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慶関戦、新人戦を終えて -川俣乃英
2019年8月19日 11:00
慶應義塾大学商学部1年ならびに女子バスケットボール部の川俣乃英と申します。宜しくお願い致します。
今回、慶関戦、新人戦を終えて感じたことや、私がこの部に入って感じていることなどを書かせて頂こうと思います。入部して1年目なので個人的な内容が多くなってしまうと思いますが、少しでも読んで頂けたら幸いです。
私は、バスケ経験者である父の影響でバスケットボールを始めました。当初は週に1回の親子サークルに参加していただけで、遊び半分でバスケをやっていたのですが、次第にバスケを本気でやりたい!と思うようになり、友人からの誘いを契機に小学三年生の時、通っていた小学校のミニバスケットボールクラブに入りました。バスケをより知っていくうちに、その楽しさや奥深さに魅了され、バスケをどんどん好きになっていきました。そして中学、高校とも迷うことなくバスケ部に入部しました。大学でも何かしらスポーツはやりたいと思っていたのですが、考えてみるとやはりバスケ以外に選択肢はありませんでした。また、やるからには真剣にバスケをしたいと思っており、見学の際チームの雰囲気にも強く惹かれたため、體育會女子バスケットボール部への入部を決意しました。
慶関戦
入部して間もなく、大阪への遠征に参加しました。関西大学との試合は私にとって大学で初めての公式戦で、まず自分が慶應のチームウエアを着て先輩方と一緒にアップが出来るということだけでとても嬉しく、試合が始まる前から胸の高鳴りを抑えきれませんでした。私は少しだけ試合に出させてもらったのですが、関西大学の堅いディフェンス相手に圧倒され、パスをもらうことすらできず、何をすべきか、改善点は何かもわからないまま試合は終わってしまいました。ですが、大学バスケのレベルの高さを肌で実感し、自分の技術を向上させなければこれからから全く通用しないということを痛感でき、私自身にとって大きな一戦となりました。また、高校までは遠方へ遠征に行くことがなかったことや、レセプション、相手校の選手との交流などを通じて、自分は大学のバスケットボール部に入ったのだということを改めて実感した三日間でもありました。

新人戦
1、2年生だけが出られる新人戦がある と聞いた時、大学のそのような大会の存在に驚いたと同時に、コートに立って様々なことを学べるチャンスだと思い、その日からずっと試合当日を心待ちにしていました。
しかし、新人戦だからといって決して甘いものではなく、第二回戦の立正大学との試合では、相手のスピードに全くついていけず、自分のマークマンに何度も簡単に抜かれてしまい、とても悔しく情けない思いでいっぱいでした。
また、最近行われた同じ3部の大学との練習試合を通じて、恥ずかしながら自分が3部の厳しさを全くわかっていなかったということに初めて気づくことが出来ました。どのチームも個々の能力、フィジカルの強さ、シュート率がとても高く、チームの目標である「3部で4勝する」ということがどれだけ大変なことなのか少しわかってきたような気がします。しかし、まだリーグ戦を経験したことがないため、実際は自分が思っているより何十倍も、何百倍も厳しいことなのだと思います。それでもその厳しさを乗り越えて目標を達成できるよう、夏の練習も精一杯頑張っていきたいです。
この部に入って
私が慶応義塾大学女子バスケットボール部に入部して最も強く感じているのは、毎日がとても充実しているということです。日々の授業や課題に加え、朝練や筋トレ、放課後練習等があり、正直忙しいです。しかし、その分その時間を共有できる仲間や先輩方に出会えたことや、勉学以外に目標を持って一生懸命取り組めるものができたことなど、他の人とは違った自分らしい大学生活が送れていると自信を持って言えますし、後悔は全くしていません。入学してからの4ヶ月が非常に濃いと感じられているのは、やはり女子バスケットボール部に入部したからこそだと思います。
入部した当初も今も”大学バスケ”という緊張感はありますが、優しい先輩方や頼りになる同期に囲まれて、高校とは違った環境でまたバスケットボールができることを嬉しく思っています。ですが、せっかく大学で4年間バスケットボールができる機会に恵まれたので、ただバスケットボールができることに満足するだけでなく、チームの目標である「3部で4勝する」ことに少しでも貢献できるよう、自分に厳しく日々の練習を頑張っていきたいです。
今後とも応援宜しくお願い致します!
春シーズンを通して - ビディンガー美亜
2019年7月21日 11:00
慶應義塾大学商学部2年ならびに女子バスケットボール部のビディンガー美亜と申します。 宜しくお願い致します。
今回、慶関戦、早慶戦を終えて感じたこと、また私が一つ上の学年になったことを通して感じたことを書かせていただこうと思います。個人的なことが多くなりますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
慶関戦、早慶戦私は昨年の7月までマネージャーであったため、プレイヤーとして慶関戦と早慶戦を経験するのは初めてでした。プレイヤーに転向した理由の一つに、この大きな舞台に私もプレイヤーとして立ちたい、という気持ちがありました。そのため、いざ試合を迎えるとなると、前回とは違う雰囲気を味わえるのではないかという楽しみと同時に、緊張と空気感に圧倒されてしまうのではという不安も抱いていました。実際、どちらの試合でも、アップのときの普段以上の興奮と体の震えがしたことを鮮明に覚えています。試合はあっという間に終わってしまったように感じました。格上の相手に対してどれだけ自分たちのプレーが通用するのか、相手のプレーに対して自分たちはどう反応してどう対応するか、目標をいかにして達成するかを考え集中していたから、ということもあります。しかし、きっと、目の前で繰り広げられる高度なプレーひとつひとつを必死に目で追っていたら試合が終わっていたのだと思います。相手チームのテクニカルなプレー、速さ、フィジカルの強さ、高いバスケットI.Q.全てに感動し、興奮し、思わず相手のプレーに拍手してしまうことが多々あるほどでした。
早慶戦ではコートに立たせていただいたのですが、やりたいことが何もできないもどかしさと、シンプルなプレーをシンプルにやりきることの難しさを痛感しました。また、チームに個人の力で戦えている人がいる中で、自分のレベルの低さと、格上の相手に勝ちにいくためのチーム力の底上げの必要性を強く感じました。

