2024年 一貫校内部進学:榎本京佳

受験方法:一貫校内部進学

学部:経済学部

出身校:慶應義塾女子高

〈志望動機〉

私が慶應義塾大学体育会バスケットボール部に入部したいと思った最初のきっかけは、中等部時代から抱いていた体育会への憧れです。早慶戦を観戦した際の先輩方の迫力あるプレイや応援の一体感に圧倒され、漠然と体育会でバスケをしたいという気持ちが芽生えていました。高校でバスケ部に入ると、今度は女子高出身の先輩方が体育会で活躍されているのをみて、体育会をより身近なものに感じるようになりました。女子高のときから慶應バスケットボールフェスティバル(慶應一貫校が日吉記念館に集い、交流戦を行うイベント)、練習試合、体験練習などもあり、体育会の強さやバスケに対する本気度を肌で感じる機会が多くありました。

引退してからの期間は同期たちと後輩の練習に行ってゲームに混ぜてもらっていた程度で、高3秋から大学入学前の春にかけての期間は、目的なくただただ楽しく部活に参加していました。高校3年間のチームメイトとの時間があったからこそ、バスケがもっと好きになれたと思います。大学に入学するにあたり、体育会バスケ部以外の道も考えましたが、2月ごろから何回か体験に参加させていただいて、先輩方のプレイを間近で見たり、プレイヤーとして本気でやることの楽しさ、大学バスケの面白さを感じて入部を決めました。

〈入部までの過ごし方〉

引退してからは、部活がなくなって暇になるどころか、3年生になってからは学校行事や定期テスト、実力テストなど目白押しで、行事の準備期間とテスト期間が交互に来ていました。後輩の部活動にはよく参加していましたが、 1、2年生の部活三昧の日々とはまた違った忙しさがあって、とても充実した日々でした。また、1月の期末が終わると春休みに入るため、授業がなくなり、大学で何をするのか、自分に何ができるか見つめ直す期間にもなりました。授業が無く、時間ができるとその分、自分が本当に何がしたいのか、全力で取り組めることは何かを考えていました。私の場合、大学に入るまでの期間も充実した時間を過ごしていた一方で、もう一度プレイヤーとして本気でバスケをしたいという思いが募っていきました。2月から体験には行かせていただいていましたが、4年間体育会に入ってバスケをして過ごすということの大変さを想像すると、実際はギリギリまで決心できませんでした。いろいろな人から話を聞いたり、バスケをしたりして、バスケをもう一度やる決断をすることができました。

〈大学での学業、バスケ部での生活について〉

体育会は、やはり高校と違って大会期間などはハードなスケジュールで、バスケ自体も難しいと感じることが多いですが、体育会の一員としてプレイする喜びを日々感じています。また、早慶戦やリーグ戦などでプレイさせていただいたときには、中学時代から憧れていた舞台に立てたことの喜びを改めて感じました。中学、高校とはまた違ったバスケの一面を知ることができて、レベルの高いチームメイトとプレイして、今まで知らなかった戦術などを教えていただく、学びの多い日々を過ごせています。

学業面では、高校より履修などの自由度が高く、自分で決めることが増えるため、先輩や友人に話を聞いて考えました。取り組み方も自主性が問われるため、短いテストオフ期間で計画的に勉強をする必要があると思います。体育会と学業の両立は簡単なことではないと思いますが、最後までやり抜くことで自分自身が成長できると感じるので、どちらも精一杯取り組んでまいります。