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ラストブログ 髙田 淳貴
2019年12月19日 8:00| Comment : 0
感謝

はじめに
誠に僭越ながら自己紹介させていただきます。
私、慶應義塾大学環境情報学部4年ならびに体育会バスケットボール部所属の髙田淳貴と申します。宜しくお願い致します。
ラストブログということで、今回は私がバスケを通じて感じた想いについて書いていきたいと思います。
大学バスケに関しては、ほとんどのことを前回のブログで書かせていただいたので、分量的にはあまり多くならないと思います。
それでも、前回は触れなかった同期への想いなどを中心に振り返っていきますので、どうか最後までお付き合いください。
慶應義塾大学との出会い
前回も書きましたが、私は大学に入学するまでずっと、出身である徳島県でバスケットボールをしていました。
兄の影響もあり、大学進学はなんとなく関東を意識していましたが、慶應義塾大学になど入学できるわけがないと思っていたので、志望校として考えたこともありませんでした。
また、最初はインターハイ終了と同時に引退して受験勉強に集中するつもりだったので、バスケ自体、真剣にやるのは高校が最後になるのだろうなと思っていました。
しかし、高校3年間で様々な強豪校と試合をさせていただき、全国大会でも強豪校に善戦することができた中で、もっと上のレベルでプレーをしてみたいという思いも同時に沸いていました。
そんな時に、高校の顧問の先生から「慶應を受けてみないか?」というお話をいただきました。
目立つような結果を残していたわけでもないため、合格は難しいとはわかっていました。
しかし、憧れである慶應義塾大学だったので、受験を決意しました。
結果的に合格することが出来、慶應義塾大学での生活を歩むことになります。
高校3年生時は、両親や顧問・担任の先生など、本当にたくさんの方々の支えや縁を強く感じました。
本当に感謝しています。
素晴らしいチームメイト
そんなこんなで、前回書かせていただいた激動の大学バスケが始まります。
何回振り返っても、一年一年に異なる葛藤や成長があり、濃い4年間だったなと感じています。
特に最後の1年は、良いことも悪いこともあったシーズンで、早慶戦に勝てたかと思えばリーグ戦では降格を味わいました。
個人としても、悩むことは今までで一番多かったです。
後半は、チームが勝てないことへの焦りも当然ありました。
それでもたくさん悩み、いろいろなことに挑戦したことに悔いはありません。
そして、鈴木がブログでも言っていたように、最後の引退試合に勝利し、笑って終わることができたことは本当に幸せでした。
前回の私のブログで、楽しむことを忘れないようにするというようなことを書いたと思いますが、この1年間はなんだかんだ悩みながらも達成できたんじゃないかなと思います。笑
また、来年以降のチームの活躍を心から期待しています。
自分たち4年生が、最後に後輩たちに何を残すことができたのかは正直わかりませんが、何か感じてくれるものがあったなら嬉しいです。

学生バスケを引退した今思うことは、こんなに1つの勝利や敗北、成功や失敗に一喜一憂できる時間は、今後の長い人生の中でもほとんど無いのではないかということです。
それくらい大学での4年間は、私の中で充実したものでした。
また、そう思えるのは、間違いなく素晴らしいチームメイトが周りにいたからです。
入学後の右も左も分からない状況から、最後の最後まで自分に常に優しくしてくださった先輩方、どんな時でもついてきてくれた後輩たちにも本当に感謝しています。
しかし、やはり同期の存在が一番大きかったです。
中でも他の3人の選手からは色々な刺激を受けて成長することができたと感じています。
純は、高校までは本当に憧れの選手で、入学して同期になってからも、その技術力にいつも驚かされていました。
常に先頭に立ってプレーをしてくれたおかげで、自分も少しでも追いつけるようにと必死に頑張り続けることができました。
工藤と友樹雄は、何人かのブログでもあったように努力量が凄まじい選手でした。
特に上級生になってからは、彼らの意識の高さに引っ張られるようにプレーにも責任感が芽生えていきました。
もちろん他の同期にもたくさん助けられました。
そして、このメンバーでやって来られて本当に良かったです。
ありがとう。

さいごに
スポーツ推薦がなく、キャリアのある選手も少ないこの部活では、「考える」という時間が他の大学の部活に比べて圧倒的に多いです。
そしてこれはとても難しいことです。
何が正解かもわからない状況に何度も陥ると思うし、もっと楽にやりたいと思う人もたくさんいるでしょう。
それでも、自分たちで考えてやっている分、道が開けた瞬間の喜びは何にも変え難いものがあります。
私は、高校でバスケをやめず、慶應義塾体育会バスケットボール部という組織で最後までやり抜いて本当に良かったと心から思います。
大学で何に打ち込むか決まっていない方、これから大学の進路を考えている方、慶應でバスケに取り組むのはいかがでしょうか。
後悔しない4年間を過ごすことができるはずです。
また最後になりますが、4年間良い時も悪い時も常に支え、応援してくださったOBの方々をはじめ、保護者の方々や関係者の皆さまのおかげで素晴らしい期間を過ごすことが出来ました。
この4年間、バスケを通じて得られたもの全てが、私にとっては宝物です。
本当にありがとうございました。
まとまりのない文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
そしてこれからもバスケットボール部の応援をよろしくお願いいたします。
次回は山﨑純(4年生)です!乞うご期待ください!
ブログリレー 髙田淳貴
2019年9月30日 19:00| Comment : 0

