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ラストブログ 津野地宥樹
2021年2月15日 11:31| Comment : 0

はじめに
誠に僭越ながら自己紹介させていただきます。
慶應義塾大学法学部政治学科4年の津野地宥樹と申します。
現役時は選手と広報担当を兼任させていただいており、昨年末に行われた早慶戦を以て引退となりました。
昨年は新型コロナウイルスの流行により様々な活動が制限され、試合が出来ずに引退するスポーツ選手が多くいた中で、無事トーナメントと早慶戦を行うことが出来ました。
これはOB・OGの方々や父兄、応援してくださる皆さんのご尽力があったからこそです。誠にありがとうございました。
そして現役時代、私が広報担当として先輩方に執筆をお願いしていたラストブログ。
早いもので自分が書く側になり、改めて4年間を振り返りました。
「こんなにも自分のことを見つめ、省みた日々はないだろう。」
私の大学生活はそんな4年間でした。
1年生時から3年生時にかけて味わった挫折は以前 ブログ に書いてしまったので、今回はその挫折を含めた4年間での経験の中でも、特に重要だと感じるものを3つだけ紹介したいと思います。
最終的に誇れる結果を出すことが出来なかった私ですが、少しでもこの文章を見てくれている人のためになれば幸いです。
チームにいる意味とはなにか
これは前回のブログにも書きましたが、私が4年間を通して最も自分に問いかけてきた言葉です。
ただ闇雲に頑張るのではなく、自分はなぜチームに存在しているのか、どうやって存在意義を発揮し、チームに貢献していくかひたすら考える。
そして周囲を観察・分析し、それらと照らし合わせた上で自分の長所を徹底的に伸ばす。
この考えが自分よりレベルの高い集団で存在意義を発揮するためには、非常に重要であるということを学びました。
身長が184cmと大学バスケットボール界では標準かむしろ小さいくらいの私が選手として存在価値を発揮するためには、人よりも筋肉が付きやすく体重を増やしやすいという強みを徹底的に磨く必要があると考えました。
そこで、筋トレに打ち込むのは勿論のこと、スタッフに協力してもらいダミーやポールなどで実際にコンタクトをしながらプレーをする練習や、時には1食で牛丼特盛と並盛りを同時に食べたりしたおかげ(せいで)、一時期は184cm97kgとあともう一歩で0.1トンに迫る程体を大きくすることができました。
ここまで体重を増やし過ぎてしまうと、逆にスタミナやクイックネスが失われてしまったため最終的にはパワーを発揮しつつ長時間走れる体重まで落としましたが、この「フィジカルの強さ」を評価してもらえたからこそ、全く練習にも入れなかった私が部内戦や試合に少しではあったものの出していただけるようになりました。
また、こうして長所を伸ばし機会を貰えたことで、徐々にではあったものの短所であったシュート力なども向上させる事が出来ました。
このような経験を通じて、ただ闇雲に全てを頑張って自分の短所を平均点に近づけられるよう努力するよりも、周囲より少しでも秀でている長所を見つけ徹底的に伸ばす。そうすることで、チームで存在価値を発揮する事が出来るし、短所克服にも繋がるということを学ぶ事が出来ました。

