2023年 内部進学(NY校):中原恵

受験方式:一貫校内部進学 

学部:経済学部 

出身校:慶応義塾ニューヨーク学院

<入部動機>

私が内部進学者として体育会女子バスケットボール部に入部を決めた理由は二つあります。

一つ目は、慶応義塾ニューヨーク学院出身であり、体育会バスケ部でプレーヤーをされていた先輩の中島花(CN:ルイ)さんからお誘いを受け、見学に行かせていただいたことがあげられます。先輩後輩の壁がなく、とても和やかな雰囲気に魅了され、私も伝統のある体育会バスケットボール部の一員になりたいと強く思いました。

二つ目は、人生で一度しかない大学生活で、何かに打ち込み、充実した4年間を送りたいという気持ちがあったからです。良き先輩、良き同期と切磋琢磨したり、これから社会に出て役に立つ精神を鍛えるという意味でも自分が成長できる場になると思い、入部を決意しました。

<入部までの時間の過ごし方>

慶応義塾ニューヨーク学院はアメリカの高等教育制度であるため、9月に新学期が始まり、6月に卒業式を迎えます。学部によっては9月から入学することもできますが、私が推薦を受けた経済学部は4月からのみ入学することができたので、卒業してから半年間以上はギャップイヤーとして自分がしたいことをして過ごしました。

私は卒業式を終えた次の日に1人でフロリダへ飛び、現地の高校に数ヶ月間通いました。慶応義塾ニューヨーク学院では日本語が通用する環境でしたので、現地校に通い始めた1日目から「言語の壁」にぶつかり、今までの環境がとても甘かったことを痛感しました。クラスでは言葉が通じず、友達も思うように作ることができない、そして家族も日本人の友達もいない寮生活、全てが私にとっての初めての試練であり、悔しい気持ちを抱えて涙を流す日々が続きました。しかし、ある時両親と電話をした際に「なぜここに来させてもらって、なぜ自分がここにいるのか」と、自分を見つめ直す機会ができました。それから自分自身を鼓舞し、恥を捨てて、自分から積極的に英語を話すようにしました。すると、誰にも話しかけられなかったカフェテリアでも、多くの人が私を食事に誘ってくれたり、休日にはドライブでビーチに行ったりと、気づけば周りには大勢の友達に囲まれていました。

フロリダでの半年間、辛いことも沢山ありましたが、それ以上に価値のあるものを得る事・学ぶ事ができ、人一倍有意義に過ごせたと感じています。誰もができない経験をさせてくれた両親には感謝しかありません。

<大学での学業、バスケ部での生活について>

経済学部は、社会の仕組みや現象を分析するための有用なツールを勉強し、経済理論や統計分析、ケーススタディなどを通して、さまざまな問題に対する解答を探求していく学部です。また、レポートやプレゼンテーションなどを通して、自分の考えを論理的に表現する力も養われます。学業は私にとって知的な成長の源泉であり、将来のキャリアにも役立つと考えています。

一方、バスケ部では仲間と一緒に練習や試合に励み、私にとって身体的・精神的な成長の場であり、楽しめる空間でもあります。また、チームワークやコミュニケーション、リーダーシップなどを身につけることができるスポーツであり、これらのスキルは学業や社会においても重要であると考えています。バスケ部での生活は、ときに厳しく、ときに楽しく、とても充実しています。

学業とバスケ部での生活は、私にとってバランスのとれた大学生活を送るための両輪です。学業は知的な成長を、バスケ部では身体的・精神的な成長を促してくれます。両立させるのは大変ですが、それぞれが相互に支え合っています。学業で疲れたときは部活でリフレッシュし、部活で苦戦したときは学業で自信をつけます。

私はこのような大学生活を通して、自分自身を成長させていきたいと思っています。