2020年度 一般入試:町村真子

学部:法学部法律学科

出身校:田園調布雙葉高校

 

<志望理由>

私は家族が全員慶應出身という環境で育ったため、慶應は幼いころからとても身近な存在であり、進学先を考えるときも常に選択肢の中にありました。しかし、本格的に志望校について考えた際に、第一志望としては国立大学を選択し、慶應は併願校として受験することを決めました。高校2年生の冬ごろ、志望していた国立大学の受験方法が特殊であり、併願校である慶應に事前に受かっていれば国立の対策に専念できるだろうという考えから、慶應の法学部FIT入試とSFC-AO入試を受けることにしました。志望理由書を書くため慶應や学部の特色ついて自分で調べたり、さまざまな人にお話を伺ったりしました。その中で慶應義塾の魅力を多く知り、本気で慶應義塾大学に行きたいと思うようになりました。私は学校の成績があまり良くなく、AO入試の準備期間も他の受験者より短かったため、AO入試には合格することができませんでした。しかし、このことがきっかけで志望校を慶應義塾大学に変更し、一般受験に向けて勉強し始めました。その中でも、将来どの分野で働くにしても絶対に役立てることのできる法律を学びたいと思い、法学部法律学科を第一志望にしました。

<受験勉強>

私は幼稚園から高校まで一貫校に通っていたため、大学受験が人生で初めての受験でした。そのため、受験というものに現実味がなく、高校3年生の夏休みまでは塾に通う以外は受験勉強と呼べるようなことをほとんどしていませんでした。しかし、AO入試に失敗し、受験で落ちるということを実際に経験したことによって危機感が芽生え、そこから本気で勉強を始めました。しかし、入試まで時間がなかったため、苦手な古文と漢文になるべく時間を割かないように併願校を選び、その分を慶應の受験科目対策に充てられるようにしました。

英語は長く塾に通っていたため元々得意でしたが、暗記が苦手で単語がなかなか身につかなかったため、前後の文脈から推測したり、単語の語源から考えたりする方法を取りました。慶應の英語の試験は単語がとても難しく、単語帳に載っていないものも出題されるため、この方法はとても役立ちました。

小論文はAO入試対策から継続し、最初は2週間に1問、年末くらいから1週間に1問のペースで書いていました。試験前にはどのような話題が出たときにどの具体例を使うかをまとめ、どのような話題が出題されても応用できるように準備しました。

世界史は通史が一周終わった後はひたすら問題演習を解きました。その中で間違えたり覚えていなかったりしたものがあれば、用語集にチェックを入れ、付箋を貼り、暇さえあれば用語集を見ることを繰り返しました。また、慶應の特に法学部の世界史は非常に細かい知識まで出題されるため、過去問などに用語集にはない単語が出てきたら、書き込んだり苦手な分野をまとめた紙を表紙の裏に貼ったりして、用語集一冊あれば自分の苦手なところがすべてわかるようにしました。これは受験当日も持参し、試験が始まる直前まで確認していました。

<バスケットボール部について>

私は小学5年生の時にバスケを始め、中学・高校での5年間もバスケ部に所属していましたが、思い切りバスケに打ち込める環境ではありませんでした。部活動に力を注いでいる学校ではなかったため、平日は1時間半しか練習できず、決してレベルが高いと言えるようなチームではありませんでした。また、顧問の先生が忙しくて練習に来られないことも多く、自分たちでメニューを考えて練習したり、夏休みには大会直前に2週間部活ができない時期もあったので、自分たちで体育館を借りて練習したりしました。そのような環境で完全燃焼できなかった私は、大学では絶対に体育会バスケ部に入り、本気でバスケをすると決めていました。そのため、志望校選びでも女子バスケ部の有無やレベルは最優先事項でした。

慶應義塾体育会女子バスケットボール部はそんな私にとって最高の環境と言えます。一人一人の志が高く、全員が真剣にバスケットボールと向き合い、切磋琢磨しています。また、自分よりもバスケスキルの高い人が多くいる環境なので、様々なことを学び、吸収し、毎日少しずつ自分が成長できているのが実感できます。このような素晴らしい環境でプレーできることは、大学生活を充実させるだけでなく、今後の自分の人生に良い影響を与えてくれると確信しています。