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チームでの存在意義-眞尾瞳
2019年8月5日 11:00
こんにちは。慶應義塾大学商学部2年ならびに体育会大学女子バスケットボール部の眞尾瞳と申します。どうぞ宜しくお願い致します。
6/22に第77回バスケットボール早慶定期戦が行われました。たくさんの方に足をはこんでいただき、応援していただき、本当にうれしかったです。ありがとうございました。

早慶戦や慶関戦で実力的に格上の相手と対戦して、さらなる技術的な課題が見えましたが、それ以上にチーム力について課題が明確になったと感じております。
テーマは「慶関戦・新人戦・早慶戦を終えて、今想うこと」なので、私が近頃考えている「チームでの存在意義」について綴ろうと想います。
2019年のチームが始動し、これまで練習や試合を重ねてきた中で、昨年と比べて自分の考えることが変化しつつあると感じています。
昨年はとにかく自分が持つ力をプレーで体現することを考えていました。慶関戦や早慶戦も何も知らない状態で思い切りプレーしたという記憶が残っています。もちろんチームの目標である3部昇格のために自分が出来ることを考えて、対戦する相手の特徴を把握して対策を練ったり、プレーの向上のために努力したりはしていました。しかし、チーム自体の課題に目を向けたり、チームメイトの行動や考えに興味を持ったりすることが少なかったです。自分の存在意義を見つけるうえで「自分が直接的にチームの勝利に貢献するためにはどうすればいいか」のみを考えてしまっていたのかもしれません。
後輩もでき、試合に中心として出させていただくことで責任感がついたからでしょうか、最近はバスケットのことを考えたり、話をしたりするときにチームについて話すことが増えました。まずチームの現状や課題を見つめ、チームに必要なことを考える。そして課題解決のために自分ができることを考える。当たり前のこととして、自分が直接的にチームの勝利に貢献するためにできることは考え、行動し続けていきます。と同時にチームがもっと良くなって勝利に近づくため、チームの成長のためにできることを見つけて行動に移すことを意識しています。

具体的にはお互いに切磋琢磨できる練習の雰囲気をつくるために盛り上げる声を出したり、ハイタッチや笑顔を心がけるようにしたりしています。またチームメイトのプレーに対して、良いと思ったら良かったとしっかり伝えるようにしています。そして自分の今までの経験を生かして、他のプレー選択肢を提案することやアドバイスをすることも増やしています。さらにもっと知識をつけるために、本を読んだり、早慶戦や慶関戦の試合のビデオを早稲田や関西大学の目線で見返して上手なプレーを研究したりすることも始めています。
チームに必要なことを考え自分の存在意義を見いだすうちに、課題解決のために必要なことの中に自分にはできないことが存在することに気づきました。自分にはできないことや他の人と一緒にやった方がいいことが見つかったときに他のチームメイトを頼る、巻き込む。その力が今の私には足りないなと実感しています。先日、「チームとはアイデンティティと目的・目標が同じであり、相互依存している集団」という心理学者ザンダーの定義と、相互依存するためにはチームメイトのことをよく知り、適した役割や存在意義をチームメイトに与える必要があることを大学の授業で学びました。私はもっともっとチームメイトとコミュニケーションをとり、全員の良いところ・悪いところ・得意なこと・苦手なことを理解し、また自分のこともチームメイトにもっと理解してもらえるように努めます。無論、自分の存在意義を自ら深く考えることも重要です。それに加えてお互いがお互いに存在意義を与え、依存できるようにたくさんの場面で仲間を頼って、巻き込んでいきます。そして着実にチームとしてステップアップできるように、チームの1人として日々精進して参ります。