私たちは、日々の練習の中で、自分たちのなかで上手くいくことの質を高めたり意図的に違うことをしてみたりして、チーム力・個人の力の向上を目指しています。チームの目標である「3部で4勝する」ということについて、実際に実力差がある相手と試合をしたことで、 自分たちに何が足りていなくて何が必要なのか、課題が明確になったように思います。
-新人戦を終えて-
私はプレイヤーになってすぐ怪我をしてしまったため、実際にプレーした期間は短く、12月に新チームになってからもコートから離れていました。二年生になり出来ることも増え、ゲ ーム形式の練習に参加したのは一年生よりも遅かったのですが、慶関戦の頃には完全に練習に戻ることができました。
二年生という立場になり、一年生にいろんなことを教えなくてはいけない、自分のことでいっぱいになってはいけないとは思ってはいましたが、今までコートにいなかった分遠慮してしまい、自分はまずみんなに追いつかなければいけないと考えていたため、自分のことで精一杯になっていたことを正当化していました。しかし自分がどういう状況であれ、一年生から見ても先輩方から見ても私は二年生の一人であり一年生をサポートする立場にあって、やるべきことをきちんとやる責任があることに気がつきました。
それまでは自分を一年生と同じ立場のように考えており、恥ずかしながら周りの指示に従うだけで自分の判断で行動することは少なかったのですが、私は二年生としての自覚を持ち行動しなければならないと考えるようになりました。

それを具体的に身をもって感じたのが、新人戦であったと思います。先輩方がいない状況、つまり自分たちが最高学年であるそのなかでどう動くのか、何が必要とされているのかを常に考え、ひとつひとつの判断に自信と責任を持って行動する必要がありました。今までも常に考え行動してきたつもりではあったのですが、新人戦では改めてその重要性を感じ、また、普段どれだけ先輩方や同期に頼りきりであるかを実感しました。
春シーズンを通して、チーム力とは何かを考えることが多くありました。昨シーズンは、どのようにして自分がチームに貢献するかを直接問われる場面が多く、自分で言葉に表していたのですが他の人から言われることもありました。今シーズンは直接問われていない分、自分の役割は何か、チームから求められていることは何かを自分で見つめ直すようになりました。チームである以上、個人が責任を持ってそれぞれの役割を果たすことが求められており、その積み重ねによって信頼とは築き上げられていくものであると考えております。その役割は人によって違うと思うのですが、良くも悪くもひとりのチームに対する影響力は大きいことからも、役割をこなすのではなく果たすことに意味があることを学んだシーズンであったと個人的に感じました。
3部という舞台の厳しさを私はまだ知りませんが、「3部で4勝する」ということは、個人の力を伸ばすこと、そして何よりチーム力の向上無しには達成できない目標であると思います。チームでのコミュニケーションをとり続け、チームの一員であるという自覚と責任をもち、仲間同士刺激しあって日々精進してまいります。 今後とも応援よろしくお願いいたします。