最近あった嬉しかったこと:中田大智

 誠に僭越ながら自己紹介をさせていただきます。慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科2年の中田大智と申します。落ち着きがあり芯が強く、ユーモア溢れる頼れる同期、秋根ゆうさんからバトンを受け取りました。

 大学に入学してから2回目のリーグ戦も終わり、「最近あった嬉しかったこと」について、このブログを書き始めました。拙い文章ですが、最後まで読んでくださると嬉しいです。

 私が最近あった出来事の中で、最も嬉しかったことは、リーグ戦最終試合にて、4年生の先輩方と一緒にコートに立たせていただいたことです。

 リーグ戦が始まる前、4年生の先輩方のために2部に行けるように頑張りたいと私はミーティングで話しました。しかし今シーズンはなかなか思いどおりにはいかず、試合での役割に悩み、それがプレーにも現れ、チームに心配をかけてしまったと思います。監督、コーチをはじめ、たくさんの仲間に支えられてきましたが、その中でも、4年生の先輩方は、私が自分らしくプレーできるように前向きな声をかけ続けてくださったり、練習前のシューティング練習を一緒にやってくださったりしました。また試合中、私が考えすぎずプレーできるようにと、オフェンスとディフェンスの目標を一つずつ決めて、それに集中しようと伝えてくださいました。

 入れ替え戦に進めるかが決まる國學院戦。この試合に敗れて、4年生と一緒にバスケができるのは残り1試合になりました。

 4年生にとって集大成となる最後の試合。私はある思いで、この試合に臨んでいました。それは先輩方と一緒にバスケができる最後の機会を全力で楽しむこと。そして、迷いや葛藤の中で過ごしたこのリーグ戦期間でしたが、成長した姿でプレーすることで、もう心配はいらないということをお見せすることでした。

 3ピリ残り3分でコートに立ちました。覚悟を決めてこの試合に臨んでいたので、コートに入った後も自分のやるべきことに集中しました。果たして私は先輩方にその姿を見せることができたのかは分かりませんが、先輩との2メンが決まったり、自分がディフェンスを抑えたことでチームの得点につながったりするなど、自分が納得するプレーが出来たと感じることができました。最後の試合で、先輩方と一緒にプレーできたことが、私にとっては何よりも嬉しく、幸せな時間でした。

 バスケ部で過ごす時間は、楽しいこと、苦しいこと、辛いこと、嬉しいこと、色々な感情に溢れています。しかし心が熱くなったり、悔し涙を流したりするのは、本気でやっているからこそできる経験であり、慶應バスケ部は私にとってそのような貴重な経験ができる場所です。素晴らしい仲間とバスケができる環境に感謝して、これからも努力を重ねてまいります。

 日頃より支援してくださっている、バスケットボール三田会の皆様、慶應義塾体育会バスケットボール部を応援してくださっている方々、誠にありがとうございます。これからも慶應義塾体育会バスケットボール部の応援をよろしくお願いいたします。拙い文章ではございましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 次は、仕事も気配りも行き届いた、いつも私たち選手を支えてくれる頼れる同期、松原啓大くんにバトンを渡します。

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