正解のない努力
これは大学に入学してから一番戸惑ったことです。
大学入学まで、勉強ではあらかじめ用意された教科書やテキストを暗記し、解法を身につけることが正解とされていましたし、部活動ではコーチが決めた練習スケジュールや指針をより高いレベルで体現する事が正しいとされていました。
しかし体育会バスケットボール部では、何をして、何をしないかまで全てを学生が主体となって決めます。
そのため、時には練習をせずにミーティングをして本気でぶつかり合うこと、休養をとることをもありました。
また、ダンスを練習に取り入れてみたり、勉強会を開いたりすることだってありました。
このように正解なんてものは存在せず、無限にある選択肢の中から自分やチームが心の底から「これだ!」と思えるもの納得のいくまで徹底的に話し合い選びとる必要がありました。
そして一度この道で行くと決めたら、揺るがない覚悟と共にその選択を成功へと近づけるよう努力し続けるのです。
私にはこの正解のない中から自ら道を選びとり、努力するという姿勢が圧倒的に欠如していました。
そのため1年生時は、実力がないのにも関わらずただ単に練習に参加するのみ。先輩から何度も指摘を受けましたが、何をどう頑張れば良いのか自分では分からないという始末。
その後前回ブログに書いたような紆余曲折を経て、チームで存在価値を発揮するために選手とスタッフを兼任するという少し変わった立場を選びました。
しかしそこからも順風満帆というわけにはいかず、スタッフとしての仕事の比重が重くなってしまい、当時の先輩たちから「選手としてチームにいるからにはもっと選手として出来ることを最大限努力しろ」と注意を受けてしまいました。
それからはどうしたら選手とスタッフを両立できるか必死に考え、自分の中でルールを作りました。
そうして踠きながらもスタッフを兼任し、選手から一歩俯瞰してチームを見ることで、以前まで見えてこなかったことに気づき行動できるようになりました。
このように、自ら考え抜き、覚悟を決めて一つの道を選ぶ。
そして選んだ道を一歩でも正解に近づけられるよう努力した経験というのは、自分にとって大きな転換点となりました。
友
今まで偉そうなことをつらつらと書いてきましたが、この4年間で得られた最大の財産は「友」です。
まさか自分がこんなクサいことを言うとは現役時は思いませんでしたが、引退した今、胸を張ってそう断言する事ができます。
この「友」というのはバスケットボール部の先輩、同期、後輩、そして同じスポーツに大学生活を捧げる同志である他部活のことを言います。
公私共に数えきれないくらい様々なことを教えてくださった先輩方、苦楽を共にした同期、私なんかのことを慕ってくれた可愛い後輩、そしてバスケットボール部にいるだけでは気づけなかった視点を与えてくれた他体育会生。
友との出会いは刺激に満ち溢れ、私の世界を広げてくれました。
また、友の存在があったからこそ、僅かではあるものの成長することが出来ました。
これからは、自分と繋がってくれた人たちに少しでも刺激を与えられ、恩返しが出来るよう自己を磨いていきたいと思います。

最後に
私は約1ヶ月半後の4月から社会へと羽ばたきます(卒業できれば)。
そこでは、今までと同じかそれ以上に自分よりも能力のある人達と出会い、挫折し、悩むだろうと今の時点から確信しています。
ただ私には体育会バスケットボールで培った経験があります。
この4年間で得た考え方や経験に誇りを持って、時には友に頼りながら社会に貢献し続け、そして、出会う人たちに「慶應義塾体育会バスケットボール部出身の人はさすがだね」と思ってもらえるような人間になることで、このチームに恩返しをしたいと思います。
部員の一日 津野地宥樹(選手兼広報)
2020年2月18日 8:00| Comment : 0

○初めに
こんにちは!
慶應義塾大学法学部政治学科3年の津野地宥樹と申します。
バスケ部では選手としてプレーをする傍ら、広報担当として部の認知度向上に取り組んでいます。また、大学には慶應義塾志木高等学校より、内部進学で入学しました。
そのため、一貫校の方、選手として入部したいと考えている方、スタッフとして入部したいと考えている方と、様々な人の参考になれば幸いです。
さて、いきなりですが質問です。
皆さんは体育会についてどのようなイメージを持っていますか?
体育会なんて自分にはハードルが高い。キツそう。忙しくて部活以外のことに手が回らないそう。
そんなイメージを持っているかと思います。
僕も、入部するまでは同じようなイメージを抱いていました。
これはある種正解で、ある種不正解です。
というのも、私たちは大学生活において体育会での活動に最も情熱を注いでいます。そのため、生半可な覚悟ではならず、体力的にも精神的にもキツいことが多いです。
一方で、気力・体力さえあれば、部活以外のことにも積極的に取り組むことが可能です。
このブログでは、バスケットボール部への入部を検討してくれている方に向けて、「体育会でも色々なことが出来るんだよ!」ということを知ってもらえるよう、僕の1日のスケジュールを公開します!
参考にして頂けたら嬉しいです!
※ここで紹介する一日の過ごし方はあくまで一例であり、部員たちは大学生活を充実したものにすべく、それぞれが工夫して時間の使い方を決めています。また、週に一度あるオフの使い方は趣味に使ったり、友人と遊んだり、一週間の疲れを癒すために温泉に行ったりと千差万別です。
これからも様々な部員の一日の使い方を紹介していくので、是非参考にしてみてください!
○学校がある日の一日
・6:00 バスケ部では朝6:30に部室前に集合するためこの時間に起きています。部室から歩いて3分の所で一人暮らしをしているため、他の部員と比べて睡眠時間は確保できています。また、1日のやるべきことをリストアップしてiPhoneのアプリに入力しています。
・6:20 家を出発。
・6:30 部室で着替えを済ませたら体育館に向かいます。
・7:00 乾燥肌なので手のケアを行い、ストレッチを済ませたら練習を開始します。
・8:30 練習終了。同期と朝ごはんを食べます。
・9:00 朝ごはん直後の時間にはバスケ部のSNS運営に必要な作業(月々のデータ分析や、コンテンツ作成など)に取り組みます。
・10:00 授業がある日は三田キャンパスに行っています。そうでない日は、読書や動画・画像編集、英語・会計の勉強など自分が身につけたいと思っていることを学ぶ時間にあてています。最近は就職活動に必要な自己分析やES作成、面接対策などを行なっています。
・12:00 交流の幅を広げられるよう、部員のみならず他の部活生や、サークル生など、色々な人とお昼ご飯を食べにいきます。