かけがえのない経験
はじめに
誠に僭越ながら自己紹介させていただきます。
私、本年度慶應義塾大学環境情報学部4年ならびに体育会バスケットボール部所属の髙田淳貴と申します。よろしくお願い致します。
本ブログでは、4年間を通して早慶戦やリーグ戦などの様々な試合を経験させてもらっている中で感じてきた、充実感や苦悩について書いていきたいと思います。
拙い文章ではありますが、ぜひ最後までお付き合いください。
未知のレベルへの挑戦
高校までずっと徳島県でバスケットボールをしてきた私にとって、関東大学バスケのレベルは未知の世界でした。
実際、慶應大学に入学し、練習に参加して初めて感じたのは、今までに経験したことのない体の強さやプレーの激しさでした。
そんな中始まった1年目。
春シーズンは環境に慣れることに精一杯で、自分の持ち味を出す事など全く出来ませんでした。
それでも、ありがたいことに少しずつ試合を経験させてもらえるようになり、だんだんと自分の通用する部分が分かってくるようになりました。
当時は、レベルの高い環境の中で自分のプレーが成長していくことが純粋に楽しかったです。
特に1年時は関東1部リーグに所属していたので、テレビで見ていたような憧れの選手達と実際に対戦できるということに本当にワクワクしていました。
そして迎えた初めてのリーグ戦。
初戦の東海大学戦でコートに立った瞬間の光景や感情は、今でも鮮明に覚えています。
それぐらい高校までの自分の状況を考えれば、奇跡的な出来事でした。
そこからの約2ヶ月間のリーグ戦は、ただがむしゃらに挑戦し続けました。
うまくいく試合もあれば、全く通用しない試合もありました。
しかしその全てが自分にとって貴重な経験になりましたし、何より1試合1試合が本当に楽しかったです。
当時、先輩達に「1年生は何も考えなくていいからただプレーを楽しめばいい」という言葉をいただきましたが、そのおかげもあり本当に充実した1年目を過ごすことができました。

辛く難しかった2年目
上述したように充実したシーズンを送ることができた1年目でしたが、2年目は真逆と言っていいほど難しいシーズンになりました。
おそらく、長いバスケットボール人生の中で最も悩み、もがき続けた1年間だったと思います。
チームとしても早慶戦での敗北や期待されていた1部昇格を逃すなど、良い成績を挙げることができず、個人としても全く思い描いていたようなプレーができない日々が続いてしまったのです。
この年からスターティングメンバーとして出場するようになりますが、その状況に対して大きな責任感やプレッシャーを感じていたのかもしれません。
プレーに思い切りがなくなり、結果が出ないことにさらに焦りが生まれるという悪循環に陥っていた私は、大きな壁にぶつかってしまいました。
何をやってもうまくいかない。
出してもらっているのに不甲斐ないプレーしかできない。
もはやプレーを楽しむなどという感覚は無く、どうすれば良いのだろうかという考えばかりが頭に浮かんでいました。
なんとかリーグ戦の後半には吹っ切れて少しリズムを取り戻すことができましたが、それでもやはり総合的には苦しんだシーズンでした。
しかし今思い返してみれば、上手くいかないながらも試行錯誤を繰り返して挑戦し続けた2年目は、精神的には一番成長できた期間だったような気がします。
乗り越えた先に
何回もチームミーティングや学年ミーティングを重ね、始まった3年目。
個人としては、去年の二の舞にならないようにと強い気持ちで臨んだシーズンでした。
春シーズンは結果こそ出ませんでしたが、チームの雰囲気や個人としての手応えも確実に良くなっていることが実感できました。
試合ごとの気持ちの切り替え方などがだんだんと分かってきたことで、楽しみながらプレーする感覚も戻り、いつしか壁も乗り越えられていました。
そして乗り越えた先、最も充実していたのがリーグ戦でした。
チームとしても下馬評を覆す結果を出すことができ、個人としても大きくスタッツを伸ばすことが出来ました。
過度なプレッシャーを自分にかけるのではなく、純粋にバスケットを楽しむこと。
それこそが自分にとっては一番大事なことでした。
おそらく、2年目の挫折がなければここまで考えることはなかったですし、今思えば自分は大学生活を通して本当にかけがえのない経験ができているんだということに気づくことができました。

集大成として
そして今年、学生最後のシーズンを迎えました。
最初は正直つまずきましたし、いかに自分たちが先輩に甘えていたかを実感しました。
それでも、チーム一丸となってやってきたことが少しずつ形になり始め、楽しみながらシーズンを送ることができています。
何より嬉しかったのは、3年ぶりに早慶戦に勝利することができたことです。
個人的にも2年、3年時の早慶戦は全くチームに貢献することができず苦しい思いをしていたので、今年勝てたことで、少しですが努力が報われたような気がしました。

そして最後に。
リーグ戦が開幕し、約1ヶ月が経過しました。
スタートダッシュには失敗しましたが、まだまだこれからです。
今年度のチーム、そして個人としてはバスケットボール人生の集大成として残りの試合を楽しみながら全力で戦っていきます。
これからも応援よろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は野田遼太朗(4年生)です!乞うご期待ください!