オフの過ごし方:中嶋琉聖

 初めまして。相手の守備を翻弄する慶應のオフェンスマシーン、海斗さんからバトンを受け取りました。慶應義塾大学商学部商学科1年の中嶋琉聖と申します。今回は私のオフの過ごし方を紹介します。拙い文章ではございますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

 私は群馬県出身で、現在は日吉で一人暮らしをしています。地方から慶應を目指している方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

 9:00~ 朝は黒電話のアラームで目覚めます。練習が夜21時まで続くこともあるため、疲れを残さないよう睡眠を大切にしています。前シーズンに体調を崩した経験から、休養の重要性を実感しました。この日は授業が2限からだったので、しっかり休める貴重なオフでした。朝食はトースト、バナナ、ヨーグルト、プロテイン。体重増量が課題のため、栄養バランスと食事量を意識し、間食も欠かしません。

 10:30~12:15 この日唯一の授業「経済学基礎Ⅱ」に出席。商学部なのに経済?と思う方もいるかもしれませんが、商学部では経済や経営など幅広い分野を学ぶことができます。自分に合った専門分野を探せるのが魅力です。授業後は学食へ。おすすめは「金ちゃん焼肉定食」。安くてボリューム満点の慶應の学食は、一人暮らしの学生にとって心強い味方です。

 16:00~18:00 同期の新垣天啓選手と一緒にジムでウェイトトレーニングをします。私は身長が低く小柄なため、大学バスケでは他選手とのフィジカルの差を日々感じています。友人と取り組むことで、お互いを高め合えるのが魅力です。新垣は、折れそうになる自分をいつも熱いパッションで鼓舞してくれます。

 19:00~ 帰宅後は近くのスーパーで食材を購入し、野菜炒めと焼肉を作りました。オフの日は簡単な料理で自炊をしていますが、それ以外は日吉駅周辺で外食をすることも多いです。料理上手なクラスメイトの家にお邪魔して、一緒に料理をしながら勉強させてもらうこともあります。

 21:00~ 洗濯や食器洗い、入浴を済ませた後は、前日の練習動画を振り返ります。うまくいったプレーよりも、ミスや課題のあった場面を中心に見直し、翌日の練習に生かします。この日はストレッチをして翌日の準備を整え、0:30に就寝しました。

 前シーズンは強化チームに所属し、多くの出場機会をいただきました。Dリーグでは1・2部のBチームと対戦し、フィジカルの差や基礎技術の不足を痛感しましたが、格上の相手に対しても、自分の役割である「ハードなディフェンス」と「丁寧なボール運び」を貫けたことは、大きな自信につながりました。

 日々の練習は忙しく厳しいものですが、その分、得られる喜びや達成感も大きいです。春・秋それぞれのシーズン目標に向けて、選手・学生スタッフ・社会人スタッフ、約50名が一体となって取り組んでいます。役職に関係なく、互いを高め合うライバルとして、限界に挑戦できる素晴らしい環境が整っています。

 入部を検討している方は、ぜひ一度体験にいらしてください。この環境の魅力を、きっと実感していただけるはずです。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 バトンは、瞬き厳禁!!慶應のスピードスター、坂本惺野選手に渡したいと思います。ご精読いただきありがとうございました。

← 戻る