2024年 一貫校内部進学:水之江真希

受験方法:一貫校内部進学

学部:法学部法律学科

出身校:慶應義塾女子高等学校

〈志望動機〉

 私が体育会女子バスケットボール部に入部することを考え始めたのは高校3年生の10月頃です。5月に引退してからそれまでは全く意識しておらず、10月の時点でもあくまで一つの選択肢としてあっただけでした。その選択肢を作るきっかけになったのが体育会への憧れです。大学生活を有意義に過ごすことを考えるうちに、高校時代から度々見させていただいた体育会の先輩方の姿が浮かんできました。早慶戦の大きな舞台で輝いている姿や練習で見せてくださる圧倒的なプレイ。どれも私を入部したいと思わせるには十分過ぎることでした。

 そんな私の入部を決定付けたのが、体験に参加させていただいた時のことです。一人一人がチームの目標を達成するために直向きに練習している、今まで外からでは見えていなかった姿を目の当たりにし、自分もここで4年間一途に頑張りたいと思いました。

〈入部までの時間の過ごし方〉

 引退をしてすぐはテストがあったこともあり忙しくしていましたが、テストが終わるとどこか物足りない感覚に陥っていました。これまでは昼練のために早弁をし、授業が終わると体育館に走っていましたがそんな習慣もパッとなくなり、毎日顔を合わせていたチームメイトに会う頻度も少なくなりました。しかし、それは今までできなかったことができるようになるという意味でもありました。それまでは部活を理由に貢献できていなかった学校行事に積極的に参加して得られた達成感は忘れられない大切な思い出です。

 また、内部進学生の強みとしては入学前からさまざまな体験会に参加させていただけたことだと思います。繋がりのある先生方や先輩方の計らいでバスケットボール部以外にも体験に行くことができました。そのおかげで高校生のうちから大学生活について考え、入学時点で既にある程度気持ちを固めることができていました。自分は小心者のため、もしこういった機会がなかったら自分から体験会に行くことに踏み出せなかったと思うので、機会を与えてくださったことにとても感謝しています。

〈大学での学業・バスケ部での生活について〉

 現在大学では法学部法律学科に在籍しております。入学直後は、これまで慣れ親しんできた学校生活から様変わりした大学生活というものに戸惑いながらも自分の興味にあった授業を楽しんでいました。憲法に民法、高校では聞いたこともなかった科目名に緊張していたと同時に初めて触れる分野に興奮していたのを覚えています。また、すぐに部活に入部したこともあり、早いうちから同期という存在に出会うことができました。そして彼女たちと戸惑いや不安感をわかちあうことができ、心強かったです。

 入部して10ヶ月が経ちました。まだ10ヶ月、しかし言葉で表しきれないほど濃厚な10ヶ月。この期間でたくさんのことを学びました。スタッフという今まで自分が経験したことのない方法でチームに携わる中で、色々な仕事と向き合い、チームと向き合い、毎日充実した日々を送ることができています。楽しいことばかりではありませんが、それぞれが成長するために切磋琢磨できていることが幸せです。