2021年度 FIT入試(B方式):新城ほのか

 学部:法学部法律学科

出身校:横浜隼人高校

<志望理由>

 私自身、南米にルーツがあることや幼い頃から様々な人種の中で育った影響で、国際的な事柄や日本と外国との関係に関心がありました。そのため、国際法・ラテンアメリカ法を深く専門的に学びたく、慶應義塾大学法学部への進学を決めました。さらに、生徒会活動などのフィールドワークによる課外活動をしていたので、そういった経験を存分に活かすことができるFIT入試で受験しました。

 私の関心に合った学習プログラムが組める環境に期待し、社会的に注目されている法現象に関連した科目などの世界情勢に密接した法律が受講できることに心が引き付けられました。また、副専攻制度を利用して、法律だけでなく、客観的で多角的な視点から様々な立場の人を説得できる論理的な思考を養う場があるというのも魅力的でした。

 「人間交際」「社中協力」の下、FIT入試によって、知的好奇心、個性溢れる学生との対話を通し、総合的な人間力を培うことができると考えています。あらゆる分野での社会問題に対して関心があり、異なる価値観を持つ仲間との議論は、知識を超えた経験になります。これらの学びを活かして、世界をフィールドとして活躍するスペシャリスト兼ジェネラリストへ成長を遂げられると期待できたので、法学部法律学科を志望しました。

<受験勉強>

 私は高校1年時から一般入試を受験することは考えず、推薦入試での大学進学を志していました。そのため、推薦入試で重要視される平均評定向上を目指し、塾には通わず家や図書館を活用して勉強に励んでいました。

 高校2年の1月頃、友人の誘いで推薦入試に特化した塾に通い始めました。そこでは、進路先の決定や推薦入試で必要となる提出資料の作成などを行いました。文章の書き方から情報収集の方法、様々な分野の情報を学び、それを文章・言葉で的確に表現することに注力していました。

 先述した通り、南米と日本の関係に強い関心を持っていたので、南米地域の大使館や国際機構に取材を行いました。インターネットや本には掲載されていない情報や、専門的知識を持った方々と出会うことができました。このフィールドワークでの成果は、推薦入試の資料に活用でき、面接での自己アピールにも繫りました。加えて、文章力向上を目指して小論文コンテストや、詩や短歌等の「言葉」に関わるプログラムに片っ端から参加しました。その際も、徹底的な情報収集で自分が専門としていないジャンルの知識が身に付き、とても楽しかったことを覚えています。勉強の中での息抜きを見つけられたのも、大学合格につながったと考えています。

<バスケ部について>

 姉の影響で小学5年時にバスケを始め、中学まで続けていました。高校入学と同時に留学に重点を置いたため、バスケ部には入部しませんでした。しかし、勉強には集中できたものの、バスケがない生活に物足りなさ、自分にとってバスケがいかに大切かを実感しました。留学を終え、2年生への進級に合わせてバスケ部に入部しました。そこで出会った同期は今でも連絡を取り合うような、かけがえのない同志です。

 部活動は学生時代しか味わえない貴重な経験だと思っていたので、大学でもバスケ部の練習を見学させてもらいました。見学していて、先輩と後輩の繋がりや雰囲気に惹かれ、私も女子バスケ部の一員になりたいと強く思いました。さらに、慶應義塾體育會という場を通して、人間的成長をしたいと感じました。