・13:00 午前と同じように勉強や作業に時間をあてています。たまには友達と遊びに行ったり、趣味(テラスハウス観賞など)に時間を費やしています。
・14:00 ゼミがある日は三田に行きます。
・18:00 自主練習でシューティングを行います。その後にウェイトトレーニングを行います。
・21:00 部員と喋りながら部室でリラックスした時間を過ごします。
・22:00 帰宅。その日やるべきことが残っていたら済ませます。
・24:00 就寝。
○学校がないシーズン
・8:00 練習終了までは学校がある日と同じ周期です。練習が終わり次第同期と朝ごはんを食べにいきます。
・9:00 バスケ部のSNSを運営に必要な作業(月々の分析や、コンテンツ編集など)を朝ごはん直後の時間で取り組みます。
・10:00 読書や動画・画像編集、英語・会計の勉強など自分が身につけたいと思っていることを学ぶ時間にあてています。最近は就職活動に必要な自己分析やES作成、面接対策などを行なっています。
・12:00 交流の幅を広げられるよう、部員のみならず他の部活生や、サークル生など、色々な人とお昼ご飯を食べにいきます。
・13:00 午前と同じように勉強や作業に時間をあてています。たまには友達とドライブに行ったり、食事に行ったりしています。

・24:00 その日のスケジュールによって、どの時間帯にご飯を食べるのかはまちまちですが、この時間には絶対に就寝するようにしています。
○オフの日の過ごし方
オフの日は1日ゆっくりと過ごして、日々の疲れを取り切る部員もいます。しかし僕の場合は広報の仕事を済ませた後は、積極的に出かけるようにしています。
この目的は2つあります。
1つ目は、部員やゼミ生、他部活など様々な人と遊びに行くことで心身共にリフレッシュし、次の週の練習に取り組めるようにするためです。

2つ目に他のコミュニティに属している人と交流することによって視野を広げたいと考えているためです。部活動というのは限られた人数で多くの時間を過ごすため視野が狭くなりがちです。バスケ部の活動を客観視し、数ある選択肢の中で自分が体育会に所属している意味を明確にするためにも、他の大学生はどのような生活をしているのかを知るためにも、オフの日は活動的に過ごした方が良いと考えています!

○終わりに
選手とスタッフを兼任していると、日々取り組むべきタスクは必然的に増えます。
しかし、時間を有効に使うよう意識すれば、勉強・遊び・趣味などにも取り組むことが可能です!
そのため、冒頭にあげさせていただいた
体育会なんてハードルが高い。キツそう。忙しくて部活以外のことに手が回らないそう。
というイメージは、
意識次第では全くそんなことはないんだ!
ということが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
その上で、入部を検討してくださったら広報担当として、これ程喜ばしいことはありません!
これからも様々な部員の一日の使い方を紹介していくので、是非参考にしてみてください!
ブログリレー 津野地宥樹
2019年8月15日 19:00| Comment : 0
チームにいる意味とはなにか

