2024年 指定校推薦:中田大智

学部:理工学部

出身校:都立小山台高校

<志望動機>

 高校1、2年生の頃は、同級生の多くが目指すからと、漠然と国公立大学を目指していました。しかし自分でさまざまな大学を調べていく中で、大きく2つの理由から慶應義塾大学理工学部に進学したいと思うようになり、高校2年生の1月に第一志望に決めました。

 1つ目の志望理由は、理工学部システムデザイン工学科で建築について学びたいと考えたからです。私は幼少期から設計図を書いたり、模型を作ったりすることが大好きで、将来はコロナ禍や自然災害などの不安な要素を抱える現代の人々に、空間設計という立場から癒しを与えるアプローチをしたいと考えています。

 システムデザイン工学科のアルマザンホルヘ教授の研究室には、「実社会における人々の生の声を設計に反映させる企画」があり、まさに私がやりたいことだと感じ、強く志望するようになりました。

  2つ目は、体育会系の部活で小学5年生から始めたバスケットボールを続け、文武両道を実現できると考えたからです。

体育会系の部活に入る場合、多くの大学では、スポーツ推薦の人のみ入部を認めている部活が多いです。しかし、慶應義塾大学はスポーツ推薦自体が存在せず、自分と同じように文武両道を実現したい仲間と出会い、他の大学では味わうことのできない特別な経験ができると考えました。

 このように、自分の目標とする文武両道を実現させるなら慶應義塾大学理工学部だと強く感じ、第1志望にしました。

<受験勉強について>

 指定校推薦は、高校3年間の評定平均をもとに、同じ高校の中で限られた推薦枠を競う必要があります。そのため、1年生の1学期から高い評定を取ることが大切です。私は高校1年生の時に、指定校推薦を目指そうか考えていませんでしたが、先生方に評定が高ければ受験の選択肢が広がると教えていただき、全力で勉強に取り組むようになりました。

 高い評定を取るためには、定期考査での高得点が最も重要だと言っても過言ではありません。

 定期考査は3週間前から予定を立て、授業で理解できていないところを探し、暗記物は毎日触れるようにしていました。定期考査前の最後の授業までにわからない部分に印をつけて、必ず先生に聞きに行くように心がけていました。聞くことが恥ずかしい時期もありましたが、「聞かぬは一生の恥」と言い聞かせていました。

 受験期を通して、自分のすべきことをやり続けることが、受験勉強で一番大切なことだと学びました。自分で決めた1か月、1週間、1日の予定をひとつひとつ達成していくことが合格の近道になると思います。

<バスケ部について>

 1年春シーズンを過ごし、バスケ部の過酷なスケジュールの中で勉強時間と睡眠時間を確保しなければいけないという点で大変ではありましたが、過酷だからこそ、毎日の練習の中で、大きな達成感と自身の成長を感じることができたという点からとても充実した日々を送ることができたと感じています。

 春シーズンは、先輩方や同期のメンバー、コーチ陣、OBの方々などたくさんの方に支えていただいたおかげで、慶関定期戦、新人戦、早慶戦など、たくさんの素晴らしい舞台を経験することができました。

 今ある環境は、決して当たり前ではなく、多くの方に支えられていることを忘れずに、常に感謝の心を持ち、さらに成長した姿をお見せできるよう、これからも頑張りたいと考えています。