2015年度 AO受験B方式: 原 匠

学部:環境情報学部
出身校:近畿大学附属高等学校

<志望動機>

原 匠私には、将来スポーツや教育、ビジネスといった様々な分野でメンタルトレーナーになって社会貢献するという目標があります。この目標を達成するために、慶應義塾大学の環境情報学部を志望しました。
メンタルトレーナーになるということは、人間の精神面についてはもちろん、人とのコミュニケーションなどについても学ぶ必要があります。また、ひとつの分野だけではなく様々な分野でメンタルトレーニングを行っていきたいと考えている私は、運動・教育・経済など、多面的に多くのことを学ぶ必要がありました。
そんな私にとって、文系理系区別することなく、自らの目標に沿ってどんなことでも学べる慶應義塾大学SFC環境情報学部は非常に魅力的でした。一つの学部に在籍しながら多くのことを学べるという学際的な環境は他大学にはなく、SFC独自の魅力であると思い入学を希望しました。
また、「文武両道」を生活信条にしてきた私にとって慶應義塾体育会バスケットボール部は非常に魅力的でした。関東大学バスケットボールリーグ戦でも1部リーグで戦える実力を持ちながら、部員全員がバスケットボールのみならず、学業においても非常に高い意識で取り組んでいるという点に惹かれ志望に至りました。

<受験準備>

私は、B方式でAO入試を受験しました。B方式で受験するためには、高校3年間の評定平均が4.5以上であることが条件になります。私も高校の時は部活動との両立で大変な部分はありましたが、その分授業の時間に集中して内容を頭に入れ、放課後は部活動に専念できるようにしていました。
これから受験する皆さんも、部活動などで時間の余裕は少ないとは思いますが、日々コツコツと頑張り、学業にも手を抜かないことをお薦めします。その頑張りは、後々どこかで必ず自分の力になるはずです。
私自身、このAO入試に挑戦してみようと決めたのが6月半ば頃でした。したがって、準備期間が少なく、もう少し時間があればと思うことが何度もありました。だから、これから受験するみなさんには受験準備はなるべく早めに始めることをお薦めします。
また、慶應義塾のAO入試は、1次試験の書類選考と2次試験の面接で構成されています。1次の書類選考で最も大切なことは、「自分の将来の目標を明確にする」ことです。
志望理由書には、「その目標を達成するためには何を学ばなければならないのか?」「慶應義塾で何を学びたいのか?」、また「なぜ慶應義塾でなければならないのか?」ということを書く必要があります。
2次の面接試験は、ほとんどが1次試験の志望理由書の内容から質問され、面接時間は約30分あります。数ある質問の中には、非常に難しく答えられないような質問もありました。この面接試験を乗り越えるためには、なるべく多くの知識の引き出しを用意し、面接者の質問に臨機応変に対応できるようにする必要があります。
これができるようにするためには、何度も面接練習を行い、その都度わからなかったことを調べ、知識量を増やすことが最も有効的だと思います。
私の場合は、「メンタルトレーナーになりたい」という目標を志望理由書に書いていたため、「それはどういう仕事なのか?」「何を目的にしているのか?」「また自分は何のためにメンタルトレーナーになりたいのか?」ということを聞かれました。
また、1次試験の合格発表から2次試験までの期間は約2週間です。合格発表の後から準備を始めるのでは遅いので、ここも早い段階からの対策を始めるべきです。私は1次の合格発表後まで準備を始めなかったため、相当苦労してしまいました。
準備することは多くあると思いますが、結局「何が1番大切なのか?」と考えると、「慶應義塾大学に入学したい」という熱い気持ちだと思います。
面接本番はやはり相当緊張しましたが、自分らしく、ありのままの自分を出そうと開き直って臨みました。
その結果、練習通りか、むしろそれ以上に話すことができました。何事も思い切りが大事だと思いますので、試験当日は深く考えすぎず、「どうしても慶應義塾に合格したいという気持ち」、「自分がこれだけは伝えたい」ということだけは確認して臨んでください。
最後に、練習は嘘をつかないと思います。どんな時でも諦めず頑張ってください。

<バスケットボール部について>

本塾のバスケットボール部は、部員1人1人が自覚と責任を持ち、日本一を目標に日々練習に取り組んでいます。入部にセレクションなどはないため、大学でも高いレベルでバスケに取り組みたいという人は誰でも入部することができます。
また、バスケットボールのみならず、学業においても高い意識で取り組んでいるため、より充実した大学生活を送ることができます。