2024年 指定校推薦:土屋香乃

受験方法:指定校推薦

学部:法学部法律学科

出身校:川和高校

〈志望理由〉

慶應義塾大学法学部法律学科が掲げる「主専攻に加えて第二の専門を持つ個性派学生を育てる」という理念に強く感銘を受けました。

私は「法」は生活の全てに繋がっていると考えており、法律学を学ぶことで社会問題だけでなく自分の周囲で起きた問題に対し、原因を解決する力を伸ばすと同時に、リーガルマインドを養うことができると思っています。リーガルマインドとは法的思考力のことで、簡単に言うと、何か問題が起きた時に法的な視点から客観的に判断する力のことです。この力を身につけるためには幅広い知識と教養を身につけることが必要不可欠であり、広い分野の様々な視点から物事を多角的に捉える力を学ぶことが重要であります。上記理念を体現し、法学的知識を深めながらも人文科学科目や自然科学科目、言語について横断的かつ継続的に学ぶことができる本塾の本学科でなら、私の理想とする学びを実現できるのではないかと考え、受験を決めました。

〈受験勉強〉

私が高校1年生の時に、推薦入試で大学に合格した姉の影響もあり、漠然と推薦での受験を意識していました。指定校推薦では高校3年間の評定が非常に重要であると考えていたため、定期試験や日々の勉強に特に力を入れて取り組みました。私の在学していた高校は高い次元での文武両道を掲げており、進学校にも関わらず部活動加入率はほぼ100%という環境でした。練習は朝、昼、放課後にほぼ毎日あり、授業外の勉強時間は自分で確保する必要があったので通学や授業の休憩時間等の隙間時間を有効に活用することが重要でした。

また高校3年間を通じて、計画性を持って勉強することが非常に大切であると実感しました。私は試験の前などは1週間ごとに目標を立て、そこから逆算して毎日達成すべき小さな目標を立てました。それを確実に達成することの積み重ねが、結果として大きな目標を確実に達成することに繋がりました。さらにもう一つ、私が大切だと感じたのは継続することです。毎朝5時半に起き、早く学校に行って授業が始まるまで自習をする。毎日一つは必ず英語の長文を読む。この2つは3年間ほぼ欠かさず継続して行いました。そのおかげもあり苦手としていた英語では大きく偏差値を上げることができましたし、毎朝の勉強では授業理解を一層深めることができました。

推薦のための学校の勉強と一般受験の勉強の両立が難しいと感じる人もいるかと思いますが、全ての基礎は学校で習うことであるため、学校の勉強を完璧に理解できてる状態、先生方と同じように授業ができる状態まで自分のものにできれば、模試などの結果も自ずとついてくると思います。あくまで私個人の考えですので、参考程度にお願いいたします。

〈大学での学業、バスケ部での生活〉

私は大学の体育会で自分がプレイヤーとして入部することはあまり考えておらず、マネージャーをやるか、どこかのサークルに入ろうかと思っていました。しかし、いざ新歓に行ってさまざまなサークルを見ると自分にピンとくるものが一つもありませんでした。学生生活最後の4年間、何かもっと必死になって打ち込めるものが私には必要だ、と直感的に感じました。そこで未だプレイヤーかマネージャーか決められない状態のまま、体育会女子バスケ部の練習を見学に行きました。そして目の当たりにした、一人一人が主体性を持って取り組む姿、高校に比べてはるかに強度が高くスピード感溢れるプレイの数々に魅了されました。その日の帰りに自分もここで一緒にプレイしたいと強く思い入部を決めました。

体育会という環境では、多くのことを学び、技術面でも人間性においても成長することができる、というフレーズをよく耳にします。ですが私は「どのような環境にいるか」ではなく「どのように行動するか」のほうが大切であると思っています。素晴らしい環境におかれていても、各々の行動次第でどれほど多くのことを吸収し、成長できるかは天と地ほどの差になるでしょう。

たくさんのOB・OGの皆様、社会人スタッフの方々、頼りになる先輩方、そして愉快な同期と、本当に多くの方々の支えがあって成り立っているこの体育会女子バスケットボール部は、贅沢すぎるほどに素晴らしい環境だと私は思います。そのような環境の中で活動しているプレイヤーの1人としての責任と自覚を忘れずに、チームのためにできることを常に模索して日々精進する所存です。4年後に達成感と成長を感じられるよう愉しみつつ、真摯にバスケットボールに向き合っていきたいです。