吉田千里
学部:理工学部
出身校:田園調布雙葉高等学校
<志望動機>
私が慶應義塾大学理工学部を志望した理由は入りたい研究室があるからです。私は将来、スポーツアナリストになるのが夢です。その夢を叶えるため、スポーツの映像解析を行なっている青木義満教授(電気情報工学科総合デザイン工学専攻)の研究室に入りたいと思うようになりました。慶應義塾大学の理工学部は1年次に学科に分かれておらず、さまざまな分野に進む人が同じクラスで同じ勉強をしています。私にとってそのような環境も魅力の一つでした。大学生活を通して、将来やりたいことが変わったり、興味のあるものが変わったりすることは十分にあると思うので、一般的な理系科目を1年次に必修科目として学べるのはとても有意義なことだと思いました。実際、今同じクラスの女子達は、化学系に進む人が多いです。この環境で勉強することは大変なこともありますが、将来の選択肢を広げ、じっくりと自分が何をしたいのか考えることができるとても良い時間です。
また、高校時代からの先輩から慶應義塾大学の体育会バスケットボール部についてのお話を伺っていたことも、本塾を志望した理由の一つです。とてもいいチームだと普段から伺っていたので、バスケを続けるなら是非その環境でやりたいと思いました。学生主体のバスケ、能動的なバスケというものに強く惹かれました。ちょうど、指定校推薦もあり、第一志望校として慶應義塾大学理工学部を目指しました。
<受験勉強>
私は指定校推薦という入試方法で受験しました。私の高校には慶應義塾大学理工学部の枠が2枠あり、いくつかの条件のもと出願できるようになっています。指定校推薦で一番重要なのは高校3年間の評定平均です。基本的には評定平均のみで校内の枠を獲得できるかどうかが決まります。私は高校3年生まで指定校推薦を取ろうとは思っていませんでした。しかし、第一志望校が指定校推薦にあるのならとりあえず出願してみたらどうかと先生に勧められ、指定校推薦にチャレンジしようと決めました。私は高校2年次までの評定平均で出願できそうだったので、高校3年生の1学期の定期試験を評定平均を下げないよう、頑張りました。それと同時に指定校推薦が取れなかった場合に備えて、予備校に通い、一般入試の対策も行いました。指定校推薦をを目指している人の中には、学校のことしかやらない人がいたり、一般入試に向けて学校のことを何もやらない人がいたりしますが、私はどちらもしっかりやるべきだと思います。あくまで私個人の見解ですが、どちらもやっていてマイナスなことは絶対にありません。学校の勉強は、頭のいい友達とするようにしていました。一人では勉強する気が起きなくても放課後に学校で友達とやるとなると勉強せざるを得ない環境になります。また、わからないことがあってもすぐに人に聞くことができる環境はとても勉強がはかどりました。
<バスケ部について>
2年上に中学・高校時代の先輩がいらっしゃり、このチームの良さを前々から伺っていたので、頭の片隅には是非そのチームの中でバスケがしたいという気持ちがありました。しかし、理工学部に入学したこともあり、勉強との両立が不安で少し迷っていました。どうせバスケをするなら体育会でやりたい、でも大学生活を無事に送れるのか、と葛藤していましたが、決め手となったのは、理工学部の先輩方の存在です。先輩方は理工学部の勉強と練習をしっかり両立されており、そんな姿を拝見して頑張れば無理なことはない、と心を決めました。
いざ入部してみると想像以上に忙しいこともありましたが、それよりも楽しい、充実している、と感じることの方が断然多いです。同じような意識、考え、目標を持った仲間がたくさんいるこの環境はとても居心地が良く、勉強から離れてリフレッシュする場にもなりました。学生主体のバスケとはどんなものかとドキドキしていましたが、皆で意見を言い合い、より良くするためにはどうしたら良いか真剣に話し合う先輩方の姿に強く憧れを抱きました。今、その中の一員となれていることにとても喜びを感じています。高校までと違って、頭を使わなければいけないことも初めは大変でしたが、今では楽しみに変わりました。新しい環境の中、何かに打ち込めるというのは本当に幸せなことだと実感しています。これからも体育会の一部員としてより一層成長していきたいと思います。