兄の存在(活動日誌) -森谷日向子
2021年8月18日 18:00
僭越ながら自己紹介をさせていただきます。私、慶應義塾大学法学部政治学科3年ならびに体育会女子バスケットボール部の森谷日向子(CN:ダイ)と申します。蒸し暑い日々が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は今回、活動日誌の第3弾を務めさせていただきます。4年生の先輩方の日誌が続いたため、非常にプレッシャーを感じております。拙い文章ではございますが最後までお付き合いいただければ幸いです。

突然ですが、私には3歳年上の兄がいます。
私が言うのもなんですが、私と兄は非常に仲が良いです(同期にはブラコンだと言われます)。兄は私の一番の理解者であり、私が最も尊敬する人物です。ブログのテーマは自由ということで、今回はそんな兄の話をしようと思います。
兄は一昨年、慶應義塾大学を卒業しました。私が慶應を目指すようになったのも、完全に兄を追いかけてのことです。小さい頃から、兄の真似をして眼鏡をかけたり、中学受験をすることを決めたり、勉強方法を真似たりと、追いかけてばかりの人生でした。私の人生を定めるあらゆる選択を、兄がそうしていたからという理由で決断することの馬鹿馬鹿しさといったらありませんが、私は彼に影響された選択を正解だと信じてきました。
ところが、兄が大学に進学してからは、完全に異なる道を歩むことになりました。私が毎日バスケの練習に明け暮れるなか、兄は「法曹三者になりたい」と言って、勉強をするために毎日自室に籠るようになりました。兄は大学在学中に司法試験に合格しましたが、目標達成のためにここまで努力できる人間を、私は今まで見たことがありません。
そんな兄が今年、関西の方で一人暮らしを始めました。二人とも忙しく、もともと一緒にいる時間が少なかったので、一人暮らしを始めたところで生活はそこまで変わらないだろうと思っていましたが、そんなことはありませんでした。深夜寝る前にその時はまっていた漫画の話をしたり、かと思えば法律や政治に関する小難しい話をしたり、互いの悩みを相談し合ったり、当時は何とも思っていなかったコミュニケーションの時間が、つまりは兄の存在が私の心の支えであったことに、最近気付くようになりました。
兄と似たような道を歩んできた私も、今は体育会バスケ部という彼の知らない道を歩んでいます。チームや自分の目標に向かって最大の努力をしていくことで、兄の存在に一歩でも近づき、私の存在が兄の支えになれるような人間になりたいです。また、兄の一人暮らしをきっかけに、コミュニケーションの重要性について改めて痛感することとなりました。チームメイトとの時間を大切にしながら、残りの1年半のバスケ人生を全力で歩んでいきたいです。
最後になりましたが、この日誌を読んでくれているであろう兄に向けて、この場をお借りしまして、ありがとうと伝えたいです。
拙い文章となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、経済学部2年の河内英慧(CN:ヒマ)です!お楽しみに!
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