最後になりますが、3部リーグは厳しい舞台になるとことと思います。それでも、これからの練習や合宿を通じてチームを完成させていき、今年のチームで必ずグループリーグ4勝、3部3・4位リーグ出場を果たします。今後とも応援よろしくお願いいたします。
春シーズンを通して - ビディンガー美亜
2019年7月21日 11:00
慶應義塾大学商学部2年ならびに女子バスケットボール部のビディンガー美亜と申します。 宜しくお願い致します。
今回、慶関戦、早慶戦を終えて感じたこと、また私が一つ上の学年になったことを通して感じたことを書かせていただこうと思います。個人的なことが多くなりますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
慶関戦、早慶戦私は昨年の7月までマネージャーであったため、プレイヤーとして慶関戦と早慶戦を経験するのは初めてでした。プレイヤーに転向した理由の一つに、この大きな舞台に私もプレイヤーとして立ちたい、という気持ちがありました。そのため、いざ試合を迎えるとなると、前回とは違う雰囲気を味わえるのではないかという楽しみと同時に、緊張と空気感に圧倒されてしまうのではという不安も抱いていました。実際、どちらの試合でも、アップのときの普段以上の興奮と体の震えがしたことを鮮明に覚えています。試合はあっという間に終わってしまったように感じました。格上の相手に対してどれだけ自分たちのプレーが通用するのか、相手のプレーに対して自分たちはどう反応してどう対応するか、目標をいかにして達成するかを考え集中していたから、ということもあります。しかし、きっと、目の前で繰り広げられる高度なプレーひとつひとつを必死に目で追っていたら試合が終わっていたのだと思います。相手チームのテクニカルなプレー、速さ、フィジカルの強さ、高いバスケットI.Q.全てに感動し、興奮し、思わず相手のプレーに拍手してしまうことが多々あるほどでした。
早慶戦ではコートに立たせていただいたのですが、やりたいことが何もできないもどかしさと、シンプルなプレーをシンプルにやりきることの難しさを痛感しました。また、チームに個人の力で戦えている人がいる中で、自分のレベルの低さと、格上の相手に勝ちにいくためのチーム力の底上げの必要性を強く感じました。

私たちは、日々の練習の中で、自分たちのなかで上手くいくことの質を高めたり意図的に違うことをしてみたりして、チーム力・個人の力の向上を目指しています。チームの目標である「3部で4勝する」ということについて、実際に実力差がある相手と試合をしたことで、 自分たちに何が足りていなくて何が必要なのか、課題が明確になったように思います。
-新人戦を終えて-
私はプレイヤーになってすぐ怪我をしてしまったため、実際にプレーした期間は短く、12月に新チームになってからもコートから離れていました。二年生になり出来ることも増え、ゲ ーム形式の練習に参加したのは一年生よりも遅かったのですが、慶関戦の頃には完全に練習に戻ることができました。
二年生という立場になり、一年生にいろんなことを教えなくてはいけない、自分のことでいっぱいになってはいけないとは思ってはいましたが、今までコートにいなかった分遠慮してしまい、自分はまずみんなに追いつかなければいけないと考えていたため、自分のことで精一杯になっていたことを正当化していました。しかし自分がどういう状況であれ、一年生から見ても先輩方から見ても私は二年生の一人であり一年生をサポートする立場にあって、やるべきことをきちんとやる責任があることに気がつきました。
それまでは自分を一年生と同じ立場のように考えており、恥ずかしながら周りの指示に従うだけで自分の判断で行動することは少なかったのですが、私は二年生としての自覚を持ち行動しなければならないと考えるようになりました。

それを具体的に身をもって感じたのが、新人戦であったと思います。先輩方がいない状況、つまり自分たちが最高学年であるそのなかでどう動くのか、何が必要とされているのかを常に考え、ひとつひとつの判断に自信と責任を持って行動する必要がありました。今までも常に考え行動してきたつもりではあったのですが、新人戦では改めてその重要性を感じ、また、普段どれだけ先輩方や同期に頼りきりであるかを実感しました。
春シーズンを通して、チーム力とは何かを考えることが多くありました。昨シーズンは、どのようにして自分がチームに貢献するかを直接問われる場面が多く、自分で言葉に表していたのですが他の人から言われることもありました。今シーズンは直接問われていない分、自分の役割は何か、チームから求められていることは何かを自分で見つめ直すようになりました。チームである以上、個人が責任を持ってそれぞれの役割を果たすことが求められており、その積み重ねによって信頼とは築き上げられていくものであると考えております。その役割は人によって違うと思うのですが、良くも悪くもひとりのチームに対する影響力は大きいことからも、役割をこなすのではなく果たすことに意味があることを学んだシーズンであったと個人的に感じました。
3部という舞台の厳しさを私はまだ知りませんが、「3部で4勝する」ということは、個人の力を伸ばすこと、そして何よりチーム力の向上無しには達成できない目標であると思います。チームでのコミュニケーションをとり続け、チームの一員であるという自覚と責任をもち、仲間同士刺激しあって日々精進してまいります。 今後とも応援よろしくお願いいたします。