
誠に僭越ながら、自己紹介させていただきます。慶應義塾大学商学部3年並びに体育会バスケットボール部の髙野晃輔と申します。弊部の盛り上げ隊長、城戸からバトンを受け取りました。
今回は、最近私が夢中になっている、ゼミ活動についてご紹介できればと思います。仕事や勉強の息抜きがてら、移動中にでもお読みいただけますと幸いです。
そもそもゼミという言葉自体、馴染みのない方もいらっしゃると思うので、まずゼミの説明をさせていただきます。ゼミとは、学生と教授(または指導教員)が一緒に特定の専門分野を深く研究・学習するための少人数制の授業のことです。イメージとしては、中高の総合的な学習、探求の時間の大学生版だと思ってください。
私は、人的資源管理論と社会学を専門とする教授のゼミに所属しておりまして、企業の人材管理と社会の様々な事柄を融合して、「働くこと」について探求しています。
実際に以下の本を読んで、社会学の基礎的な知識について学んだので、ご興味ある方は読んでみてください。
角川文庫 『大学4年間の社会学が10時間でざっと学べる』 出口 剛司著
https://www.kadokawa.co.jp/product/322206000153
このブログを書いている現在、インゼミと呼ばれる、異なるゼミ同士が合同で行う研究発表会が迫っていて、2万字の論文を5人で執筆しています。
論文の内容としては、新卒一括採用と大学教育の関係について、経済、政治、企業、教育、文化といった観点から従来とは異なる捉え方を提示しようと頑張っています。
この論文を書くにあたって、グループ内で以下の書籍を読んだので、ご興味ある方は購読してみてください。
集英社新書 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 三宅香帆著
光文社 『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』 阿部 幸大 著
個人的には、組織のルールや慣習(人事制度や新卒一括採用)について、世の中の出来事や社会の変化から読み解いていくのが、とても面白いです。現実の世界と学問がつながる感覚があり、それが今までにない新しい気づきや学びになっていて、世の中の見方が大きく変わったと思います。
教授曰く、社会学は「意識していないことに気づくための学問」であり、ゼミのモットーは「知識とそれを使う論理を身に着ける」ということで、まだゼミ活動を始めて半年ちょっとですが、このゼミを選んだ過去の自分をほめたいぐらいには楽しく活動できています。
今回は、私が最近夢中になっているゼミ活動について書かせていただきました。
弊部には、私のようにゼミ活動を行っている人もいれば、留学や国家試験といった勉強を頑張る人がいたり、バイトやインターンを頑張る人もいたり、最近は小中学生にバスケを教える人もいたりします。部活動だけでなく、様々な活動も並行して全力で頑張っていて、かつそれらを高いレベルで行おうとしている。そんな高い意識の仲間がいる環境は、あまり多くないと感じています。
文武両道ではなく、文武両極を、同志と共に、目指すことができるこの環境を存分に活かして、社会の先導者になれるように日々を積み重ねていきたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。次は、慶應バスケ部一のナイスボイス、佐藤諒太郎です。




