最近あった嬉しかったこと:中島理貴

 平素よりお世話になっております。名前からも爽やかさが滲み出る慶應ボーイ・青木慶太よりバトンを受け取りました。慶應義塾大学理工学部管理工学科2年の中島理貴と申します。拙い文章ではございますが、最近あった嬉しかった出来事について綴らせていただきます。最後までお付き合いいただけますと幸いです。

 私が最近嬉しかったことは、高校時代を共に過ごしたSFC高バスケットボール部の先輩や同期と、久しぶりに食事に行く機会があったことです。全員で予定を合わせて集まるのは、高校卒業以来のことでした。彼らの多くはSFC中等部時代から共にバスケをやってきた仲間ですが、私は中等部の2年時に途中入部しました。当時、すでに出来上がっていた輪の中に飛び込んだ私を、皆が分け隔てなく温かく迎え入れてくれたこと。その時の感謝は今も忘れていません。当時の仲間は、私にとってかけがえのない存在です。

 久しぶりに顔を合わせた仲間たちは、皆それぞれの道で頑張っていました。バスケを離れた先輩も、就職活動に励んでいたり、海外留学に挑戦していたり。同期も、別の体育会で戦っていたり、長期休暇ごとに海外へ渡航して経験を積んでいたりと、その近況はどれも刺激に満ちていました。仲間の充実した話を聞き、自分もより一層頑張らなければならないと強く奮い立たされました。

 この「温かく迎え入れられた」経験は、今の大学生活とも重なります。 私は大学1年の9月末という時期に体育会バスケットボール部へ入部しました。ここでもSFCの仲間たちと同じように、チームの皆が私を受け入れてくれました。今ではここが私のホームだと感じていますし、最高の仲間と共にバスケができる環境に心から感謝しています。

 来シーズンからは3年生となり、上級生という立場になります。SFC時代の仲間や現在のチームが私にしてくれたように、後輩が不安なく自分らしくプレーできる居心地の良い環境を、今度は私が主体的に作っていきたいと考えています。

 高校時代の仲間との再会は大きな刺激となり、自分の立つ場所とやるべきことを改めて見つめ直すきっかけとなりました。そして何より、私が体育会で活躍し、努力し続ける姿を通して、SFCでバスケを頑張る後輩たちが一人でも多く「慶應の体育会でバスケをしてみたい」と思ってくれるように、これからも全力で取り組んでまいります。

 最後までお読みいただきありがとうございました。次は、仕事の丁寧さと筋肉から「未来のジョン・ジョイス」と名高い中山さんにバトンを渡します。引き続き、慶應義塾体育会バスケットボール部へのご声援のほど、よろしくお願いいたします。

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