はじめに
誠に僭越ながら自己紹介させていただきます。
私本年度慶應義塾大学法学部政治学科3年並びに体育会バスケットボール部に所属させていただいております、津野地宥樹と申します。よろしくお願いいたします。
現在選手兼広報担当としてSNSやHPの企画・運営を担当しております。
ブログを読んでくれる皆様、SNSを見てくれる皆様のおかげで私はこうして活動を行うことができています。
部員にブログを書いてもらう際にそれぞれの経験や考え方、苦悩など独自性のある記事をお願いしていたところ、お手本を見せろ言われたため、拙い文章ではありますが、精一杯書いてみました。
チームにいる意味とはなにか
タイトルでもあるこの言葉は僕が体育会バスケットボール部に入ってから常に自問自答し続けている言葉です。
我が部では、限りなく時間や可能性がある大学生活の中でなぜ体育会に入り、その中でもなぜバスケットボールという競技をするのかという問いを大事にします。
そうした問いを自分自身に投げかけ続ける中で、各々が確固たる理由を見つけ、覚悟を持って大学生活の大半の時間を部の活動のために注ぎます。
また、ただバスケ部の活動に時間を注ぐのではなく、自分はチームにどうやって貢献するのか、どうやって存在意義を発揮していくのかを各々が考え行動に移しています。
そこで登場するのが「チームにいる意味とはなにか」という言葉です。
バスケ部は4学年合わせても30人しかおらず、選手・スタッフに関わらず一人ひとりの行動が部に及ぼすインパクトは良くも悪くも大きいです。
そのため、ただ練習時間になったら体育館に来て、練習を行い、終わったら帰るというだけではチームに良い影響を与えられません。
Aチーム、Bチーム、上級生、下級生、選手、スタッフなど様々な立場の人たちが自分の立場、自分の得意なこと、チームの状況等から、どういった行動でチームにプラスの影響を与えられるか考え行動する必要があるのです。

