女子バスケットボール部の特徴

内部進学の私は一貫校生の時から大学生との合同練習や早慶戦観戦、慶應のほぼ全ての一貫校が集まって試合をするバスケットボールフェスティバルなど、年に何度も大学のバスケを見る機会がありました。
大学生になり、そういった縦の繋がりを深める場を積極的に設けることができるのは学生主体で活動を行なっているからだと気付きました。大人からの指示を待ち、ただそれに従うのではなく、部員一人一人が自分の役割を明確にし、チームが勝つ為に何をすべきなのか、どう貢献できるのかを常に考えて行動しています。全員がバスケットボールに向き合い、真剣に取り組むことができるのは本塾バスケ部の魅力の一つであると断言できます。
大学のみならず、卒業生の方々や一貫校生の皆さんの協力があり縦の繋がりを築くことができます。その伝統のある環境のもと、私たち大学生は日々個人が積極的に意見を出し合い、切磋琢磨しながら練習に励んでいます。(法学部法律学科2年 塚本 萌花)

私たち女子バスケ部は、月曜と金曜を除く週5日、日吉キャンパス内の体育館で練習に励んでいます。週末の練習はヘッドコーチや監督が指導に足を運んでくださいますが、平日の練習は基本的に学生のみで行っています。そのため、学生一人一人が自ら主体的にコミュニケーションを取りながら練習を行うことを常に意識するようにしています。
昨季は関東大学女子3部リーグ4勝という目標には届かなかったものの、3部リーグ定着というチームの大きな目標への第一歩を踏み出すことが出来ました。慶應女子バスケ部の良さである地道さや粘り強さ、日々の練習で築き上げたチーム力を発揮したリーグ戦になったと思います。そして今季は、3部1・2位リーグ進出という目標を掲げ、覚悟を持って日々奮闘しています。
部員は皆視野が広く、チームのために何ができるのか思考し、それを体現しています。また、部活動だけでなく、本業である学業にも熱心に打ち込んでいます。常に向上心に溢れている仲間たちは、私の尊敬する存在であり、日々沢山の刺激を受けています。女子バスケ部はまさに自分を成長させることができる場所であると自信を持って言えます!(商学部3年 武藤 怜)

入部動機

私は小学3年生の時から本格的にバスケットボールを始め、中学、高校と迷うことなくバスケ部に入部しました。大学でも何かしらスポーツはやりたいと思っていたのですが、考えてみるとやはりバスケ以外に選択肢はありませんでした。また、私の性格上スポーツをするからには上を目指し真剣に取り組みたいという思いがあったため、サークルは考えずに迷わず体育会の練習体験会に行きました。
その際、学年問わずとても仲が良く、お互いに指摘し合い、高め合いながら全員で一体となって練習している姿に強く惹かれ、自分もこのチームの一員になりたい、この先輩方と一緒にバスケがしたい!と強く感じました。そして、ここでなら真剣にバスケと向き合うことができ、自分を成長させてくれるかけがえのない4年間になるに違いないと確信したため、女子バスケ部への入部を決意しました。(商学部2年 川俣乃英)

私が入部を決めた理由は、先輩の影響が非常に大きいです。実際にチームの話を先輩から聞くことで不安が減り、部活動の楽しさが伝わってきて興味が湧きました。また、練習の見学に行くことで、より気持ちが固まりました。それは先輩方のバスケスキルを目にして、自分も同じチームで一緒にプレーできるんだという期待が膨らんだからです。高校とは違うバスケを見て非常に新鮮な気持ちになりました。大人に見える先輩方が優しく勧誘してくださり、温かい雰囲気のチームに惹かれました。
さらに、大所帯ではない分、学年関係なく仲の良い姿を見ることができました。また、大学で自分の居場所を見つけられるか不安もありましたが、このチームが自分の居場所になるのではないかと信じて入部しました。
結果、最高の同期とチームメイトに恵まれ、有意義な大学生活を過ごすことができています!(環境情報学部3年 中島 花)

