「小さなこだわり」
こんにちは。慶應義塾大学理工学部4年ならびに体育会女子バスケットボール部の井手友美(CN:リョク)と申します。拙い文章ではございますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
「こだわり」と聞いて、頑固、面倒くさいという印象を持つ人は多いのではないでしょうか。私は日常生活において、いわゆる「こだわり」とは少し趣が異なる、誰にも迷惑をかけない、小さな小さなこだわりをもっています。
1つ目は温かい料理は温かいうちに食べることです。当たり前だと思ったかもしれませんが、温かい料理への執着は人よりやや強いと感じます。特に温かい汁物はすぐに飲み干さなければ、気が済みません。このこだわりの困る点は主食、副食など複数が温かいものであるとき、タイムレースをしているかのように食事を終えてしまうことです。しかし、少し冷めた料理より温かいものの方が、一段と美味しいという信念があるため、このこだわりを捨てることができません。
2つ目は散歩をするとき、携帯アプリの地図を使わないことです。目的地を決め、その方向だけを把握し、歩きたいと思った道をひたすら歩きます。多くの場合は道に迷い、結局途中で地図を見てしまうような、頑固とはかけ離れたこだわりではありますが、きれいな街並みや特徴的な建築物など新たな発見があるため、特定の経路に縛られない散歩にこだわります。
私のこだわりはこだわりきれないこだわりであり、こだわりと言ってよいのか定かではありませんが、これらからささやかな幸せや楽しみを見出すことができ、ほんの少し充実した日々を過ごしています。
部活動においては、強い意志を持ち、「勝利」と「2部昇格」にこだわり続けて参ります。これらは部員全員がもつ、唯一共通するこだわりだと考えます。このこだわりをお魅せすべく、突き進んで参りますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。