2020年度 一般入試:河内英慧

学部:経済学部

出身:東洋英和女学院高等部

 

<志望動機>

私は高校生の時に大怪我を経験しました。手術と長いリハビリの間に「自分はバスケが好きだ、このままでは不完全燃焼で終わってしまう」と感じ、大学でもバスケを続けたいと考えるようになりました。バスケを続けることのできる大学を調べているうちに、多くの大学がスポーツ推薦で選手を集めるなか、慶應義塾体育会バスケ部へはすべての学生に門戸が開かれていることを知り、入部したいと考えるようになりました。しかし、現役の時は、慶應義塾大学への入試は補欠という結果でした。補欠の繰上げ合格がなかったら浪人をするか、それとも受かった他の大学へ行くかを悩んでいた時、クラスの担任の先生に、「浪人をしたからといって合格が保証されているわけではなく、人生の大きな転機になるので、浪人をするほど強い意志があるか、自分が目標にしていた慶應バスケ部を一度見学させてもらって決めたらいいのでは」と勧められ、実際に慶應のバスケ部の練習を見学しに行きました。そこでは、一生懸命、切磋琢磨しながらバスケをして輝いている先輩方がいて、必ずここに入りたい、諦めたら後悔をすると思い、「浪人をしてでもバスケ部に入りたいです。」と思わず先輩方に言いました。結局、私は繰り上げ合格をすることができなかったので、浪人をすることになったのですが、現役の時と変わらず、慶應を第一志望に勉強しました。

<受験勉強>

英語では、単語(速読英単語、速読英単語上級、リンガメタリカ、準一級単語)や熟語(解体英熟語)、文法(UPGRADE、全解説頻出英文法・語法問題1000)は受験前まで何度も繰り返し、抜けがないように完璧に取り組みました。また英文解釈(英文熟考上下、英文解釈の透視図)や多読(速読英単語上級、リンガメタリカ)は慶應の過去問演習を始める10月頃まで何度も繰り返し、難解な長文もスラスラと読めるようにしました。

日本史は、塾のテキストでインプット、参考書(実力をつける100題、HISTORIA)でアウトプットをし、プラスアルファの知識習得のため、年表や資料集・用語集を用いました。何度も繰り返し復習をしていくとともに、日本史の用語の意味や時代の流れを説明できるようになることを意識しました。

小論文は、比較的難易度の高い文章を理解して要約をする練習と自分の意見を述べる練習をしました。その上で、実社会の様々な問題に目を向けて、自分の意見を持てるようにしました。また、文章が論理的であるか、説得力があるかを問い続けるようにしました。

そして、全教科において何よりも力を入れていたのは過去問演習です。慶應の入試問題は、他大学とは異なり、かなり特殊な入試形式であるため、過去問対策次第で合格へ近づくことができるからです。

<バスケットボール部について>

慶應義塾体育会女子バスケットボール部は、バスケ技術面においても人間としても日々成長をすることができる場所だと実感しています。なぜなら、部員一人一人が常にバスケットボールという競技および組織における個々人の役割について主体的に考え、それらを学年問わず発信することが求められているとともに、昨日よりも今日、今日よりも明日、個人としてもチームとしてもより良くなれるように、上を目指し、行動をしているからです。

確かに、本気でバスケットボールに向き合う上で、悩むことや苦しいこともあると思います。しかし、学生のうちに本気で向き合い打ち込めるものがあること、そしてそれを一緒に頑張ることのできる仲間が得られることから、大学4年間を過ごす上でこのチームでは人一倍の充実感が感じられると思います。