開催日:2018年7月7日(土)
会場: 大田区総合体育館
《 男 子 》
1st | 2nd | 3rd | 4th | Total | |
---|---|---|---|---|---|
本塾 | 18 | 12 | 7 | 21 | 58 |
早稲田大学 | 14 | 22 | 29 | 19 | 84 |
通算 37勝39敗
◆写真([ギャラリー]-[フォトギャラリー]-[第76回早慶戦])
◆男子戦ハイライト動画(別ウィンドウで開きます)
◆戦評
第76回早慶バスケットボール定期戦、昨年は26年ぶりの「早慶戦勝ち越し」、61年ぶりの「早慶戦4連覇」がかかった一戦であったものの、惜しくも敗れてしまった。
今年は、本塾は「凌峨」というスローガンを掲げ、最大の目標である「早慶戦優勝」を達成するために、厳しい練習を重ね、日々精進してきた。
先輩たちの思いも受け取り臨んだ一戦であり、その火蓋が切って落とされた。
<1P>本塾 18-14 早稲田
早稲田大ボールからスタートした試合。序盤、早稲田大#13長谷川にジャンプシュートを決められ先制を許すが、本塾#7澤近がすかさずオフェンスリバウンドからのシュートを決め、早稲田大に主導権を握らせない。本塾はオフェンスでは#9山﨑、#10髙田が果敢に攻め続け、ディフェンスでは#4鳥羽がリバウンドを制し、#7澤近が早稲田大のインサイド陣の攻撃を防ぎ続けた。対する早稲田大は、高い身長を生かし、#7宮本、#26富田をはじめとしたインサイド陣を中心に攻め続ける。一進一退の攻防が続く中、終了間際に本塾#10髙田がクオーター終了のブザーが鳴るとともにシュートを沈め、本塾18-14早稲田大で終了。
<2P>本塾 30(12)-(22)36 早稲田
リードを広げたい本塾は、序盤#4鳥羽、#5原が積極的にシュートを放つもリングに嫌われ、なかなか決まらず、その間早稲田大がテンポの速いオフェンスを展開するも、本塾が一丸となって守り切り、硬直状態が続く。中盤、早稲田大#15森定にスリーポイントシュートを決められ、点差を詰められるも、すぐさま本塾#5原が与えられた3本のフリースローをすべて決め、さらには本塾#9山﨑が2本のスリーポイントシュートを決め、点差を離す。しかし終盤、本塾のミスが増え、ターンオーバーからの失点によって逆転を許してしまい、本塾30-36早稲田大で終了。
<3P>本塾 37(7)-(29)65 早稲田
開始から勢いに乗りたい本塾であったが、早稲田大のオールコートプレスによってリズム崩されてしまう。そんな中、本塾#4鳥羽、#9山﨑が果敢に攻めるも、決めきることができず。対する早稲田大は#13長谷川、#26富田を中心に猛攻を仕掛ける。本塾は2度のタイムアウトで流れを変えようと試みるが、早稲田大の激しいディフェンスを前にシュートを決めきることができず、点差を離され本塾37-65早稲田大で終了。
<4P>本塾 58(21)-(19)84 早稲田
何としても点差を縮めたい本塾は、#7澤近の力強いゴール下、#9山﨑のドライブで得点を重ねていく。しかし中盤、ファウルトラブルに陥っていた#4鳥羽、#5原が5つ目のファウルを犯してしまい、退場してしまう。それでもチームは下を向くことなかった。代わって入った#6小原がこのクオーターだけで1本のスリーポイントシュートを含む9得点の活躍でチームを勢いづける。ディフェンスでも上背のある早稲田大に対し、全員でボールに食らいついていった。しかし、開いてしまった点差は大きく、本塾58-84早稲田大で試合終了。
この結果、37勝39敗。
シーズンが始まってから、「早慶戦優勝」に向けて社会人スタッフを始め、多くのOB・OGの諸先輩方、保護者の方々、塾生の仲間に多大なサポートを頂き、まず心より御礼申し上げたい。
その上で、思いに応えられなかったことについては、ミーティング等を通して解決していき、まずは秋のリーグ戦にて「関東1部リーグ昇格」という目標を成し遂げるために、努力していく。
そして、来年にはこの悔しさをバネに、2年ぶりの勝利を収めたいと思う。
今後もご支援、ご声援のほど宜しくお願い申し上げます。
(慶應義塾體育會バスケットボール部3年学生コーチ 鈴木慧)
◆ボックススコア
慶應義塾大学
早稲田大学
《 女 子 》
1st | 2nd | 3rd | 4th | Total | |
---|---|---|---|---|---|
本塾 | 12 | 8 | 16 | 14 | 50 |
早稲田大学 | 27 | 35 | 25 | 15 | 102 |
通算 26勝36敗
◆戦評
昨年度に引き続き、荘司ヘッドコーチを始めとする強力なスタッフ陣の下で、新チームが始動した。掲げたスローガンは「繋」。チームメイト同士、チーム全体、技術面と精神面における全ての繋がりを大切にするという意味が込められている。新学期になり、新入生を加え、切磋琢磨しながら日々の練習に取り組んでいる。
