次シーズンに向けて:田村和弥

 コートに入ると誰も止められない、本塾のKevin Durantこと桑原佑尚からバトンを受け取りました、慶應義塾大学経済学部1年の田村和弥と申します。平素より、体育会バスケットボール部をご支援いただき、誠にありがとうございます。拙い文章ではありますが、最後までお読みいただけますと幸いです。

 新シーズンが始まるこのタイミングで、改めて自分自身と向き合う時間が増えています。まだAチームの選手ではない立場だからこそ、今どれだけ成長できるかで、今後の自分の可能性は大きく変わると感じています。今年は「変わる一年」にしたい。その思いから、明確なテーマと習慣を定め、準備を進めています。

 中でも体づくりは最優先事項です。目標体重は80kg。筋力の向上はもちろん、接触に負けない体幹や、試合終盤でも走り負けない持久力を身につけるため、朝のトレーニングを習慣化しました。毎朝6時に起床し、近所のジムに向かうことをルーティンとしています。眠い日や疲れが残っている日もありますが、「とりあえずジムに行く」という選択だけは曲げないようにしています。トレーニングを終えて帰宅する頃には、体以上に心が整っているのを感じます。小さな勝利の積み重ねが、確実に自分を前へ進めてくれていると実感しています。

 最近はNBAを観戦する時間も増え、単に試合を楽しむだけでなく、学びの機会として向き合うようになりました。「なぜこの場面でこのパスが選択されたのか」「この位置取りによって何が生まれているのか」といった意図を考えながら観ることで、これまで気づかなかった判断の速さや空間の使い方に目を向けられるようになりました。すぐに同じプレーを再現できるわけではありませんが、一流選手がどのような視点でコートを見て、どのように判断しているのかを理解することは、自分のバスケットボールを見直す上で大きな道標になります。こうした学びを日々の練習に少しずつ落とし込みながら、プレーの質を高めていきたいと考えています。

 自分には、まだ多くの伸びしろがあると感じています。朝のトレーニングや食事管理といったフィジカル面に加え、ハンドリングやディフェンスなどの基礎技術、状況に応じた判断力など、改善すべき点は数多くあります。だからこそ、結果を急ぐのではなく、日々の練習や準備を一つひとつ丁寧に積み重ねていくことを大切にしていきたいです。また、コート外での生活習慣や時間の使い方も含め、すべてが自分の成長につながっていると感じています。今年は「昨シーズンよりも確実に強くなること」を目標に、自分自身と真摯に向き合いながら、努力を重ねていきたいと思います。

 次は、我らのピュアシューター、新海幸汰朗にバトンを渡します。

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