最近あった嬉しかったこと:濱島省太

 落ち着いた雰囲気でチームを包み込み、時折見せる鋭い一言で場を和ませてくれる同期の松原からバトンを受け取りました。慶應義塾大学経済学部2年の濱島省太と申します。今回は、最近あった嬉しい出来事についてご紹介いたします。拙い文章ではございますが、最後までお読みいただけますと幸いです。

 最近私が最も嬉しかったことは、教習期限のわずか一週間前に教習所を卒業し、無事に運転免許を取得できたことです。免許を取得したことで、同期や高校時代の友人と自由に出かけられるようになったことも大きな喜びでした。免許を取り立ての頃は運転が正直怖く、ハンドルを握る手はいつも汗ばんでいました。駐車もうまくいかず、友人に横で見てもらいながら何度も練習を重ねました。緊張や焦りで心が折れそうになることもありましたが、少しずつ操作に慣れ、苦手だった駐車もできるようになっていくと、運転そのものの楽しさや達成感を味わえるようになりました。今では同期や友人を乗せてドライブに出かけられるまでになり、自分の成長を実感しています。

 運転を通して改めて感じたのは、「上達には時間がかかるが、続けることが何より大切」ということです。この考えは、私が長く取り組んでいるバスケットボールにも通じます。最初は思うようにプレーできず、練習についていくのも必死でしたが、反復を重ね感覚をつかむことで、少しずつできることが増えていきました。運転もバスケットボールも、継続によって体に自然と動きが染み込み、上達していく点で共通していると感じています。

 高校2年生からバスケットボールを始めた私は、ミニバスや中学から続けている仲間たちと比べると、どうしても経験の面で遅れを取っています。それでも、運転を通して学んだ「上達には時間がかかるが、絶えず続けることが大切だ」という思いを胸に、コートの上でも日々成長していきたいと思います。運転免許の取得という一見ささやかな出来事ではありましたが、自分の成長を確かに感じられた嬉しい経験となりました。

 今年一年、自分の限界に何度も向き合う中で、多くの先輩方に支えられてきました。来年からは上級生として、その支えに応えるように、そして次の代へ繋いでいけるように、より一層チームに貢献していきたいと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 次は、デッドリフトで片足120kgを軽々と持ち上げる柳澤にバトンを渡します。

 今後とも、慶應義塾体育会バスケットボール部に変わらぬご支援・ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

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