対する早稲田は関東2位、誰もがその洗練されたプレーに息をのむ。圧倒的な実力を持つ強豪校相手にどれだけ自分達のバスケットができるか?日頃の成果が試される時である。
そんな本塾のスターティングメンバーは、#4森川、#6豊村、#8井ノ本、#19武藤、#20眞尾だ。
<1P>本塾 12-25 早稲田
早稲田ボールから始まった早慶戦、序盤から連続して点数を重ねられる。怖気付くことなく積極的に攻め込むが、緊張のせいか中々得点を決めることができない。そんな中、期待の新星#19武藤がゴール下のシュートでファウルを奪い、フリースローで初得点を得る。負けじと、#8井ノ本が得意のステップで、プレッシャーの強い早稲田のディフェンスを振り切って、ミドルシュートを沈めて会場を湧かす。さらに、#20眞尾からの相手の隙をついたアシストで、#21西がゴール下のシュートを沈めて後に続く。勢いそのままに点差を縮めたいところだが、流石は早稲田、本塾が厳しくシュートチェックに行くものの、その高確率のシュートは抑えることができない。しかし、挫けることなく、主将の#4森川を筆頭に、粘り強くチーム全体でディフェンスを仕掛け続け、チャンスを待つ。最後は終了のブザーとともに、#20眞尾が3Pを決めて、本塾12−25早稲田で第1Pを終える。
<2P>本塾 20(8)-(35)62 早稲田
序盤から相手にカウントを奪われてしまうが、#4森川が粘り強いルーズボールでチームを先導する。第1Pから継続して、積極的にシュートを狙いに行くが、ゴールからはじかれてしまい、思うように得点を伸ばすことができない時間帯が続く。そんな中、#4森川のパスから、#6豊村が華麗なタップパスで#19武藤につなぎ、第2P初の3Pを沈める。#17小福川が決死の飛び込みリバウンドで、#5磯部は俊敏な足を生かして粘り強いディフェンスを仕掛けて、チームを鼓舞する。#4森川が厳しいディフェンスの間をくぐりぬけて、シュートを押し込む。さらに#6豊村が体を張ってリバウンドに飛び込むが、早稲田のシュートを抑えることができず、実力を見せ付けられる形で点差を離され、本塾20−62早稲田で前半を終える。
<3P>本塾 36(16)-(25)87 早稲田
第3P開始早々、#8井ノ本がカットイン、そしてワンドリブルで相手をかわし、ミドルシュートで連続得点を奪うと、その勢いは止まることなく、その後3Pを2本連続して沈める。第3P開始から数分の連続得点に、ベンチと観客は大いに盛り上がりを見せる。そこから、本塾のターンオーバーや失点が続いてしまうが、#4森川や#6豊村を筆頭に、チーム全体でリバウンド争いに奮闘する。#20眞尾が華麗なレイアップシュートを、そして#19武藤のアシストから、#21西がミドルシュートを沈め、1年生が息のあったコンビネーションプレーを見せつける。全員が積極的にシュートに向かい、得点を重ねて、本塾36—87早稲田で最終ピリオドへ臨むこととなった。
<4P>本塾 50(14)-(15)102 早稲田
序盤、早稲田に連続得点を許してしまう本塾。苦しい時間帯が続く中、#7高瀬が死力を尽くしたオフェンスリバウンドでボールつなぎ、それに答える形で#8井ノ本が3Pを沈める。それに続いて、#4森川も体を張ったレイアップ、そしてリバウンドへの飛び込みで主将の意地を見せる。さらに、#19武藤はスティールから速攻を沈め、#4森川、#19武藤の早稲田顔負けの華麗なパスワークで#20眞尾が3Pを沈める。#6豊村は粘り強いリバウンドとルーズで鼓舞し、最後には4年生の意地を見せつける形で巧みなターンで相手をかわし、スクープショットを沈め、本塾50−102早稲田で試合終了となった。
今年度、本塾はディフェンス・ルーズボール・リバウンドを泥臭くやり続けることを目標としてきた。そして迎えた早慶戦で、チームが一体化し、全員でその目標を体現することに成功した。序盤は、強気のディフェンスに加え、相手との体格差を恐れない果敢なプレーからシュートがよく決まり、得点で相手に食らいつく意地を見せる。早稲田の高確率なシュートを抑えることができず、得点を大きく離されてしまうも、本塾は会場中の大きな声援を受けて泥臭い部分で全員が最大限の力を発揮した。さらに技術的な面においても、春から練習してきたセットオフェンスや当たりの強いプレスに対する素早いボール運び、さらに徹底したボックスアウトからのリバウンドなど、大きな収穫を得ることができた。また今年度の早慶戦は、例年の会場である、国立代々木競技場第二体育館ではなく、初の大田区総合体育館での開催だった。早稲田の速いスピード、技術の高さなど身をもって個人が体感できたこと、また慶應義塾體育會大学女子バスケットボール部の一員として多くの観客の前でプレーをしたことはこれまでにない大きな財産となった。この貴重な一戦は、「3部復帰」という目標を果たすべく、これから立ち向かっていくリーグに向けて全員がチームの一員なのだという自覚、責任感を持ち、チームが一つになって成長していくための第一歩になったに違いない。
◆ボックススコア
慶應義塾大学
早稲田大学