入試方式:FIT入試B方式
学部:法学部法律学科
出身校:中央大学附属高等学校
〈志望動機〉
私は中央大学附属高等学校に通っていたため、高校入学当初は中央大学に進学しようと思っていました。しかし、高校1年生の終わりに大学進路を考えるなかで、大学でも体育会でバスケをプレイしたいと思うようになり、体育会女子バスケ部がない中央大学ではなく他大学への進学を視野に入れるようになりました。バスケ部がある大学は慶應義塾大学以外にも沢山ありますが、本塾の法律学部を志願したのは、興味本位で行った裁判傍聴で法律に興味をもったことと、大阪模擬講義で実際に本塾の授業に参加したことで慶應義塾大学法学部で法律を学びたいと強く感じたからです。法学部法律学科に進学したい、バスケをやりたいと2つの軸によって曖昧にスタートした受験でしたが、総合選抜型の勉強を通して最終的にたどり着いたのは、「多国間での著作権侵害における国際法の適用」についての興味でした。有難いことに本塾に合格させていただいた自分は、この興味を学びに活かすためにも、基礎的なリーガルマインドを身につけ、3、4年生では自分の興味のある分野についての法律をより深く学んでいきたいと考えています。
〈受験勉強〉
高校2年生の1月に総合型選抜に特化した塾に通いはじめました。まだ志望動機が定まっていない初期は、ある問題について素早く思考し言語化するトレーニングや自分の強みを発見するための活動を行うことがメインでした。段階的に志望校や志望動機が明確になっていくと、大学の情報収集や自分の研究テーマを深掘りしていくことに注力しました。FIT入試B方式は、書類による一次審査と面接と小論文による二次審査の二段階構成になっているので、いかに内容が濃く、説得力のある書類で他の受験生との差をつけられるかが勝負になります。そのため、自分の研究テーマであった「多国間の著作権侵害における国際法」という分野に対しては「日本一詳しい高校生になろう」といった強い意気込みでひたすら判例解釈や基礎的な法律について勉強しました。また、二次審査は面接と小論文だったので、面接特訓のために何度も模擬面接を繰り返し、自分の言語化能力を強化しました。加えて、小論文対策としては過去問を繰り返し解いて、傾向を把握することや、制限された文字数で法律学的視点から問題を解く方法を身につけることに尽力しました。
〈大学での学業・バスケ部での生活〉
大学での学びは高校までの学びとは全くの別物で、膨大な量の専門性の高い知識を吸収することになります。私は法学部法律学科に通っているため、もちろん法律学の学問に向き合う時間がほとんどですが、過去の判例解釈や法文解釈、場合や状況によって使い分ける法の適用方法の細かさに日々驚きと共に、焦りが募るばかりです。部活動においては、小学校2年生からバスケを続け、大学1年生となった今も、高いレベルと有難い環境の下でバスケに情熱を注げていることを嬉しく思います。頭を使ったバスケに向き合いながら、着実に自分のプレイの幅を広げられているという確信が持てており、毎日の部活動が意味あるものだと実感することができています。一方、テスト期間は特に法律学の学習に時間がかかり、学業と部活動の両立が難しいと感じる場面も多々あります。しかし、限られた時間を自分にとって最大に有効活用できるか、その時間のなかでいかに自分で勉強時間を作り出せるかを模索しながら、バスケも勉強もどちらも疎かにせずに取り組むべく日々精進しております。このかけがえのない4年間で、人間としても1人のプレイヤーとしても成長できるようにこれからも頑張ります。