2014年度 AO受験1期: 木村能生

学部:環境情報学部
出身校:東山高等学校

<志望動機>

私には、医療事故を減らすためのシステムを開発し販売する会社を起業し、多くの人々の役に立つ会社を作りたいという夢があります。この会社では、ユビキタスコンピューティングとスマートフォンのアプリケーションを融合させたシステムを開発し、販売したいと考えています。そして、その夢を実現するために、慶應義塾大学環境情報学部を志望しました。
その理由は、主に三つあります。
一つ目は、ユビキタスコンピューティングについて、専門的な知識を身につけたいということです。あわせて、ユビキタスコンピューティングを学ぶ上で不可欠なITの知識も学びたいと考えました。
二つ目は、会社を起業し経営していく上で、経営方策や組織の戦略について詳しく学びたいということです。また、SFCには問題発見・解決能力を持ったプロフェッショナルの育成という目標がありますが、それを学び、私が将来会社を経営していく上で、問題があった際に活用したいと考えました。
三つ目は、将来的に事業の海外展開を考えているため、SFCでの言語コミュニケーションで高い語学能力を身につけたいということです。
そして経営者になり、「社会の先導者」つまり「社会のリーダー」の育成・輩出という慶應義塾大学の目的を自ら体現したいと考えました。
また私は、高校で続けてきたバスケットボールを、高いレベルで続けたいと思いました。さらに、バスケットボールだけを続けるのではなく、勉学も高いレベルで学びたいと思い、そこで私は、勉強とバスケットボールを両立して高いレベルで実践でき、文武両道を体現できる慶應義塾大学環境情報学部を志望しました。

<受験準備>

私が、慶應義塾大学環境情報学部受験を決めてから最初に行ったことは、自分自身の夢や目標を明確にするということです。そして、その夢を達成するためには、「何を学び」「どのようなスキルを身につける必要があるのか?」を考えました。その中で、慶應義塾に入学し学びたいことは何かを考えていきました。
私が受験したAO入試には、一次試験と二次試験があります。一次試験は書類審査、二次試験は面接です。
一次試験で最も重要視されるものは、核となる「志望理由書」です。志望理由書には、「慶應義塾に入学したい理由」や「入学後、何を学びたいのか?」「慶應義塾でなければならない理由」等を、明確に書かなければいけません。
私は、受験準備を開始した時期が遅かったため、とても苦労しました。志望理由書に書くことの下調べをするために、インターネット上で様々なことを調べたり、図書館に行き片っ端から本を借りて読んだり、専門的な研究所等に行きインタビューをする等、様々なことに取り組みました。余裕を持って準備を進めるためにも、AO入試の準備は早い時期に開始することを推奨します。
そして、一次試験を合格すると二次試験が待っています。二次試験は、30分程度の面接です。この面接では、かなり専門的な質問が繰り返されます。志望理由書の内容を理解するだけではなく、「何も知らない人に対して説明できること」が必要になります。したがって、志望理由書はできる限り具体的に書く必要があり、また、志望理由書に書いた内容について「より詳しい知識」が求められるため、事前にかなりの下調べが必要です。
そして私は、面接の練習を何回も行いました。その模擬面接では、いろいろな立場の方に相手をして頂き、様々な目線による質問に対する回答を準備できるようになりました。したがって、様々な人にお願いし模擬面接を繰り返すことで、面接に対して少し余裕を持って挑めるようになれると思います。
また、二次試験については、一次試験の合格発表からあまり日がないので、一次試験の書類を提出した時点で二次試験の準備を開始することをお勧めします。
最後に、このAO入試で一番大切なのは、「慶應義塾に入学したいと思う気持ち」であると思います。志望理由書作りでも面接練習でも決して手を抜かず、細かいところまで気を配って、最後まで努力を続けて受験に挑んでください 。

<バスケットボール部について>

慶應義塾体育会バスケットボール部は、チームで団結し、全員が文武両道で高い目標に向かって努力しています。そして、チームで一つの目標を持ち、部員全員が自分の役割を考え行動することで培われるチームの総合力が強みです。部員全員が一致団結し、勝利に向かって日々の練習から明るく取り組んでいます。
また、他の多くの大学と異なり学業優先であるため、勉強がおろそかになることもなく、文武両道を実践することができます。