何をするべきか悩んでいるあなたへ

私は入学当初、バスケを続けようとは全く思っていませんでした。大学では、学びたいことを率先して学び、自分のやりたいことを思いっきりやろうと決めていたからです。高校とは違ったサークルや研究会にも入ってみたいと思っていました。しかし、サークルの新歓などを転々とし、やりたいことを探す一方で、自分は何をしたいのか、何をすべきなのか分からなくなりました。「なんか違うな」「大学ってこういうものなのかな?」と常に疑問を抱きながら生活していました。
そんな時、バスケがふと頭をよぎりました。とりあえず見学してみようと思い、即日見学。背中に電流が走るというのはこれなのか、という衝撃を今でも覚えています。そしてその日に入部しました。
何をするべきなのか、何をしたいのか、分からない時こそ、少しでも自分の視野にあるものは手に取って見てみてください。そして、自分に合ったものを模索するのも大切だと思います。バスケ経験の有無に関わらず、女子バスケ部に興味がある方は是非一度見学にきていただけたら嬉しいです!(法学部政治学科2年 松村 美宇)

大学に進学すると、体育会・サークル・アルバイト・資格取得等、何に打ち込むかという選択肢の幅が広がります。そのため、自分が大学で何をすべきか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。私もそういった選択肢から何を選択するか迷いましたが、最終的に体育会を選択しました。なぜなら、体育会活動に全力で取り組みつつ、他にも様々なことに打ち込んでいる先輩方の姿が私にとって非常に魅力的だったからです。
確かに体育会への所属によって多くの時間を部活動に注いでいますが、しっかりと学業に励み、オフの日や隙間時間を利用してアルバイトをしたり、友人と出かけたりと、毎日充実した生活を送ることが出来ています。そして3年生である今年は研究会に所属し、専門的な学習・研究にも励んでいます。大好きなバスケに本気で打ち込む環境にありながらも決してバスケだけではない、柔軟性に富んだ体育会女子バスケ部で、充実した4年間を是非過ごしてもらいたいです。(商学部3年 武藤 怜)

地方出身のあなたへ

私は茨城県出身で、大学進学を機に親元を離れて1人暮らしを始めました。当初は家を出る喜びに浸っていたのですが、家事や掃除など全般的に自分でやるようになってから親のありがたみを感じるようになりました。1人暮らしをしながら、体育会の活動と学業の両立をするのは難しいと思われますが、部活があることで規則正しい生活を送ることが出来ています。また自炊の面では、部活に入っているからこそ、チームドクターに教わった栄養学やスポーツに必要な栄養素を考えながら料理をすることに楽しさを感じています。学業最優先でテスト期間は部活がオフになるため、部活を理由に勉強が疎かになることはありません。時間を上手く調整し、部活動、学業、アルバイトと充実した生活を送っています。
また、部活動に入って感じた大きなメリットは、人間関係です。先輩・同期問わず信頼が厚いことが、いざとなった時に頼れる心の支えとなっています。全学年共に切磋琢磨しながら、チームで築き上げる勝利や絆に喜びと責任を感じられるような環境にいられることで、私は体育会に入ってよかったと心から思います。(法学部政治学科2年 松村 美宇)

遠方から通学するあなたへ

私は日吉から1時間強の場所に実家があり、さらにSFCキャンパスに通っているため1日の通学時間が合計5時間になる日もありました。女子バスケ部は自主練習を朝の6時45分から8時までの間に行なうことができます。そのため、授業に行く前に体育館に向かうとすると、日吉までの1時間と湘南キャンパスまでの1時間半で、片道計2時間半かかることがありました。長い通学時間をいかに有意義にするかを考え、動画をみたり、練習前に睡眠をとってみたりしていました。好きな動画を沢山見ることができる通学の時間は生活の中で至福のひとときでした。
しかし、2年生の半ば頃、日吉にある体育会寮に空きが出たと連絡があり、応募してみたところ入寮できることになりました。実家からでも決して通えない距離ではありませんでしたが、寮に入ったことで通学分の時間に余裕ができ、安定した睡眠時間を確保できるようになりました。また、親元から離れることで自立することもできるので、生活の質を上げることができたと思っています。
楽になった部分が多いですが、今思えば、友達と話しながら帰る電車も楽しみの1つだったと感じます。部には私より遠い場所から通学している人もいます。有意義な通学時間の過ごし方を見つければ通学も楽しくなるはずです!(環境情報学部3年 中島 花)