2016年度 一般入試:片桐俊哉

学部:経済学部
出身校:松本秀峰中等教育学校

<志望動機>

私には、「スポーツを通じて、その素晴らしさを世界中に広めたい」という夢があります。そう思うようになったのは小学生の頃、父親の仕事の関係で海外へ行きインターナショナルスクールに通ったことがきっかけです。
全く言葉の通じない環境に入りなかなか周りの人と馴染めない中、体育のサッカーを機に少しずつ仲良くなれた経験から、「スポーツには、言語や育った環境の違いという壁を壊す大きな力」があることを実感しました。また、「スポーツには仲間と協力すること」「目標を達成するために、厳しい練習に耐え自分を高めてくれる力」があります。
こういった素晴らしさを世界に伝えていくためには、まず世界の公用語である英語力を磨く必要があると考えました。また、世界を舞台に仕事をするためには、グローバルに通用する高い教養を身に着ける必要もあります。これらを体得するためには英語に力を入れ、多くの分野で高いレベルの授業を展開する、日本一の私学である本塾がもっとも適していると考え志望しました。
また、本塾の體育會バスケットボール部は、非常にレベルの高い関東リーグ1部(2016年当時)に位置し、高校では中途半端に終わってしまった文武両道を目指すことができることも本塾を志望した大きな動機の一つです。

<受験準備>

本塾の経済学部の配点は、英語200点・数学150点・小論文70点です。従って英語は、経済学部の受験科目の中で鍵となる科目です。英語には比較的自信があったのですが、語彙力に弱点があったため、少しでも意味が分からないものは単語帳を作り、常に持ち歩き授業の合間などの時間に勉強しました。この勉強法により、単語がわからなくて躓くことが少なくなりました。
数学は、高校1・2年の基礎を固めるため、3年の1学期は問題集で公式や解法を完璧に覚えることに専念しました。夏休みからは赤本の問題を繰り返し解き、覚えたことを自在に応用できるように心掛けました。また、赤本の問題集は、実際の試験時間より短い時間を自ら設定し、実際の試験での緊張感を想定して解きました。そして、念のため他の大学の赤本も目を通し、試験で傾向が変わった時でも対応できるよう準備しました。
最後に、小論文は私が最も労力を費やした科目でした。元々文章を書くことに苦手意識があり、最初は書き出しから躓いていました。そこで、日本や世界で起きている出来事を新聞や本で読み、それぞれの問題に対する自分の考えをもつことから始めました。そして、小論文の型やよく使う用法を覚え、それに自分の考えを当てはめていく練習をしました。こうした対策を繰り返すことで、かなり苦手意識を取り除くことが出来たと思います。
とにかく、受験勉強は量をこなしてパターンを覚えることが重要だと思います。私は、量をこなすこと、同じ問題を何度も繰り返し解くことを心掛けました。また、自習室や図書館に頻繁に行き、勉強に集中できる環境作りも積極的に行いました。
上記の勉強法は、あくまで私に合ったやり方ですので、皆さんは自分に合った勉強方法を見つけ、周りに流されずに受験勉強に取り組んでほしいと思います。まとまった時間をとることを気にしすぎず、細切れの空いた時間でどう勉強するかがポイントのような気がします。
少しでも参考になれば幸いです。皆さん是非頑張ってください。

<バスケットボール部について>

本塾のバスケットボール部は、「日本一」という目標に向かって日々練習に励んでいます。関東リーグ1部に所属している他大学とは異なり、入部試験などはなく塾生であれば入部することが出来ます。そのため内部進学・AO入学・推薦入学・一般受験入学など様々なタイプの部員がいます。
また、オンとオフの切り替えがしっかりとしている部活です。部員全員がストイックに練習を行いますが、普段は先輩と気軽に話せるようなとても良い雰囲気です。