挫折
ここまで、偉そうなことを書いてきましたが、僕も初めからこのような考えを理解し行動出来ていた訳ではありません。
僕は大学バスケ部に入ってから大きな挫折を味わいました(未だに味わっています)。
その挫折とは、試合や練習に一切入ることが出来なかったことです。
バスケ部では限られた場所・練習時間の中で試合に勝つという目標を達成しなければいけないため、試合に絡めない選手は全体練習に入れません。
高校時代全国に出ていた選手、全国未出場ながらも国体に選ばれ活躍していた選手、自分より何倍も身体能力の高い選手達に囲まれ、僕は1年生時、練習に全く入ることができませんでした。
そのため当時の1日のスケジュールは、朝練でシューティングを行い、授業に行き、授業が終わったら下級生として練習の準備をし、練習ではアップを済ませたら横で見学、練習終わりのトレーニングのみ参加するというものでした。
これでもまだ良い方で、秋に約二ヶ月に渡って行われるリーグ戦期間にはシューティングの時間ですら試合に出るメンバーのリバウンドをしていました。
僕は中学でバスケットボールを始めたのですが、たまたまチームで僕のポジションが空いていたということもあり、中学・高校と下級生の頃から試合に出してもらっていました。
そのため、試合に出るための踠き方・努力の仕方がイマイチ分かっていませんでした。
同期はそれぞれ自分の立場を理解しながら出来ることをコツコツと積み重ねているのに、自分は何をしているんだと自己嫌悪に陥りるようになります。
そうこうしているうちに一年目のシーズンが終わり、次の代に。
そこでも上級生からは努力が足りない、チームにいる意味をもっと考えろと数多くのアドバイスや時には厳しい言葉を頂きました。
そんな中迎えた六大学。
慶應は春に行われる六大学・電鉄杯ではBチームの選手も起用する方針で、Bチームの僕にとっては格好のアピールの場でした。
しかし、六大学の第1試合目VS東大戦の第2ピリオドで左肘の脱臼。
プレーをすることが出来なくなってしまいました。
僕が怪我で試合にも練習にも出られない中、同期が六大学・電鉄杯と試合に出て活躍している姿を見て、嬉しい反面、悔しさや焦りが僕の中に渦巻いていました。
そうしてアピールの場を失い、練習でも活躍出来ないまま早慶戦に向けてチームは向かっていきました。
早慶戦優勝は春シーズン最大の目的であり、また一試合で勝敗が決するため出場メンバーも限られます。
メンバー外であった僕は、夏場でコート上の選手が大量に掻いた汗で滑って怪我をしないように、コートが空く度に雑巾で床を引き続けるという毎日でした。
汗で滑らないようにすることで選手の怪我を防ぎ、万全の状態で早慶戦に臨めるようにすることがチームのためになると頭では分かっていました。
しかし、心では自分はもっと有意義に時間を使うことが出来るのではないか。雑巾でコートを拭き続ける毎日でいいのか。そういった疑問が湧くようになっていました。
早慶戦優勝に向けて一丸となって突き進むチームと自分との温度差のギャップに、再び自己嫌悪に陥り、自分に体育会は向いていないのではないかとさえ思いました。
そういったことを考えているうちに部活を辞めた方が自分の時間を有意義に使えるのではないかという考えに至り、親に相談しました。
親からは「自分の大学生活だから好きなようにしていい」という言葉を言われた反面、「挫折を挫折のまま終わらせたら何も成長しない、挫折した中で踠いた先に成長がある」と話をされ、チームに貢献するために踠き続けようと決心しました。
その時の言葉は今でも僕の中のエネルギー源になっています。
しかし、当時は選手として部に携わっていても 練習で活躍して試合に出て、部に貢献するビジョンが全く見えませんでした。
そのため、自らスタッフに転向を志願し選手をサポート・チームを運営する側として部に貢献しようと考えました。
当時から大変お世話になっており、尊敬していた宇野さん(2018年度卒業)に相談をし、スタッフとしてチームに貢献したいという話をしました。
宇野さんにも背中を押してもらい、スタッフへと転向するかと思いきや、当時の4年生が引退した後、同期の岩片の練習相手をする人がいなくなるという理由で僕の提案は却下。
そこで、もともと多少知識があった動画編集やITなどを活かせる広報担当として、半選手・半スタッフとしてチームに貢献をすることに決めました。
半スタッフとして部の仕事を行なっていく中で、当時チームの学生コーチをしていた小川さん(2018年度卒)、宇野さん、鈴木さん(法学部法律学科 4年生)ら上級生と話す機会が増えました。
会話を通して、今チームはどういう状況なのか、上級生は下級生に対してどう思っているのか、上級生はどんな風に今考えているのかを知り、また上級生がどれほどチームのことを考え、行動しているのか目の当たりにしました。
そうした中で自分も今の状況・立場の中でチームに対して出来ることが明確になっていき、現状を変えるためにすべきこと等を考えるようになっていったのです。
そして今
今まで偉そうなこと書いてきましたが、僕は今でもとてつもなく未熟です。
先輩方や同期、時には後輩にもアドバイスや指摘を受けながら日々悩み、考えています。
上げだしたらキリがないほどの課題も残っています。
それでも、自分の課題を解決して、「チームにいる意味はなにか」と常に自問自答し、チームに貢献しようと思わせてくれるのは周りのみんなが魅力的だからこそ。
どれだけ感謝しても感謝しきれないほどに公私ともに面倒を見てくれた尊敬できる先輩方(たまに無茶ぶりやイジりが雑過ぎて戸惑うこともありますが笑)。
様々な苦楽をともにしてきた最高の同期。
こいつらのためならどんなことでもしてあげたいと思わせてくれる可愛い後輩。
そうしたメンバーがいるからこそ自分のことばっかりでチームのことを考えられなかった僕が、徐々に徐々にチームのことを考えられるようになりました。
普段は恥ずかしくて言えないけど本当に感謝しています。
また、OBの方々の後ろ盾があるからこそ、今こうして部活動に全力を注ぐことができています。
最初にも書いたとおり、僕はまだ挫折しっぱなしです。
選手として部に所属している以上、プレーでチームに貢献しなければなりません。
ここまで、書いてきたことに説得力を持たせるためにも、今までの挫折を挫折で終わらせないためにも、周囲の人に恩返しをするためにも、試合でチームの勝利に貢献できるように日々努力していきます。

最後に
8月24日から行われるリーグ戦では一部昇格を目標にチーム一丸となって毎試合全力で臨んで行きます。
SNSでも慶應義塾体育会バスケットボール部の魅力を知ってもらい、応援していただけるよう情報を発信していきます。
今後とも応援何卒よろしくお願いいたします。
次回は小澤力哉(2年生)です!乞うご期待ください!