2021年度 AO受験(夏AO):島谷姫らら

学部: 環境情報学部

出身校 :富山国際大学付属高等学校

<志望動機>

私はテクノロジーを使ったスポーツアナリティクスを一般にまで拡大し、日本で認知率が低い身体 不活動の問題に取り組みたいと考え、慶應義塾大学SFCの受験を決めました。
私は高校在学時、プロ選手のアナリストから最前線のスポーツアナリティクスを学びました。その技術を一般向けへと改良し、姿勢推定の人工知能OpenPoseなどを使い、ラジオ体操、バスケットボールなどで個別最適化された運動の指導ができるパーソナルAIトレーナーのプロトタイプを 開発してきました。私は将来、AIトレーナーを活用して適切な運動を継続しながら、スポーツを通 したヘルスケアを向上させる手段を提供したいです。また、地域スポーツで分析を行うアナリストになり、データを使ったスポーツを社会に浸透させ、スポーツの楽しさを多くの人に伝えながら、 現在約14億人いる身体不活動者の解消に貢献したいという目標があり、この目標を達成するた めの学び場がSFCだと考えました。
SFCはスポーツを科学・工学の両面から学べるだけでなく、ヘルスケアやゲーミフィケーションなど幅広い知識を得ることができます。さらに、スポーツから健康までの幅広い領域で、科学に基づきながらデータ分析や、身体不活動をテーマに運動の理論やデータ分析を学ぶことができる、 正にSFCは私にとって理想的な学部でした。

<受験勉強>

私がSFCの受験を決めたのは高校2年次の3月頃でした。コロナ禍の自粛期間に自分と真剣に向き合い自分ののやりたいことを考えた時、SFCに行かないと自分の学びたいことを全て学ぶこ とできないと気づきました。そこからSFCの受験に関して先生などに相談し、私が本格的に受験準備に取り掛かり始めたのは4月に入ってからでした。非常に出だしが遅かったため、残る3ヶ月 間で必死に資料制作にあたりました。
1次試験で意識したことは、「なぜSFCなのか」ということです。自分がSFCで何がしたくて、SFC に行くことで自分の将来にどう繋がるのかということを提出資料の中で詳細に説明しました。例えば、志望理由書には、「1年次は〜するために、〜を学び、〜に取り組む。2年次は〜、3年次 は〜、4年次は〜、卒業後は〜」といったように、より具体的に、達成したい目標に対しての計画 を立て、実現可能であるということを伝えるよう意識しました。任意提出書類はあくまで任意です が、私は提出可能な10ファイル分全て提出し、計A4用紙100枚分以上に及びました。合格した友 人の中には、任意提出書類は出していない人もいたので、あくまで任意ということを忘れず、必須 書類を優先した方が良いと思います。また、添削やアドバイスなどは、私はAO受験のための塾 に通ったりはしていなかったため、学校の先生やSFCに合格した先輩、友人などに見てもらって いました。
2次試験は、私が受験した年は、COVID-19の影響で面接は無くなり、その代わりに1次試験に自己アピール動画の提出が必須でした。そのため、面接練習はしていません。

<バスケ部について>
私は小学生時からずっとバスケをしていて、高校最後の試合で思うような結果を残せず、大学で もう一度本気でバスケをしたいという思いが強かった為、入学前からバスケ部に入ることを心の中で決めていました。入学前に女子バスケ部の体験に参加しました。そこで私は、「慶應女子バ スケ部でバスケがしたい」と心の底から思ったのを鮮明に覚えています。練習前、始めて体育館 に行った私に対して優しく声をかけてくださっていた先輩方は、練習が始まるとガラリと雰囲気を 変え、選手1人1人が真剣な眼差しで練習に取り組み、選手同士では厳しく指摘をしあっている姿 がありました。私はこの姿にすごく惹かれました。また、私が1番魅力に感じたのは、選手主体の バスケです。監督コーチに頼りきりの、受け身のバスケではなく、選手一人一人が思考しながら プレーするバスケを実践していました。このような環境で4年間全力でバスケに打ち込みたいと思いました。
そして、2021シーズンを終えた今、過去を振り返れば、慣れない環境の中で辛い思いも多くあり ましたが、新たな仲間に出会えて、素晴らしい環境下で毎日大好きなバスケに打ち込むことができて、本当に女子バスケ部を選んで良かったと思っています。この女子バスケ部で、全力でバスケをする限り、私の大学生活は有意義なものになると確信しています。