学部:文学部
出身校:常磐大高等学校
<志望動機>
私は高校3年生の夏休み、慶應義塾大学バスケットボール部の練習に参加し、その際に文学部自主応募推薦の存在をバスケ部の先輩から教えていただきました。
慶應義塾大学文学部では、1年次に幅広い分野を学び、2年次に専攻を決めるという特徴があります。
私はSNSを頻繁に利用していく中で、誹謗中傷によって苦しんでいる人が大勢いると感じていました。そして、将来的にはそのようなSNSに関する問題を研究していきたいと考えていたので、1年次に、人と人の関係の真理を研究する社会学や心的過程を科学的に研究する心理学、世間に学んだことを広めていくにあたって重要となってくる教育学など、幅広い学問を総合的に学び、これらのことを踏まえて2年次に自分の研究したい分野を1年次で得た幅広い知見を活かして研究することができる慶應義塾大学文学部に魅力を感じていました。
また、今見えている問題が、心理的要因からくるものなのか、社会学の観点から解決していくべきものなのか、あるいは、法的問題があるからなのかなど、どの分野から取り組んでくべき問題なのかが受験時の私には明確に見えていなかったため、1年間勉強してから専攻を選択することのできる文学部は私に合っていると考えました。
以上の理由から、私は慶應義塾大学文学部を志望いたしました。
<受験勉強について>
この入試は、一定の評定を満たしていれば、だれでも受験することができます。そして、提出する書類と総合考査を受験することで合否が決まります。
書類では、高校時代に取り組んできたことと、文学部への志望理由が問われます。
高校時代に取り組んできたことは、ただ、自分がしてきたことを並べていくだけでなく、取り組むにあたって、何に対して苦労し、それをどのように工夫・克服し、その結果、どのような成果を出せたのか、などのように自分がしてきたことに対し、どれぐらい理解し行動できたかを論理的に説明することが重要だと感じました。
志望理由書では、自分が将来的に研究していきたいこと、そのために慶應の文学部でどの学問をどのように学び、どう活かしていくのか、なぜ自分のしたいことが慶應の文学部でないといけないのか、などについて具体的に書きました。
また、任意提出資料というものを提出することができ、そこで私は高校時代に取り組んできたことを写真や図式で説明したり、文学部を志望する経緯を経験したことに基づいて説明したり、私が本気で取り組んできたバスケットボールについて、どのような経験をし、その結果どのような力が身についたのかなどを記載しました。
総合考査はⅠとⅡに分けられており、総合考査Ⅰでは現代文のような問題に対し、4つの設問があり、2つが240~300字の記述の問題、残り2つが和文英訳となっています。
総合考査Ⅰでは二項対立を何度も用いて、話を進めていくことが多いと過去の問題を解いていく中で感じたため、「こことここの違いや問題点について述べているのだな」「この2つの事柄はさっきの話の1つを派生させられてできた考え方だな」などのように頭の中で整理しながら文章を読んでいくことで、記述の問題が書きやすくなりました。
和文英訳の問題では、英単語帳を1冊は完璧にすること、わからない単語に対してわかる単語だけで説明できるようにすること、この2点が重要だと感じました。
和文英訳では、現代文の問題内にある難解な文章がそのまま英訳問題として出題されるため、英単語帳を3冊も4冊も覚えても出てこないような単語が出てくることがあります。そのため、英単語の知識量を上げるより、説明する力をつける方が効率的だと感じました。
また、私が通っていた塾の先生からは、「固有名詞や難しい名詞が間違っていたことに対する大幅な減点は、今まで受かった生徒の話を聞く限りあまりないと思う。」と言われていたので、それよりも、文法のミスが無いかや今までの文脈的にこの代名詞は複数形で表すべきなのか、などを考えることに時間を使うようにしました。
総合考査Ⅱでは、小論文の問題が出されます。この小論文の内容は抽象的であることが多く、私にとっては総合考査の中で1番厄介な存在でした。
私は、課題の確認と自分の主張→論拠と具体例→主張の再提示、という構成で書くように心がけていました。このような構成にすることで、自分の述べたい主張に対する適切な具体例を挙げやすくなりました。
また、小論文の内容は最近の社会で問題視されているような内容が多かったため、現代の社会で話題になっていることについてYouTubeなどで調べ、基礎知識を頭に入れておくようにしました。
総合考査については、私は塾の先生など、ある程度の人数の受験生を見てきた方に添削をお願いすることをお勧めします。
私自身、そのような方に教わることで時間配分や問題に対する考え方だけでなく、何となくの採点基準や配点なども知ることができました。
<バスケットボール部について>
私が慶應義塾大学体育会の入部を決めた理由の1つに、チーム内の雰囲気の良さがありました。私が高校3年生の夏休みに練習を見学した際に、とても楽しそうな雰囲気で、かつ真剣に練習している先輩たちの姿を見て、「この部活で4年間取り組みたい!」と思いました。先輩たちはとても優しい方ばかりで、受験の時にも何人もの方が協力してくださり、また、入部した後も、ご飯に連れてってくれたり、練習中に丁寧にアドバイスしてくれたりしました。
また、受験の際には、多くのOBの方にもサポートしていただきました。入部後も何度もご飯に連れて行っていただいたり、練習や試合に応援しに来ていただいたりしています。
慶應義塾大学バスケットボール部では横のつながりだけでなく、このような縦のつながりも強く実感することができます。
体育会と聞くと、堅苦しく、厳しいイメージを持つ方もいるかもしれませんが、私にとってはこの部活で練習することを楽しく感じており、日々お互いを高めあう環境に身を置けていることに対し、とても感謝しています。
私は慶應義塾大学が日本で1番の文武両道を実現できる場だと感じており、この素晴らしい環境でバスケットボールができている感謝を忘れずに、日々精進してまいりますので、これからも何卒宜しくお願い致します。
