2014年度 一般受験一浪: 服部信太朗

学部:商学部
出身校:巣鴨高等学校

<志望動機>

私は1年間の浪人生活を経て本塾に進学しました。私は、現役の時に本塾を受験しましたが、不合格という結果に終わりました。しかし、高校が進学校だったこともあり、周囲の友人も難関校に進学していたので、私も諦めきれられずに浪人を決意しました。
実は、私は現役・浪人時代共に国立志望でした。理由は単純で、「国立は私立よりも学費が安い」からです。しかし、私は国立志望も私立志望も大きな差はないと考え、その理由は、そもそも大学とは学問を追究する場所であるからです。この「学問」は、高校までの「学習」とは訳が違います。高校までは、「答えのある問いを解く」のに対し、大学では「答えのない問い」を解いていくのであります。明確な答えがないため、最適な「答え」、すなわち真理を追究するのです。
私は、最適な環境で学問を追究したいと考えました。したがってレベルの高いと謳われる難関校であれば、国立・私立は関係なく受験しようと思いました。本塾は、他大学と比べても留学生の数が多く、国際的交流を視野に入れた留学プログラムが充実しています。
また、各学部には充実した学習カリキュラムが組まれており、各分野の基礎から学ぶことが可能であるため、しっかり理解しながら勉強していくことが可能です。
そのため、私は本塾も学問を修めていくためには最適な場であると考え、本塾を志望しました。

<受験準備>

上記にも書いたように私は国立志望であったため、英語・数学・国語・世界史・地理・地学の6科目を学習しました。
私は商学部A方式を受験したので、試験科目は英語・数学・世界史の3科目でした。受験生時代のことを大雑把にまとめると、直前期の前までは国立の勉強をしながら本塾の受験科目である3科目の勉強をし、直前期は本塾の過去問を5年分解き、問題の出題傾向をつかみました。
科目別にアドバイスをします。英語はワード数が多いため、速読力が必要となります。しかし注意してほしいのが、あまりに速く読もうとして内容の読解が不十分になることです。試験時間は、何度も読み返しているほどの時間が用意されていないため、1回で読み取るための精読力も必要となります。この速読力と精読力の両方が要求されるため、本塾の英語は難しいと評価されます。
これらの力をつけるために、まず私は、1回で文章が確実に読み取れるようになるために遅いスピードで読むように心掛け、精読力を養いました。精読力がついてきたと感じると、次は徐々に読むスピードを速くし、速読力を養いました。単語に関しては、読解力が上がると、わからない単語が出てきたときも文脈から意味をある程度推測することが可能になるので、難しい単語を単語帳で無理に覚える必要はないと思います。
基本単語は単語帳でマスターし、難単語は文章で出てくるたびに単語ノートにメモしておき、少しずつ覚えていく方が効率的であると思います。
とにかく、まずは精読力と速読力をつけてください。
数学は、基本的な公式が命となります。公式に不安がある人は、問題集の例題を暗記するほど繰り返してください。なぜなら、ほとんどの受験数学は、公式が使えるように問題ができているからです。公式の定着に穴がない人は、とにかく問題をこなし問題の解き方のパターンをつかんでください。これらの問題の復習は、あまり重視しなくていいと思います。それよりは、公式の復習に時間を当ててください。
世界史は、国立の論述問題を解くことをお勧めします。論述問題では、ある歴史の経緯を記述するので歴史の流れを理解しやすく、暗記の手助けとなります。一問一答は断片的な知識しか得られなく、暗記がしにくいので私はお勧めしません 。

<バスケットボール部について>

チームの方針として学業優先という考えがあり、バスケットボールだけをするのではなく、学問にも目を向けられる環境が整っていることが素晴らしいと思います。
他大学のバスケットボール部では、「バスケットボールだけで大学生活が終わってしまうこと事」が少なくなく、その点に関しては本塾では、「貴重な大学4年間を多方面で充実させること」ができるのは魅力であると考えます。
また、本塾のバスケットボール部の部員は、お互いを尊重し、それぞれの役割を全うしているところも魅力であります。プレイヤーはプレイヤーとして、スタッフはスタッフとして、どのようにすればチームにとってプラスになるのかということを日々考えています。
学年の壁を越えて部員同士がお互いに刺激をし合い、肉体的にも精神的にも成長できる環境が整っています。
スポーツ推薦がない本塾は、「限られた人材で、どのように工夫すれば最大の効果を発揮することができるのか?」を考えています。
本年度は、関東1部リーグで強豪校と対戦するにあたり、身体のサイズの小さい本塾は部員全員が協力して戦いに勝ちに行こうとしています。
私達と共に戦いたい人に、ぜひ入部して頂きたいと思います 。