○始めに
こんにちは!
慶應義塾大学総合政策学部2年、ならびに体育会バスケットボール部スタッフの和田昂大と申します。
今回は新企画、【わたしのむかし】企画として、自分の過去の経験で、現在のバスケットボール部生活に活かされているものを語っていこうと思います。
○體育會バスケットボール部のスタッフ
私は體育會バスケットボール部でスタッフとして活動しており、重要だと感じる能力が2つあります。
それは「考える力」と、「マルチタスクの能力」です。
スタッフは選手とは違い、直接的にプレーでチームの勝利に貢献することはできません。
そのため常に自分がどこでチームに貢献することができるか考え続ける必要があります。
そしてスタッフの仕事は多岐に渡ります。
事務仕事から練習のサポート、対戦相手のスカウティングや広報活動など、あげればキリがありません。
多くのスタッフはその役職のエキスパートとして活躍しています。
しかし私は広報を中心に、幅広い仕事に携わらせてもらっています。
今回はそんな私が「考える力」と「マルチタスクの能力」について少し語らせていただきます。
○マルチタスクの能力
このマルチタスクの能力を培った経緯を話すには、幼稚園時代までさかのぼります。
私が通っていた幼稚園はとてもスパルタで、勉学にも力を入れている幼稚園でした。
幼稚園の頃から漢字の書取りや、掛け算割り算を勉強していました。
そのため小学校に進学した時点で学習面には余裕がありました。
勉強面で余裕があった私は時間を持て余し、習い事を始めました。
小学校3年生ごろから、水泳、そろばん、陸上、サッカー、ピアノと習い事は学年を重ねていくごとに増えていきました。
週6日みっちり習いごとをしている忙しい小学生は我ながら数少ない存在であったと思います笑
また私は小学5年生の頃に中学受験を考え始めたため、そのタイミングで学習塾にも通い始めました。
この頃のスケジュールは
月曜 水泳→塾
火曜 off
水曜 ピアノ→塾
木曜 陸上→そろばんor塾
金曜 サッカー
土曜 朝,陸上→塾
日曜 塾
という大人顔負けの過密スケジュールでした。我ながらよくやっていたと思います笑
6年生になり、受験勉強も本格化してきた私は習い事を減らしたいと親に伝えました。
しかし我が家には「結果を出さなければやめられない」というルールがありました。
このルールにのっとり、どうにか陸上では駅伝大会で入賞、水泳でも大会入賞、そろばんでも級位取得など全ての習い事で結果を出すことが出来、無事習い事を辞め受験勉強に専念することができました。
小さいうちにこのスケジュールをこなし、なおかつ結果を出さなくてはいけない環境下であったからこそ、現在バスケ部のスタッフとして幅広い仕事に携わらせてもらえるようなマルチタスクの能力が身につけられたのだと思います!
○考える力
そして中学校に入学した私は、それまでとは一変してバスケ一筋の生活を送っていくことになりました。
私の中高のバスケット生活は問題だらけでしたが、それが今の考える力につながっていると感じます。
私は中高ともに決して高いレベルとは言えない環境でバスケットボールをやっていましたが、それでも部員全員で目標達成に向かって切磋琢磨していました。その中で多くの問題が起きました。
中学生の頃には、それまでずっと指導してくださっていた先生が突然部を離れることになってしまいました。
私たちのチームではミニバス経験者もほとんどいない中、顧問の先生がいなくなってしまい、どのように練習をすればいいのかわからない時期が続きました。
そんな時でも諦めずに、全員で結束して練習メニューやトレーニングを考え、練習に励むことができました。
その時は手探りの状態が続き、不安も多かったですが、今思うと良い経験だったと思います。
また高校に入ると問題はさらに増えました。
1年生の時には先輩が何人も突然辞めてしまったり、2年生ではコーチが突然変わってしまったりしました。
しかし、そんな状況下でも同期に支えられ、問題を1つ1つ解決していくことができました。
そして最終的にはまた試合に出場できるようになり、チームとしても格上の相手に勝利してから引退を迎えることができました。
この経験は今の私にとって、とても大きな力になっています。
○最後に
私は今現在、體育會のバスケットボール部のスタッフとして活動しています。
しかしそれはあくまで今現在の役割であり、この先社会人になり、さらにそのさきに進んでいく上で私が担うべき役割はどんどん変わっていきます。
過去を振り返ってみると、自分の強み、弱みが自分自身で理解できるようになります。
もし不意に問題にぶつかり、立ち止まってしまった時には自分を見つめ直して自分の強さを再確認すると進む方向が見えてくると思います。
もし今の自分に悩んでいたら、自分の過去を振り返って自分の長所・短所を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
長く稚拙な文章になってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。