2023年 一般受験:濱口睦子

学部:文学部

受験方式:一般受験

出身高校:湘南白百合学園高校

<志望動機>

私は部活を引退して受験勉強に本腰をいれた高3の春に、高校の先生や塾の方に勧められて、本塾の文学部を志望校の一つとして決めました。文学部の一般入試(英語150点、歴史100点、小論文100点)は、英語の配点が高く、ほとんどが和訳や英訳などの記述問題、さらには辞書の持ち込み可と特殊です。中学の頃から英語の文法が理解できず、文法問題をすべて直感で解き、長文問題や論述問題を得意としていた私にとって、長文問題一問しか出題されない試験形式は、もってこいでした。志望校選びをする際は、試験方式や配点をしっかりと調べ、併願校との兼ね合いとともに決定することが大切だと思います。

そして、もう一つ志望校の決め手となったのは、文学部で学べる学問分野の幅の広さです。受験期は何をしたいか具体的に決まっていなかったため、さまざまなことを学べる場がよいと考えました。文学部の一年生の授業は必修の言語以外はすべて教養科目であり、自分の興味のある科目を履修することができます。このように、半年以上をかけて、次年度から始まる専攻を決めることができる自由な場に魅力を感じました。

<受験勉強>

まず、文学部の入試対策において一番力をいれたのは英語です。文学部の入試は特殊で、辞書を用いることが認められています。しかしその分、内容理解に関しては高いレベルが求められることは確かです。私は和訳の対策を高3の春から始め、よりよい解答を作成するために試行錯誤を重ね、直訳なら誰にでもできると考え、前置詞や接続詞の持つ本来の意味までも突き詰めて学習しました。

日本史に関しては、私は論述問題に重きを置いて勉強しました。2010年から22年までの過去問を解いて、高校の先生に添削をしていただきました。その中で一番重要だと感じたのは、添削された問題をすぐにもう一度書き直すということです。自分の解答と再度向き合うことにより、高得点の解答に近づくことができます。また、歴史を流れで理解することも大切です。年号と起こったことを単体で覚えるのではなく、「○○があったから、翌年○○が起きた」といった因果関係を意識しながら学習することで、内容理解が深まり、どんな問題にも応用できるようにしました。

 小論文対策はほとんど行いませんでした。あまり時間をかけられなかったため、過去問3年分のみを高校の先生に添削をしていただき、すぐに書き直すといった、日本史の論述問題と同様の方法で学習をしていました。

受験勉強はメンタル勝負と言われますが、この言葉は的をついている、と受験から一年経った今身に染みて感じています。受験では数々の壁にぶつかります。模試の成績が上がらない、あの子は推薦をもらって受験が終わった、等々。そんなとき、向上心や立ち向かう力はもちろん必要です。しかしそんなときこそ、ここまで頑張ってきた自分を褒めることを忘れないでいただきたいと思います。

<大学での学業、バスケでの生活について>

現在は週4の授業と週5の部活を中心として生活しています。私はスタッフとして女子バスケ部に所属しており、主に練習中の時間管理や記録、大会の運営などを行っています。プレイヤーとは異なり、コートに立って直接勝利に貢献することはできませんが、日ごろの練習でプレイヤーが集中できる環境を作り出すため、日々精進しております。

私は入部した時は正直、学業と部活の両立は難しいのではないかと考えていました。しかし、入部してからは自然と時間を有効活用できるようになり、空きコマや部活前の時間に課題を済ませられるまでになりました。体育会は、忙しくハードではありますが、自分のやりたいことを突き詰めるには最高の環境です。なぜなら同じ目標を持ったチームメイトと切磋琢磨しあえるのはもちろん、自身の成長の場にもなるからです。私はこれから三年間、自分にできることを全うし、チームに貢献できる人材になりたいと考えています。