2022年度 一般入試:今井楓子

学部:商学部

出身校:吉祥女子

<志望動機>

私は元々国立大学が第1志望であったため、文系ではあったものの数学を受験科目として使える学部を併願校として探していました。そこで見つけたのが本塾の商学部です。商学部のA方式は数学、歴史(私の場合は世界史)、英語の3科目で受験することができ、国立の2次試験で同科目を受験する予定だった私にとってはうってつけの腕試しの場でした。正直なところ、受験生時代の私は将来やりたいことなど全く見つかっておらず、商学部であることに強いこだわりはありませんでした。強いてあげるとすれば人文科学系の学問よりは社会科学系の学問の方が自分の性に合っているように感じたことくらいです。

明確に大学でやりたいことが決まっていない方は、私のように入試科目を重視することも選択肢の一つだと思います。大学は色々なことを学べる場であるので、自分が深く学びたいと思える分野に入学後にほぼ確実に出会えます。「早くやりたいことを探して学部を絞らなければ」と焦るよりも、「いかに自分の勝負したい科目で勝負し合格を貰うか」も受験校を決める上で大事だと感じたので、是非色々な学部の入試方式を調べてみることをオススメします。

<受験勉強>

勉強法は人によって合う合わないがあると思うので参考程度に読んでいただけると嬉しいです。

・英語

合否を決める要因は様々ですが、その中でも語彙力が大きなウェイトを占めているように感じました。単語帳は色々ありますが、あれこれと手を出すよりも自分に合うと思った1冊を完璧にするまで使い続けることが大事だと思います。文法は高校で推奨されていた『NEXTAGE』という参考書を使っていました(1冊で基礎~応用ほぼ全ての文法事項を押さえられるのでオススメです)。読解に関しては模試や過去問でとにかく場数を踏んでいくことを意識していました。

・数学

高校の授業で扱っていたプリント(色々な大学の過去問から先生が厳選したもの)を解く→苦手だと感じた範囲は青チャートで補う→もう一度プリントを解く、というサイクルで行っていました。11月くらいからはこのプリントを志望校の過去問に変えて行っていました。数学は範囲が膨大なので、苦手な分野に時間を割けるよう、早い段階での基礎固めが大事だと思います。

・世界史

授業で大まかな流れを掴み、そこから一問一答や用語集で細かい知識や単語を頭に入れるようにしていました。1回流れを掴んでからの方が単語や知識は頭に入ってきやすいと思います。また、これは私が高校の先生に言われたことなのですが、年号を覚えることも大事です。語呂合わせでもなんでもいいので覚えさえすれば、正誤問題、並び替え問題、流れを説明させる論述問題など色々な形式の問題で有利に働きます。

<バスケ部について>

私は小学校3年生のときにバスケを始めて以来、これまで多くの時間をバスケに注いできました。ただ思い返してみると小6のときは中学受験、中3のときは膝の怪我、高3のときは新型コロナウイルスの蔓延…と節目節目でバスケを我慢しなければいけないことが多かったとも感じました。大学でバスケをするかどうか迷っていましたが、体験のときに見た先輩方の真剣に練習に取り組む姿勢が忘れられず、「最後まで思いきりバスケを頑張りたい」と思い入部を決断しました。

入部当初は不安や戸惑いも多くありましたが、全員が1つの目標に向けて団結し、切磋琢磨し合えるこの環境に身をおけることが慶應義塾大学に入学して良かったと思える最大の理由です。