2024年 指定校推薦:松岡優希乃

受験方法:指定校推薦

学部:商学部

出身校:都立国立高校

〈志望動機〉

私が志望校を決めたのは、高校3年生の夏です。小学生の頃から高校1年生までは、理系科目が好き、かつ、得意だったため、自分は理系に進むだろうと考えていました。しかし、高校2年生で文系か理系かを選択するとなった時、校内でずば抜けて理系科目ができる同級生を見て、自分の実力で理系のレベルの高い大学を目指す人たちと戦うのは厳しいと感じました。こうして文系を選んだのですが、それでも数学や物理が好きな気持ちは変わらず、文系でも数学的な内容を学べる商学部に興味を持ちました。初めは、周りがみんな国公立大学を目指していたため、国公立大学しか見えていませんでしたが、高校3年生で部活動を引退し、受験勉強に本腰を入れようと思った時、なぜその大学を志望しているのかわからなくなってしまいました。そこで、改めて進学先について考えてみて、勉学に秀でているだけでなく文武両道を実現できる慶應義塾大学が自分の理想の姿に合っていると考え、志望することにしました。

〈受験勉強について〉

私は、高校3年生の春、高校の先輩から聞いたことがきっかけで慶應義塾大学の指定校推薦の存在を知りました。そして、指定校推薦という選択肢も考えるようになりました。その可能性を消さないために、3年生になり多くの人が受験科目の勉強に集中し始める中、定期考査で全科目高得点を狙うのはもちろん、芸術や体育の授業でも手を抜かずに真面目に取り組みました。

試験のある科目に関しては、1年生の頃からコツコツ積み重ねることを大事にしていました。通学時間に英語や古文単語を◯単語暗記する、その日授業があった科目の問題集を◯問解く、などたくさん進めることよりも継続できること重視で毎日のノルマを設けて取り組みました。テスト期間は、初めに全体を見通した計画を立て、アウトプットを意識して勉強に励みました。まず問題を解き、間違えた部分を見直し、再び間違った部分を解き直す、という作業を繰り返しました。暗記科目では自分で問題を作ってみることや、あるワードからマインドマップのように繋がりのある事柄を書き出していく作業も役に立ったと感じます。一問一答では理解が浅いため記憶が定着しづらいですが、この勉強方法は、大事なポイントを捉えたり物事の繋がりを意識したりできて良かったです。また、合格が決まった後も共通テストや自分で立てた目標に向けて勉強を続けたことが入学後の自分の力になったと感じています。

〈大学での学業・バスケ部での生活について〉

私は、留学や資格の勉強など大学生活でやりたいことがたくさんあったため、体育会でバスケを続けようという気持ちはあまり持っていませんでした。しかし、同じ高校出身で本塾のバスケ部に在籍・卒業されている先輩方から、体育会バスケ部についてお話を伺っているうちに、やっぱりバスケがやりたい、やるなら本気で取り組みたい、と思うようになりました。体験に行き、実際に練習を見させていただいた時、部員同士で高め合う先輩方の姿に感銘を受け、技術面はもちろん精神面でも成長できる環境でバスケができることに強く魅力を感じました。

入部してからは、忙しい日々が続き、時には学業と部活動の両立のために友達と遊んだり家族と過ごしたりする時間を削らなければならず、大変に思うこともあります。しかし、自分でやると決めたことに全力で取り組むことが楽しいという気持ちが強く、日々新しい学びがあり、充実した生活が送れていると感じています。本気で頑張りたいと思っている仲間たちと本気で何かに取り組む経験はとても貴重であり、私の人生の大きな財産になると思います。この恵まれた環境でバスケができることに感謝する気持ちを忘れずに、プレイヤーとしても人としても成長できる4年間にしていきたいです。