れ合うたびにやさしく接してくださり、部として他とのつながりを大切にしているなという印象でした。
これらは、入部した今でも変わりません。部員それぞれが自分で時間を作り、個人練習に励む一方で、ミーティングを重ねチーム力を高めていこうとする様は、「慶應バスケットを先導していく様」は体育会部員にふさわしく、すばらしい環境だと感じています。 内部生の人は、やはり卓越した技術を持ち大学から慶應に入学してくる人とやっていけるのかという不安があると思います。
しかし、彼らに慶應バスケを伝え、刺激を与えていけるのは内部生しかいません。もちろん技術でも上回ってやるんだという強い気持ちがないとやっていけないと思います。 強い気持ちを持った後輩の入部を心待ちにしています。一緒にがんばりましょう。