チームの伴奏者(活動日誌) -塚本萌花

こんにちは。慶應義塾大学法学部法律学科3年並びに体育会女子バスケットボール部の塚本萌花 (CN:チャコ)と申します。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

8月中旬から始まったこの企画もついに終盤を迎え、残り2回になりました。これまでの活動日誌はもう読んでいただけましたでしょうか。オリンピックにて歴史的偉業を成し遂げた女子バス ケットボール日本代表の話題から始まり、各々がバスケットボールと自分自身を重ねることで見えてくる彼女たち自身の強みや、本塾女子バスケ部について知っていただけたかと思います。

さて、1・2ヶ月ほど前の話題になりますが、東京オリ・パラリンピックをご覧になりましたでしょうか。私は今大会を見ていて、とある存在に目が行きました。

それは「ガイドランナー(伴奏者)」です。

ガイドランナーとは、視覚障害のある選手をゴールまで誘導するランナーのことで、選手にとっては欠かせない存在です。ガイドランナーとして携わるきっかけは人それぞれですが、全員「選手のために」全力で取り組んでいます。選手の強さを最大限引き出し、目となり頭となり支えていきます。 また、ガイドランナーとして務める上で欠かせないのが選手との「信頼関係」です。どんなに自分が勉強して頑張ったとしても、相手に伝わらなければ、相手からの信頼がなければ結果には結びついてきません。ましてや、選手にとってはどんな顔で、どんな性格なのかわからない人に自分 の選手人生を捧げるのです。

ガイドランナーの役割や、取り組むにあたり必要なものは書き切れないほどたくさんあるとは思いますが、特に「選手のために」と「信頼関係」については、マネージャーとして活動している私自身と重なる部分が大きいと感じたため挙げさせていただきました。日々コートの外から客観的な視点で練習を見ていますが、いくら一方的にアドバイスや意見を発信しても選手からの信頼がなければ受け取ってもらえません。アドバイスもただ伝えるのではなく、チームが一つでも多く の勝利を得るために、選手が少しでも成長できるために、何が優先で、何が必要なのか考えて発言する様にしています。 

最後になりますが、2021年チームも残り2ヶ月を切り、目標である2部昇格という結果をご報告できるよう選手、スタッフ一同励んで参りますので、今後ともご指導、ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

次回は、文学部1年の伊熊そら(CN:イト)です。お楽しみに!