昨シーズンを振り返って:三枝広人

 ファイトの掛け声のイントネーションが独自進化している山田真矢さんからバトンを受け取りました。慶應義塾大学文学部2年三枝広人です。チームブログの連載企画として、今回は昨シーズンの振り返り、文を綴らせていただきます。拙い文章ですが最後まで読んでいただけると幸いです。 

 今回は、一人暮らしの三つの習慣から昨シーズンを振り返りたいと思います。洗濯、食事、そして早起き。どれも静かな生活の中にあるはずなのに、気づけば私の一年を大きく動かした存在でした。

 まず洗濯です。干し方を知らなかった頃の私は、湿気という名の敵に毎回ピック&ロールで崩されているような感覚でした。Tシャツの袖だけが湿ったままになっていたり、タオルが全く乾いていなかったり、部屋干しはまるで小さな気象戦でした。私はどうにか洗濯を成功させるべく、遠く離れて暮らす母に相談し、さらには早慶戦後の懇親会でいい香りのする部員のお母様にも教えを乞いました。多くの助言のおかげで私は洗濯との戦いに終止符を打つことができました。

 次に食事です。外食の誘惑に負け続けていた頃は、食費が走り出した馬のようにどこまでも伸びていき、家計がターンオーバーをたくさん起こしていました。つまり、家計の管理が難しい状態になってしまったのです。外食は便利ですが、体調にも財布にも静かに影響してきます。そこで外食を控えめにし、自炊中心に切り替えていくと、体の好不調や気分の波が驚くほど落ち着きました。特別な料理ではなくても、自分で食事を整えることが日々のリズムにつながるのだと実感した瞬間でした。

 最後に早起きです。私はもともと朝が得意ではなく、一日の始まりを慌ただしく迎えることが多くありました。そんな私の状況を知った祖母が、ある目覚まし時計を買ってくれました。その時計は想像以上に強烈な音が鳴るため、初日は反射的に飛び起きてしまいました。それ以来、朝に少し余裕が生まれ、その静かな時間が一日の調子を整えてくれるようになりました。早起きは地味ですが、続けるほど効果を実感できる習慣だと感じています。

 振り返ると、これら三つの習慣はどれも小さなことですが、積み重ねることで生活に安定が生まれ、その安定がバスケットボールへの向き合い方にも良い影響を与えてくれました。一人暮らしの部屋は小さくても、その中で学んだことは思った以上に大きかった一年でした。

 来シーズンは、生活の中で整えてきたリズムを、そのままコートに反映していきたいと思います。小さな積み重ねを大切にしながら、自分と向き合い、チームに良い影響を与えられる存在を目指していきます。

 次はどことなくシルエットが坂本くんに似てる池田晟くんにバトンを渡します。

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