2017年度 AO受験II期A方式:寺部勇佑

学部:環境情報学部
出身校:洛南高等学校

<志望動機>

私は将来、故郷の愛知県岡崎市を拠点にスポーツトレーナーの育成・派遣会社を起業したいという夢があります。
その中で、障がいを抱えた方々へスポーツの楽しさを伝えるとともに、次世代を担う選手を育成・サポートし、更に増加が見込まれるシニア世代に対しては、健康トレーニング指導に加えメンタルトレーニング指導ができるトレーナーによる意思疎通を図るというシステムを構築する事で、地域スポーツの活性化・岡崎市から地域の健康づくりモデルを、日本全体へ発信していきたいと考えています。
この夢を実現するためには、起業・会社経営・IT・スポーツ・地域政策といったような幅広い分野を学ぶ必要があるため、文理融合型である慶應義塾大学環境情報学部を志望しました。
また、私は「文武両道」がモットーであり、慶應義塾体育会バスケットボール部は、競技・学業と双方が高いレベルにあるため志望に至りました。

<受験準備>

私は、AO入試I期の二次面接で不合格でしたが、II期で合格することができました。
受験準備において、一番重要なのは「なぜ、SFCでなければいけないのか?」「何を学びたいか?」「将来、何をしたいか?」という動機を、明確化することです。
私がI期を失敗した原因は、自分が取り組みたいことへの動機が明確化できてなかった上に知識が乏しく、面接官に「SFCじゃなくてもできる」と言われてしまいました。
そのため、SFC AO受験を考えている受験生は、「最初に自分の将来やりたいこと」を明確化した上で、SFCでなければならない理由やSFCの特色に結びつかせていくというのが重要です。

一次試験は書類審査によって、合否が決まります。書類を作成する上で、一番重要なのは志望理由書です。
志望理由書は、二次面接でも深く聞かれるので、志望理由書の作成に一番時間を確保するべきだと思います。
また、志望理由書を考える上で、マインドマップの作成をお勧めします。
将来やりたいことを中心において「そこで何をしたいのか?」から「それを実現する」ためには「何を学ばなくてはいけないのか?」を網目状に書き、繋げていくことで全体像がはっきりしてきます。頭で考えるより、書いて頭の中を整理していくことが大切です。
上記を実践したら、二次面接の準備をスムーズに進めることができると思います。

二次試験の面接は、約30分を3人の面接官と行います。
志望理由書の中から細かく質問されるので、自分の志望理由の内容を理解し、細かく話せるようになるために、友達や先生を捕まえて多く練習したほうがいいと思います。
また、私がII期の面接を受けた際に「なぜI期で落ちたのか?」「どういうところを改善すべきだったか?」といったような自己分析についても質問されたので、I期を失敗してII期を受けようと考えている方は、このような質問に対しても準備しておいた方が良いかもしれません。

面接で私が一番困ったことは、言いたいことがうまく言葉にできないということです。この対策は、学校の先生や友達・親など多くの人と面接練習した事です。
本番では、練習でやってきたことと「慶應義塾になんとしてでも入学したい」という熱意をぶつければ、結果はついてくると思います。

<バスケットボール部について>

本塾のバスケットボール部は、伝統である堅守速攻をスタイルとし、部員全員で勝利という目標に向かって日々バスケットボールに取り組んでいます。
また、部員一人一人が役割を持ち「自分にできることは何か?」ということを追求し、練習からとても質の高いものになっています。
日常生活では、先輩後輩が気軽にコミュニケーションを行なっており、充実した大学生活を送ることができています。