2021年度 一般受験:橋本和隆

学部:文学部

出身高校:麻布高等学校

 

〈志望動機〉

私が慶應を志望した理由としては、部活動と学業を双方とも高いレベルで両立できること、これにつきます。体育会として個々人がそれぞれ目的を持ち、お互いに高め合いながら目標を達成しようとすることは、慶應で部活動をする大きな魅力と言えます。また学業の面でも研究を含め、多くの選択肢がある大学であり、漠然とした将来像しか持っていない自分にとっては最良の環境だと感じました。

 

〈各教科の勉強〉

・受験学部…文学部、法学部法律学科、商学部B方式

・受験科目…英語、世界史、小論文

国公立大学受験も視野に入れて考えていたこともあり、浪人の冬までに行なっていた慶應対策は十分とは言えませんでした。そのため12月以降は過去問を解いて問題形式に慣れること、時間配分の調整を行うとともに、これまで習得してきた知識を確実にするための勉強を中心に行いました。

 

・英語

浪人してもなお最後まで思うようにいかなかった科目です。読解スピードが遅く、商学部の受験ではそれがおそらく致命傷となってしまいました。読解スピードを上げようと色々なことを12月まで試しましたが、最終的には単語力の問題も大きいということに気づきました。それからは受験までは過去問をとくのを控えめにし、これまでやっていた単語帳(システム英単語)の復習ばかりをしていました。文学部受験では得意であった和訳がある、そして辞書を使えるということでなんとか間に合いましたが、万人におすすめできる方法ではないかもしれません。

 

・世界史

現役時、浪人時と通史はかなりやっていたので、ある程度は得意科目でした。しかし、用語にかなり抜けがあったため、12月から直前までは他大学、センター試験も含めた過去問で抜けを確認しつつ、一問一答の繰り返しを中心に勉強しました。結果として慶應の過去問を多くこなすことはしませんでしたが、知識はかなり定着したと思います。またただ暗記するだけではなく、簡単な図や年表を作成して自分なりに関連付けて覚えたことは役に立ったと思います。

 

・小論文

12月になるまでほとんど対策をしておらず、冬季講習で本格的に対策を始めました。そのため直前までひたすら過去問をこなし、小論文として書くことに慣れるようにしました。文学部、法学部ともに小論文といっても要約が大事になってくるので、もし時間に余裕があるようなのであれば、これまで現代文で扱った文章の要約や、難関国立大学の現代文に挑戦してみるのも意味があるかも知れません。

 

〈受験に向けて〉

自習室で勉強することを忌避してきた私ですが、12月以降は周りに人がいる環境の方が良いと思い、自習室で勉強しました。また受験はなるべく朝型の勉強スタイルにした方が良いと言われておりますが、夜型の勉強スタイルが最後まで抜け切らなかった身としてはセオリーに従った方が良いなと思いつつも、人それぞれで良いのではないかとも思います。

 

〈最後に〉

慶應義塾大学、そしてバスケットボール部は私が志望動機として上で書いたことをそのまま実現できる場所だと思います。この文章を読んで参考になったと思ってくださる方がいれば幸いですし、皆さんの努力が報われることを心よりお祈り申し上げます。