2013年度 一般受験: 金子 煕

学部:環境情報学部
出身校:鶴丸高等学校

<志望動機>

私は、高校3年間におけるバスケットボールをとても納得した形で終わらせることができなかったため、大学でもバスケットボールを続けようと考えていました。その上、私の通っていた高校は県内トップの進学校だったため、この高校に進学したからには学力も十分に高い大学に進学したいとも考えていました。
色々と調べた結果、両方の希望も実現させることが可能である環境は、「この慶應義塾大学だ」と思い受験することを決めました。
また、環境情報学部は、文系でも理系でも受験可能であり、そのため就職の幅も広いと聞いていました。よって、「将来どのような仕事に就職するのか?」とほとんど頭に浮かんでいなかった私は、文理問わない環境に身を置くことで、見識を深めて将来最適な職業を選択しようと考えました。

<受験準備>

私は、数学・英語・小論文で受験したのですが、正直、英語ですべてが決まると思います。
これは、慶應のどの学部においても共通に言えることだと思いますが、慶應の入試英語はとても難解です。「聞いたことも、見たこともないような単語」が、普通に出てきます。設問も英語で書かれています。
また、SFCの英語は、1000語前後の超長文であることも大きな特色です。英語対策は本当に大事で、特に赤本は絶対に解いておく必要があると思います。私は、赤本を3回解きました。
1回目は、早い段階で取り組みます。と言っても、私が最初に解いたのは10月頃です。解いて○付けだけしておしまい。2回目は、もう一度同じように解きます。私の場合では、12月頃でした。1回目に解いた時から、語彙力は単語帳などで勉強していれば必ず上がっているはずなので、分からない単語は減っていると思います。その中でも分からない単語や熟語を書き出し、「自分で調べ・覚える」という作業を行います。この時解説も軽く読みます。
3回目は、私の場合センター試験が終わったぐらいに解きました。そこで初めて解説を熟読し、まだ完璧に記憶しきれていない単語や熟語を再度記憶します。これで慶應の英語の傾向は、ほぼ理解できている状態に達することができるはずです。赤本の最初に書かれている対策と傾向を見ておくのもすごく大事です。
数学は、私が元々理系で数ⅢCまでやっていたということもあり、SFCの試験範囲が数ⅠA・数ⅡBまでなので、SFC入試対策としては、英語ほど細かくやりませんでした。各学校で使っている問題集を、1冊完璧に仕上げれば何の問題もないと思います。そして赤本は、ちゃんと解いておいてください。
小論文ですが、正直言って全く対策しませんでした。SFCにおいて配点の半分を占めるのですが、大事なことは「誰も思いつかないようなこと」を書く事だと思います。無駄に文法ミスや誤字脱字さえしなければ、多少小論文の型から外れていても、採点者が食いついて見てもらえば勝ちだと思います。多くの小論文を読んでいる採点者にとっては、斬新さこそ評価に反映するのではないかと思います。
最後に“勉強の不安”は、「勉強をすること」でしか解決することはできませんので、頑張ってください。

<バスケットボール部について>

本塾の体育会バスケットボール部は、インカレ優勝を目標に掲げて日々精進しています。そのため練習は非常に厳しいですが、日々困難に突き当たり、それを乗り越えていく達成感を味わうことができます。
仲間と共に自分が人間としても成長出来、勉学に勤しむこともできるため、良い環境であることは間違いありません。