
本塾の勤勉スリーポイントシューター、村田さんからバトンを受け取りました。慶應義塾大学経済学部1年の立岩丈と申します。今回は、私の前シーズンの振り返りをここに綴らせていただきます。拙い文章ではございますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
前シーズンを振り返ると、私は5月入部という周囲より少し遅れたスタートでした。だからこそ、日々の積み重ねの大切さを強く実感した半年でした。練習に参加し始めた当初は、すでにチームの一員として動きや役割を理解している同期との差を痛感し、自分だけが遅れているような焦りが常につきまとっていました。しかし、その状況を言い訳にするのではなく、「今の自分にできることを一つずつ積み上げていくしかない」と気持ちを切り替え、毎日の練習に向き合いました。
練習では、基礎の徹底とフィジカル面の強化に重点を置き、できなかったことを翌日には少しでもできるようにすることを目標にしていました。そうした積み重ねの中で、ボールコントロールや判断のスピード、ディフェンスでの位置取りといった細かい部分で、自分の成長を確かに感じられる瞬間が増えていったと思います。上達を実感できることは私にとって大きな励みとなり、練習に向かう姿勢も次第により前向きなものになっていきました。
また、プレイ面で最も大きく変わったのは「積極性」であったと感じています。入部当初はミスを恐れてしまい、勝負を避ける判断をしてしまうことも多かったのですが、先輩方や同期の姿を間近で見て、チームのために思い切りプレイすることにこそ価値があるということに気づくことができました。そこからは、自分がどう見られるかよりも、コート上で何を成し遂げられるかを意識するようになり、自然とプレイに勢いと判断の速さが生まれたのではないかと思います。
今シーズンは決して順風満帆とは言えないシーズンでしたが、自分がここまで前向きに変わることができたのは、支えてくれた先輩方や同期の皆と、挑戦し続けた自分自身の積み重ねがあったからだと認識しています。来シーズンは、この成長を結果として示せるよう、より一層努力を重ねていきたいと思います。
次は、バスケ部1の癒し役、韓国からの留学生の金くんにバトンを渡します。最後までお読みいただき、ありがとうございました。




